【次世代のロボット掃除機】Narwal Freoを本音レビュー | 日本初上陸の大手メーカーの実力は?[PR]

この記事はロボット掃除機『Narwal Freo』のレビュー記事です。2022年のリリースされ、Makuakeにて先行販売されている製品です。メーカーよりレビュー用に実機を提供いただき、使用感をもとに記事を執筆しています。記事の執筆にあたって金銭等の提供はなく、筆者が感じたままのレビューになります。
時短家電の三種の神器とも呼ばれる「ロボット掃除機」が、ここ数年で劇的な進化をとげているのをご存知でしょうか?
かつての “ぶつかるまで直進する” ようなモデルは姿を消し、”マッピングして家中コレ1台!” といったモデルが増えてきました。
そこで本記事では、モップの洗浄や乾燥、洗剤投入まで自動なロボット掃除機『Narwal Freo』をレビューしていきます。
実際に僕が『Narwal Freo』を試した印象はこんな感じ。

- 吸引・水拭きに対応
- モップの洗浄・乾燥、洗剤の投入が自動
- 動作音がめちゃくちゃ静か
- 床の汚れを自動で検知
- カーペットではモップが浮く
- 自動ごみ収集は非搭載
- 価格が高い
- 本体のサイズが大きい
- アプリの操作性がイマイチ
- 環境によって掃除ムラがある
それではロボット掃除機『Narwal Freo』について、詳しく書いていきます。
ロボット掃除機『Narwal Freo』を開封レビュー

Makuakeより引用
中国を拠点とするNarwal(ナーワル)は、ロボット掃除機の大手メーカー。
『Narwal Freo(ナーワル フレオ)』のクラウドファンディングは、同メーカーにとって初めて日本に進出したプロジェクトです。
Narwal Freoの仕様やスペック
まず『Narwal Freo』の詳しい仕様を引用しておきます。
製品名 | Narwal Freo |
型番 | YJCC012 |
サイズ | 直径350mm × 高さ105mm |
カラー | ホワイト |
重量 | 4.5kg |
定格動作電圧 | 14.4V |
定格出力 | 45W |
バッテリー | 5,200mAh |
動作音 | 標準モード: 約53~63dB 水拭きモード: 約48~51dB 掃除+水拭き: 約57dB |
ダストボックス | 480ml |
吸引力 | 最大3,000Pa |
モップの回転 | 180回/分 |
モップの加圧 | 最大12N |
カーペット | 厚み: 20mm未満 毛の長さ: 7mm以下 |
生産地 | 中国 |
パッケージ内容 | ・Narwal Freo本体 ・ベースステーション ・洗剤×1 ・サイドブラシ×1セット ・モップ×1セット ・電鍵コード ・スポンジフィルター×2 |
スペック的には一般的なロボット掃除機と大差ないように感じます。唯一気になるのは、本体の高さが10cmを超えているところ。
ベッドやソファなどの家具の下に本体が入れるのかは気になります。
Narwal Freoを開封!デザインや付属品をチェック
めちゃくちゃ大きな段ボールで到着しました。郵便局のおじちゃんも「おもいねぇ〜。なにコレ?」と興味深々でした。笑

梱包サイズは457mm × 408mm × 650mmで、総重量が17.5kgのようです。

大きな段ボールを開封すると『Narwal Freo』の外箱とロボット掃除機のベースステーションが同梱されていました。

『Narwal Freo』の本体に加えて、電源ケーブル、サイドブラシ、洗剤、説明書が付属していました。

ホワイトを基調として所々にシルバーのアクセントが入っている上品なカラーです。

本体のボタンでは1タップで掃除の開始、長押しで電源のON/OFFができるようです。

上部がパカっと開く仕様になっていて、内部にはダストボックスが収納されていました。

ダストボックスに触れずにフィルターを交換できるのもいいですね。

よくあるクリアなダストボックスで、容量は480mlと一般的なサイズ感。

本体からダストボックスを取り外すと、お掃除用のブラシが収納されていました。ロボット掃除機の内部にブラシまで入ってるのは嬉しい仕様!

