Macの画面を音とともに収録するには、高いハードルがあるのを御存知でしょうか。

スクリーンショットでも画面収録はできるが…
「Mac純正のスクリーンショット、QuickTime Playerでも画面収録できるよね?」と感じた方も多いでしょう。
もちろん画面を録画するだけなら、スクリーンショットやQuickTime Playerでも可能。
ただ映像と音を一緒に収録するのは難しくて、システム音とマイク音の双方を収録することはもっと難しい。
そこで本記事では、Mac用の画面収録ソフト「EaseUS RecExperts」をレビューしていきます。
※許可を得て公式ホームページより引用
EaseUS(イーザス)は、中国で2004年に創設されたデータ管理領域に特化したソフトウェア開発会社です。
そんなEaseUSが開発した「EaseUS RecExperts」は、シンプルかつスマートなオールインワンの画面収録ソフト。
本記事はメーカーから発行いただいた有料ライセンスをつかってのレビューですが、記事の内容は指定されていません。
なのでメーカーに忖度せず率直にレビューしていきます。
- 画面と一緒にサウンドも録音したい
- リモート会議を収録したい
- ゲーム実況をしたい
- オールイン型の画面収録ソフトが欲しい
画面収録ソフト:EaseUS RecExperts
※許可を得て公式ホームページより引用
EaseUS RecExpertsは、画面収録に関する機能がすべてつまった「All in one」のソフトウェアです。
Mac版とWindows版がありますが、本記事でレビューするのは「Mac版」となります。
EaseUS RecExpertsの機能
All in One型のソフトとうたっていますが、実際に「何ができるのか」、機能をくわしくチェックしていきます。
選択部分のみを録画
フル画面サイズでの画面収録だけでなく、録画したい領域を自由に選択することができます。
画面を分割してウインドウを並べれば、録画しつつ別のウインドウで作業ができるのでオススメです。
システム音/マイク音を同時に録音
個人的にもっとも推せるポイントがコレですねー。
マイク音に加えてシステム音まで録音できるので、PCゲームをそのまま録画→配信なんてこともできちゃいます。
オンラインでのミーティングや講義などを収録できるので、汎用性がめちゃくちゃ高くて重宝しそう。
画面/カメラを同時に録画
PCの画面を録画しつつ、カメラでの録画もできるので、ゲーム実況などに向いてます。
僕もYouTubeチャンネルを持っていますが、ブログ用の動画をアップロードしているだけなので、個人的には使うことがない機能ですね。
GIFとして録画する
収録した画面をGIFとして保存できるのも魅力的。
簡単なアニメーションをSNSに投稿したい人にとってはピッタリです。
スケジュール管理
どうやら時間を指定すれば、自動的に画面を収録してくれるらしい。
まあ便利なんだろうけど、「使うタイミングあるかな?」ってのが正直な感想。
自動停止と自動分割
あらかじめ設定した時間やファイルサイズによって、自動で収録を停止(分割)してくれる機能。
長時間の収録を行う場合には重宝しそうですね。
有料プランと無料プラン
「EaseUS RecExperts」には、有料プランと無料プランが用意されていて、それぞれのプランでできることが大きく変わります。
Free | Pro | |
---|---|---|
価格 | 無料 | 1ヶ月:2,690円 1年間:6,589円 永続:10,549円 |
録画時間 | 5分まで | 制限なし |
録画の自動分割 | × | ○ |
録画の自動停止 | × | ○ |
ビデオから余分なオーディオを保存 | × | ○ |
イントロとアウトロの追加 | × | ○ |
テクニカルサポート | × | ○ |
上記をみていただければ分かりますが、無料プランではほとんどできることがありません。
いきなり有料プランを購入するのが怖い人が、使用感をスクリーニングするためのプランでしょう。
有料プランは、期間限定ライセンス(1ヶ月/1年)と永続ライセンスの2プランがあり、用途に応じて選べるようになっています。
EaseUS RecExpertsの使用感
発行いただいた1ヶ月ライセンスを使って、「EaseUS RecExperts」をレビューしていきます。
インストールからライセンスの有効化、設定しつつUIもチェック
まずはこちらの公式サイトから「無料体験」をタップして、EaseUS RecExpertsをインストールします。

Appをドラッグ&ドロップ
ダウンロードしたインストーラーを起動して、EaseUS RecExpertsをApplicationフォルダに取り込みます。

App一覧にEaseUS RecExpertsが追加されている
早速インストールしたEaseUS RecExpertsを起動してみます。
App Storeではなくインターネットからダウンロードしたアプリなので、開いてよいか確認されます。
「開く」を選んで、起動していきます。

EaseUS RecExpertsを起動
キャッチコピーは、「素敵な生活を記録しよう」とのこと。
ブラックを基調とした直感的なユーザーインターフェイスを採用しています。
個人的にはPCをダークモードで使う習慣がないので、ブラックではなくホワイトを基調なUIにしてほしかった。
システムサウンドを録音するためには、「オーディオドライバー」なるものが必要とのこと。
しょうがないので、インストールしてみます。

オーディオドライバーをインストール

ライセンス認証でFREE版からPRO版へ

ソフトに権限を付与しなければいけない

権限を付与する
いくつか権限を付与して、ソフトを使う準備ができました。
画面とシステム音を収録してみた
僕がブログ用で撮影した動画をMacで再生しながら、EaseUS RecExpertsで収録してみました。
少しカクカクしているような気もしますが、動画上の音声もしっかり録音できています。
収録した動画の切り取りが便利!
収録後にいらない部分を簡単にカットできます。
わざわざ別のアプリを立ち上げて、編集する必要がないので個人的には重宝してます。
音声のみ抽出できる
録画した動画ファイルから音声のみを抽出することもできます。
個人的にはどのような使いみちがあるかは分からないので、必要な人は限られてくるんじゃいないかと思います。
まとめ:全部入りのスクショソフト「EaseUS RecExperts」
画面収録ソフト「EaseUS RecExperts」をレビューしました。
個人的には、Macのスクリーンショットに不満を感じたことがないので、「多機能なスクショソフト」というコンセプトに必要性を感じていません。
ただ、リモートワークを録画して見返したい人やゲーム配信をしたい人など「限定的な用途ではとても優秀」だと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
参考:データ復元ソフト「EaseUS Data Recovery Wizard for Mac」
当Webサイトでは、同メーカーによるデータ復元ソフトについてもレビューしています。
M1 Macのハードディスク復元ができないのは致命的ですが、WindowsやIntel Macユーザーには重宝されるソフトだと思います。
興味がある方は、こちらもぜひご覧くださいませ。

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