無料版も優秀なデータ復元ソフト | EaseUS Data Recovery Wizard for Mac レビュー

「締め切りが近いのにデータが消えた。今日は徹夜だ………。」
なんて経験がある方も少なくないでしょう。
もしあなたに大事なデータが消えた経験がなくても、”どうしても消せないデータ”はありますよね。
消えたデータは戻らない
ゴミ箱に残っているデータは復元できますが、ゴミ箱を空にした後でのデータ復元は基本的に不可能。
「ゴミ箱を空にしない」という選択肢もありますが、ゴミ箱のデータがMacの容量を圧迫していると考えると気持ちが悪い。
なので僕がMacのゴミ箱を空にするのは、日常生活でゴミ出しをするのと同じような感覚。
ゴミ箱にさえ残っていないデータを復元したい場合、以下のふたつの方法で復元ができます。
データの復元方法は2つ
- Time Machineでバックアップから復元
- データ復元ソフトを使う
前者はMacに組み込まれている純正のバックアップ機能を使う方法。
システム環境設定から「Time Machine」を選びます。

Time Machine
「ディスクを選択」からバックアップを作成するための外部ストレージを選択します。

バックアップディスクを選択
さらに「バックアップを自動作成」にチェックを入れておけば、過去24時間の1時間ごとのバックアップ、過去1ヶ月の1日ごとのバックアップ、過去のすべての月の1週間ごとのバックアップが自動的に保存してくれます。

バックアップを自動作成
Time Machineを使うメリット vs デメリットは以下を参照してください。
- Macの中身を全てバックアップ
- 本体買い替え時の移行が簡単
- 大容量外部ストレージが必要
- 外部ストレージの接続が面倒
ぶっちゃけTime Machineは微妙
作業環境をそのまま移行できるのは魅力ですが、Macを買い換えたときこそ「アプリや設定を見直すチャンス」なんですよね。
15年前に初めてMacユーザーとなった筆者ですが、新しいMacを手にしたタイミングで中身や作業環境をリフレッシュしてるので、そもそもTime MachineでMacを移行したことが1度もありません。
それに大容量外部ストレージは高額で、バックアップ専用にするのももったいないですし….。
データ復元ソフト
EaseUS Data Recovery Wizard for Mac
そこで今回の記事では、大手データ復元ソフトの「EaseUS Data Recovery Wizard for Mac」をレビューしていきます。
※公式ホームページより引用
「EaseUS Data Recovery Wizard for Mac」は、データ管理に特化したソフトウェアメーカー”EaseUS(イーザス)“が開発したデータ復元ソフト。
Google検索で「Mac 復元」、「Mac ゴミ箱 復元」といったキーワードで上位表示されるので、僕自身も前々から認知していたソフトウェアです。
今回、メーカーからレビュー用の期間限定ライセンスを提供いただきましたので、実際の使用感を踏まえてレビューしていきます。
EaseUS Data Recovery Wizard for Mac
今回レビューするデータ復元ソフト”EaseUS Data Recovery Wizard for Mac"は、「様々な状況から手軽に復元」をコンセプトに謳っています。
※公式ホームページより引用
なんとMac内蔵のストレージにとどまらず、USBなどの外部ストレージのデータまで復元可能!
3種類のライセンス
「EaseUS Data Recovery Wizard for Mac」には、3種類の有料ライセンス(1ヶ月/1年/永久)がラインナップしています。
- 1ヶ月間ライセンス:12,089円
- 1年間ライセンス:16,489円
- 永久ライセンス:23,089円
※価格は税込
公式ホームページでは1ヶ月間ライセンスをオススメしていますが、コスパわるいし微妙な気がするのは僕だけですかね?
個人的には買うなら永久ライセンスがオススメです。
無料版が超優秀!
前述した有料版とは別に無料版もラインナップされてるEaseUS Data Recovery Wizard for Macですが、この無料版が極めて優秀!
- 最大2GBのデータを復元
- アクセスできないデータを復元
- Time Machineバックアップから復元
- 復元するファイルの制限なし
- アクセスできないデータを復元
- Time Machineバックアップから復元
- システムが起動できない時にブータルメディアからシステムを起動
- データをクラウドに復元
- iTunesバックアップからiOS端末のデータを復元
2GBのデータが復元できれば十分ですし、有料版でしかない機能は必須ではないですね。
無料版から試してみて、物足りなければ有料版を検討するって感じがベストかな。
EaseUS Data Recovery Wizard for Macをインストール

EaseUS Data Recovery Wizard for Macを無料インストール
無料版をインストールして、ライセンス認証していきます。
しばらく待つといつものインストール画面が表示されるので、ソフトウェアのアイコンをアプリケーションフォルダにドラック&ペーストすれば、インストールが完了です。
インストールされた”EaseUS Data Recovery Wizard for Mac”は、アプリケーション一覧に追加されています。

アプリ一覧
早速インストールした「EaseUS Data Recovery Wizard for Mac」を起動しようとすると、以下のポップアップが表示されます。
Macを起動する際のパスワードを入力して、アプリケーションを起動していきます。
有料ライセンスをお持ちの方は、アプリケーションを立ち上げて、左下のライセンス認証へと進みます。
ライセンスコードの入力欄が出現するので、こちらにライセンスコードを入力していきましょう。

ライセンス認証
すると左上のマークが「Trial」から「Pro」に変更され、ライセンス認証が無事終わりました。
EaseUS Data Recovery Wizard for Macの使用感
それではソフトウェアを使って、USBドライブから意図的に消去したデータの復元を試みていきます。今回、EaseUS Data Recovery Wizard for Macで復元するのは、上記の画像データ。

画像データを右クリックして「ゴミ箱に入れる」を選択。
デスクトップのゴミ箱を右クリックして「ゴミ箱を空にする」を選択。
ここから「EaseUS Data Recovery Wizard for Mac」を使って、画像データを復元していきます。


USBをスキャン
EaseUS Data Recovery Wizard for Macを立ち上げて、画像データが保存されていたUSBドライブのスキャンを開始します。
つぎに復元したいファイルを検索にかけると、該当の画像ファイルを発見することができました。


復元ファイルを検索
該当ファイルを選択して復元ボタンをクリックすると、Finderが立ち上がり保存先を決めます。
見事、画像データを復元できました。
数年前に削除したデータまでスキャンされていたので、外部ドライブを多用する人は重宝しそうです。
要注意!M1 Macは非対応


M1チップには非対応
残念なことに、「EaseUS Data Recovery Wizard for Mac」は、Apple Siliconを搭載したMacの内蔵ストレージに対応していません。
個人的にも作業環境をM1チップに移行してるので、正直ここに対応してくれないと困るんですよね。
- Intel 搭載のMacユーザー
- 外付けストレージをよく使う
- Apple Silicon搭載のMacで内蔵ストレージ or クラウドが主体
作業環境はApple Siliconに依存、データのほとんどをクラウド管理という僕のようなユーザーには合わないですね。
一方、外付けストレージをガンガン使うような人には恩恵は大きいかと。
まとめ: 外付けストレージを使う人にオススメのデータ復元ソフト
「EaseUS Data Recovery Wizard for Mac」をレビューしました。
直感的に使えるUIのソフトで、誰でも簡単にデータを復元できるのが魅力的。
Apple Silicon搭載Macの内蔵ストレージには対応していないので、ぜひ今後対応していただきたいと強く願うばかりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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