こちらはリセットボタンで、5秒間長押しすることで本体をリセットできます。

続いて『Narwal Freo』の底面をみていきましょう。

最も特徴的なのは、まるくて大きなモップを2つ搭載しているところ。このモップが高速で回転することで床を水拭きします。

左右にひとつずつサイドブラシを装着していきます。


つづいてロボット掃除機の充電やモップの洗浄を担う「ベースステーション」をみていきます。
どうやらこのベースステーションが梱包サイズupの要因だった模様。
370mm(横)× 415mm(奥行き)× 435mm(高さ)で、かなり大きめのサイズ感です。

ベースステーションの中央にはメーカーロゴが刻印されています。

上部にはタッチスクリーンを搭載していて、ベースステーションからでもモードを選んで操作することができます。

ベースステーションの内部には2つのタンクが入っています。
紫のタンクにいれた水でモップを洗い、汚い水が白いタンクに溜まります。
タンクの容量は浄水タンクが4,500ml、汚水タンクが4,050mlでたくさんの水が入ります。

タンクを取り外して洗剤を挿入し、浄水タンクに水をいれれば準備OKです。


それでは実際に『Narwal Freo』を試していきます。
ロボット掃除機『Narwal Freo』を試す
早速、『Narwal Freo』の実力を検証していきます。実際に設置してみると、ころんとしたフォルムが可愛い。

コンセントをつないで本体の電源をいれたら、専用アプリに『Narwal Freo』を登録していきます。
日本発上陸のNarwal製品なので、現時点でNarwal Freo以外に登録できるデバイスはなさそうです。


つづいて本体をWi-Fiに接続していきます。ベースステーションを無線LANルーターから遠い場所に配置すると、接続エラーになることもあるので注意。


ちなみに我が家は3LDKの賃貸アパートですが、場所によってはWi-Fiが弱いところもありました。
そこでスマートホームの導入をきっかけに、Wi-Fiの死角を消せる「メッシュWi-Fi」を構築しています。
「メッシュWi-Fi」と聞いて難しく感じる方も多いかと思いますが、実はめちゃくちゃ簡単に設定できてオススメです!
使ってわかったNarwal Freoの良いところ
僕が実際に『Narwal Freo』をつかって感じた「良いところ」はこんな感じ。
- マッピングが高速
- 圧倒的にぶつからない
- 高頻度でモップを洗浄
- 床の汚れを自動で検知
- めちゃくちゃ静か
とにかくめちゃくちゃ賢いです!ここまで頭が良いロボット掃除機は初めてですね。
それではひとつずつ詳しく紹介していきます。
マッピングが高速!要した時間は?
『Narwal Freo』は複数のセンサーを搭載していて、間取りを瞬時に把握してくれます。
特に自動車の無人運転にも使われているLDSレーザーセンサーは、360度を感知できる最先端の技術です。

3LDKの我が家をマッピングするのにかかった時間はたったの4分22秒。空間を認識する能力の高さをあらわすスピード感ですね。
90度回転させた横長のマッピングをしてほしかったのですが、縦長にマッピングされてしまったのはちょっと残念。
せめてマップを回転できる機能は加えてもらいたいなー。


我が家は3LDKなのですが、家具の配置が影響しているのか1部屋を2部屋としてマッピングされてしまいました。
そこで部屋を統合/分割して正しいマップに修正します。


マッピングが高速なのはいいけれど、部屋2を2部屋としてカウントされるのはちょっと困るかな。
ちなみに部屋2は寝室で、シングルベッド×2を配置しています。
本体がベッドの下に入れず、ベッドの境を部屋の区切りとして判断したのでしょう。
圧倒的にぶつからない
本体の挙動を観察していると、家具や壁にぶつかる頻度が圧倒的にすくないことがわかります。
ぶつからない秘密は、高性能なセンサーにあるようです。

今までいくつものロボット掃除機を試してきましたが、これほどぶつからない製品は初めてです。
高頻度でモップを洗浄!乾燥まで自動
『Narwal Freo』の最大の特徴でもあるモップの自動洗浄と洗剤の自動投入。
「1回の掃除に1回のモップ洗浄」ではなく、掃除中でも定期的にモップを洗浄してくれます。

モップ洗浄はだいたい2-3分くらいですね。洗浄中は掃除がとまり時間がかかりますが、汚いモップで水拭きするほど非効率なものはありません。
ベースステーションでモップを洗浄してくれるのは、今までありそうでなかった機能でめちゃくちゃ重宝します。
掃除が終わった後は、モップの乾燥までしてくれるので、生乾きで臭くなることもありません!
今までみたことない技術で革命的なロボット掃除機だと思います。
床の汚れを自動で検知!
全ての部屋を掃除してもらったんですが、キッチンだけ2回掃除していることに気がつきました。

