今日もブログを読んでくれて、ありがとうございます。Number84編集長のTAKA(@Number84M)です。
筆者は大学院生という立場でもあり、英語論文を読むことが多い。専門分野の論文は、原文のままで意味を理解できるが、専門分野を外れるとGoogleサービスが必要になる。
そこで今回は、医学部大学院に所属する筆者がオススメする翻訳AI 【DeepL】を紹介する。普段使っていたGoogle翻訳に嫌気が差していた筆者が、DeepLに乗り換えて以降、非常に快適だ。
DeepLとは?
DeepL社は、ドイツ・ケルンに本拠地をもつ翻訳会社である。同社が2017年から提供している翻訳AIがDeepL翻訳だ。当初は日本語に対応していなかったが、2020年3月19日に日本語と簡体字中国語に対応した。現在利用できるのは、オンライン版、アプリ版(モバイル未対応)、有料版である。通常5000字までだが、有料版では文字数制限がなく、Wordファイルなどの翻訳が可能である。
驚くべき翻訳力
DeepLの最大の魅力は、驚くべき翻訳力である。例文を交えて紹介していく。
Why do we come to this place, to Hiroshima? We come to ponder a terrible force unleashed in a not so distant past. We come to mourn the dead, including over 100,000 in Japanese men, women and children; thousands of Koreans; a dozen Americans held prisoner. Their souls speak to us.
上記は、2016年5月27日に広島を訪問したオバマ大統領のスピーチの抜粋だ。Google翻訳とDeepL翻訳を比較していく。
Google翻訳
なぜ私たちはこの場所、広島に来るのですか? 私たちはそれほど遠くない過去に解き放たれた恐ろしい力を熟考するようになります。 私たちは日本人男性、女性、子供で10万人以上を含む死者を悼みに来ます。 数千人の韓国人。 十数人のアメリカ人が囚人を拘束した。 彼らの魂は私たちに話しかけます。
DeepL翻訳
なぜ我々はこの場所、広島に来たのか?それほど遠くない過去に放たれた恐ろしい力について考えるためです。10万人以上の日本人男性、女性、子供、数千人の韓国人、捕虜となった十数人のアメリカ人を含む死者を追悼するために来たのです。彼らの魂が私たちに語りかけてきます。
通常、大統領のスピーチ原稿は、大統領の意向を汲んだスピーチライターが作成する(トランプさんは例外かも)。つまり癖が少なく綺麗な英語になりやすい。
しかしマーカー部を比較すると、Google翻訳よりDeepL翻訳が自然な日本語になっていることが分かる。非常に優秀である。
アプリ版
アプリ版のインストールは、webから可能だ。右上の「Macにダウンロード」からダウンロードができる。
上記は、Wordファイルである。翻訳したい箇所を選択して⌘を押しながらCを2回押すと・・・
自動的にアプリが立ち上がり翻訳してくれる。動作が安定しているのは、オンライン版だが、webページの一部などをサッと翻訳したい時は、アプリ版を重宝する。
DeepL翻訳の欠点
DeepL翻訳の唯一の欠点が翻訳スピードである。翻訳されるスピードは、Google翻訳より1-2秒遅い。しかし多くの人は、許容範囲内の速度だろう。
まとめ
自然な翻訳をしてくれるDeepL翻訳を紹介した。筆者は、翻訳精度を重視したい時は、DeepL翻訳、翻訳速度を重視したい時は、Google翻訳を使用するようにしている。両者を使い分けることで、快適に翻訳することが可能になる。使用したことがない人は、是非試して欲しい。
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