TORRASのFlexLineシリーズは、巻き取り式USB-Cケーブルを内蔵したケーブル一体型の急速充電器・モバイルバッテリーシリーズです。
充電器にケーブルを繋ぐ必要がなく、自宅でも外出先でもデバイスをスマートに充電できます。
今回TORRASさんからお声がけいただき、USB-Cケーブル内蔵の急速充電器とモバイルバッテリーを合計4モデル送っていただいたので、使用感をレビューしていきます。
TORRASの充電器「FlexLineシリーズ」の特徴

TORRASの「FlexLineシリーズ」は、巻き取り式のUSB-Cケーブルを内蔵した充電器シリーズです。
急速充電器やモバイルバッテリーの本体にUSB-Cケーブルが組み込まれているため、ケーブルを別に持ち歩く必要がありません。
さらに、巻き取り構造によりケーブルが絡まる心配もなく、バッグの中でもすっきりと収納できます。
TORRASらしいミニマルなデザインと高い質感を兼ね備えながら、利便性と携帯性を両立した設計がFlexLineシリーズの特徴です。
今回紹介するFlexLineシリーズは、以下の4つ。

持ち物を減らしたい方にオススメの充電器シリーズ!
※提供: TORRAS
レビュー用に製品の提供を受けていますが、筆者が感じたままのレビューです。
FlexLine 40W 急速充電器のレビュー


最初に紹介する「FlexLine 40W 急速充電器」は、FlexLineシリーズの中でも汎用性の高いモデル。
- 最大40W出力
- 70cmのUSB-CケーブルとUSB-Cポートを搭載
- ちょうどいいサイズ感
- GaNIII技術で高出力でも発熱が少ない
- 3年間の長期保証
本体のデザイン・サイズ・重さ
FlexLine 40W 急速充電器のサイズは、横 64.0 mm x 縦 51.9 mmの長方形。




厚みは37.9 mmとやや厚みを感じます。


プラグは折りたたみ式が採用されているので、持ち運びにも適しています。


プラグの反対側には、巻き取り式のUSB-CケーブルとUSB-Cポートが備え付けられています。


内蔵ケーブルは簡単に引き出すことができます。長さは約70cmでした。


重さは実測値で124gでした。


iPhoneやiPadだけでなく、MacBookでも使えるスペック
MacBook Airを単体で充電した場合


最大出力は40Wで、iPhoneやiPadはもちろん、MacBookなどのモバイルPCにも対応できます。
MacBook AirとiPad miniを同時に充電した場合
MacBookとiPhoneやiPadを同時に充電すると、MacBookへの出力が不足していまいます。




MacBook+αを同時に充電したい方は、後述する67Wモデルを選ぶと安心です。
FlexLine 67W 急速充電器のレビュー


続いて紹介するのは、FlexLineシリーズの急速充電器の67Wモデル。
- 最大67W出力
- 100cmのUSB-CケーブルとUSB-Cポートを搭載
- GaNIII技術で高出力でも発熱が少ない
- 40Wモデルよりひと回り大きめ
- 3年間の長期保証
本体のデザイン・サイズ・重さ
FlexLine 67W type-c 2ポート急速充電器のサイズは、横 72.5 mm x 縦 58.6 mmの長方形。




厚さは33.9 mmで、40Wモデルよりやや薄くなっています。


40Wモデルと同様に折りたたみ式のプラグが使われています。


巻き取り式のUSB-CケーブルとUSB-Cポートが搭載されています。


内蔵されているUSB-Cケーブルは、およそ1mと実用的な長さです。


重さは実測値で148gでした。


MacBookの高速充電やスマホ・タブレットとの同時充電に活用できる
MacBook Airを単体で充電した場合
最大出力67Wに対応しており、MacBook Airをはじめとする多くのモバイル端末を高速に充電できます。





スペック通りの高速充電が可能!
MacBook AirとiPad miniを同時に充電した場合
MacBook AirとiPhoneやiPadを同時に充電しても、パワーが落ちることはなく、安定した速度を維持していました。




自宅のデスクでも、外出先のカフェでも、1台で複数デバイスをまかなえる頼もしさを感じます。



最高効率ではないが、どちらも実用レベルの充電速度
FlexLine デュアルポートモバイルバッテリーのレビュー


次に紹介するのは、FlexLineシリーズのデュアルポートモバイルバッテリー。
- 最大30W出力
- 70WのUSB-CケーブルとUSB-Cポートを搭載
- スマホを約2回フル充電できる10000mAh
- 業界最長の3年品質保証
本体のデザイン・サイズ・重さ
デュアルポートモバイルバッテリーは、幅:約14.5 cm x 縦:約7cmのモバイルバッテリーです。
本体サイズは大きめですが、約1.5 cmの薄さが魅力的。