『Narwal Freo』は、モップの汚れ具合から床の汚れを検知し、必要に応じて2回目の掃除に向かいます。
ユーザーが設定する必要がなく、全て自動で判断してくれる賢さには脱帽です。
動作音がめちゃくちゃ静か!
今までのロボット掃除機の常識をくつがえすレベルの静かさで、個人的にもびっくりしています。
夜間の使用は当然のこと、子供が昼寝していても全く問題ないレベルの静かさですね。
体感的には従来のロボット掃除機の半分ぐらいの動作音です!
使ってわかったNarwal Freoのイマイチなところ
良いところを紹介したからには、イマイチと思うところもしっかりと紹介しておきます。
僕が使ってみて感じたところはこんな感じ。
- ベッドやソファの下に入れない
- 環境によって掃除にムラがある
- アプリの日本語や操作性が微妙
- 自動ゴミ収集機能を搭載していない
- コードを収納できない
それではひとつずつ紹介していきます。
ベッドやソファの下に入れない
掃除がしにくいベッドやソファの下こそ、ロボット掃除機に任せたいと思う方も多いはず。
スペック表をみたとき本体の高さが105mmあって懸念していたのですが、不安が現実になってしまいました。

そう、『Narwal Freo』は我が家のソファやベッドの下に入ることができませんでした。
ちなにみ先日レビューした「SwitchBot ロボット掃除機 S1」は、高さが9.5cmでソファやベッドの下に侵入できています。
厚型になるほど高機能なので一概には言えませんが、家具の下を掃除したい方は必ず高さを確認してから購入するようにしましょう!
環境によっては掃除にムラがある
我が家には2歳の子供がいるので、転んでも痛くないようなクッションマットを敷いています。
実はこのマットと『Narwal Freo』の相性が悪くて、髪の毛の取り残しが目立っています。
髪の毛を取り残したまま水拭きされちゃうので、さらに吸引しにくくなってますね。
個人的には最も残念に感じているポイントです。
アプリの操作性や日本語が微妙
「Narwa」は日本初上陸のメーカーなので、アプリの日本語への対応が追いついていない印象です。
アプリの操作性も直感的とは言いづらく、まだまだ改善の余地があるでしょう。
『Narwal Freo』は先行販売中で、購入者のもとに届くまでに数ヶ月かかります。本記事では特別にリリース前の調整段階にあるアプリを使わせてもらっています。アプリ関連の問題については、今後改善される可能性が高いです。
自動ゴミ収集機能は非搭載
ベースステーションのデザインこそ優れていますが、サイズ的にはそこそこ大きいですよね。
これだけのサイズがあれば、自動ゴミ収集機能はつけてほしかったところ。

モップ洗浄や洗剤投入が自動なのは革命的ですが、だからといって上位モデルの定番となってきた「ゴミ収集の自動化」を排除するのは優先順位を間違えてる気がします。
電源ケーブルを収納できない
ころんとしたフォルムがおしゃれなベースステーションですが、長い電源コードを収納することができません。
我が家ではコンセントのすぐ近くに配置していますが、どうしてもコードが露出してしまうのが気になります。

必要な長さだけとり出せる巻き取り型にする等、ちょっと工夫してほしかったのが本音ですね。
まとめ: 課題は残るも、革命的なロボット掃除機
日本初上陸のロボット掃除機『Narwal Freo』をレビューしました。

- 吸引・水拭きに対応
- モップの洗浄・乾燥、洗剤の投入が自動
- 動作音がめちゃくちゃ静か
- 床の汚れを自動で検知
- カーペットではモップが浮く
- 自動ごみ収集は非搭載
- 価格が高い
- 本体のサイズが大きい
- アプリの操作性がイマイチ
- 環境によって掃除ムラがある
本体の高さが10cm超えで自動ゴミ収集がついていないので、正直にいうと万人受けはしないかと思います。
しかしモップの洗浄・乾燥が自動で、動作音もめちゃくちゃ静かなので、デメリットを打ち消すだけの魅力があります。
今までにない技術を搭載した革命的なロボット掃除機なので、刺さる人には刺さるアイテムでしょう。
コメント