巻き取り式USB-Cケーブルの長さは70cmでした。


側面にはUSB-Cポートが搭載されています。


本体の重さは実測値で243gでした。


2通りの充電方法
内蔵されているUSB-CケーブルをACアダプタに接続することで、モバイルバッテリー本体を充電します。


モバイルバッテリー本体を充電しながらデバイスにも給電する「パススルー充電」にも対応しています。


パススルー充電中は最大出力が約15Wに制限されたので、速度が必要なシーンでは適さないと思います。


2端末の同時充電では、出力が制限される
スマホ+タブレットの同時充電→厳しい
iPhoneとiPad miniを同時に充電してみたところ、各ポートの最大出力が10W以下に制限されました。




スマホ+イヤホンの同時充電→実用レベル
iPhoneとAirPods Proの同時充電では、iPhoneでも実用的な充電速度を維持できていました。




iPhoneとAirPods、iPhoneとApple Watchなど、スマホ+αの同時充電であれば、実用的な充電速度を維持できます。
MacBookで使うにはやや物足りない
最大出力が30Wにとどまるため、MacBook AirなどのノートPCを充電するにはやや物足りなさを感じます。


スリープ中や軽作業時であれば充電自体は可能ですが、複数アプリを立ち上げるなど負荷の高い作業ではバッテリー残量がなかなか増えないこともあります。



スマホやタブレットの充電にオススメの出力です!
スマホ+αで使いたい方におすすめ
デュアルポートモバイルバッテリーの容量は10000mAhで、スマホを約2回フル充電できます。
スマホ1台での利用が中心であれば、本製品はややオーバースペックといえます。その場合は、より軽量・コンパクトな5,000mAhクラスのモバイルバッテリーを検討するのも良いでしょう。
たとえば、他メーカーから登場している「MATECH PowerFusion 5000 45W」のように、プラグとUSB-Cケーブルを一体化した手のひらサイズのモデルもあります。
FlexLine Pebble モバイルバッテリーのレビュー


最後に紹介する「FlexLine Pebble モバイルバッテリー」は、バッテリー容量10000mAhのカラビナ付きモバイルバッテリーです。
- 最大35W出力
- 70cmのUSB-CケーブルとUSB-Cポートを搭載
- カラビナ付きでアウトドアに最適
- スマホを約2回フル充電できる10000mAh
- 長期の使用でも膨張しにくい高品質なリチウムイオン電池
- 機内に持ち込み可能
- 業界最長の3年品質保証
本体のデザイン・サイズ・重さ
FlexLine Pebble モバイルバッテリーは、縦:13.5 cm x 横:9.5 cmの円形デザインです。


側面に巻き取り式USB-CケーブルとUSB-Cポートを搭載しています。


カラビナのおかげで、バックパックやベビーカーなどにモバイルバッテリーを取り付けることができます。


内蔵されている巻き取り式USB-Cケーブルは、最大で70cmまで伸ばすことができます。


モバイルバッテリー本体の重さは、実測値で267gでした。


カラビナフック付きでアウトドアに最適
FlexLine Pebble モバイルバッテリーの最大の特徴は、カラビナフックでバックパックなどに取り付けられるところ。


移動中でもスマホを素早く充電できるので、外出先での急なバッテリー切れにも安心です。
ケーブルを最長70cmまで伸ばせるため、バックパックに装着した本体からでも、手元やポケットまでしっかり届きます。


ベビーカーにもつけれるので、子育て世代の我が家でも重宝しています。





移動しながら充電できるのがGood!
最大出力35Wで、アウトドアでも頼れる高出力設計
FlexLine Pebble モバイルバッテリーは、最大35Wの高出力に対応しており、屋外でもスマホやノートPCをしっかり充電できます。


MacBook AirのようなノートPCであれば安定して充電でき、スマホやタブレットなら急速充電にも対応します。
キャンプや車中泊、野外イベントなど電源が確保しづらい場面でも安心して使える実用的な出力です。
同時充電はiPhone+AirPodsが現実的
スマホ+タブレットの同時充電→厳しい
FlexLine Pebble モバイルバッテリーでiPad miniとiPhoneを同時に充電してみました。




どちらの端末でも出力が10Wを下回っています。
FlexLine Pebble モバイルバッテリーでスマホとタブレットを同時に充電するのは、現実的ではないでしょう。
スマホ+イヤホンの同時充電→実用レベル
続いてiPhoneとAirPods Proを同時に充電してみました。




iPhoneへの出力は13.6W。高速ではないもののQi2ワイヤレス充電と同程度で、十分実用的な充電速度だと思います。
スマホ+イヤホン、スマホ+スマートウォッチのような組み合わせであれば、同時に充電しても問題ないです。
まとめ:TORRASのUSB-Cケーブル内蔵の充電器シリーズ


この記事では、TORRASの充電器「FlexLineシリーズ」のうち、以下の4モデルをレビューしていきました。
巻き取り式のUSB-Cケーブルが内蔵されているので、充電ケーブルを持ち運ばなくて良いのが最大のメリットです。
自宅でも充電器とケーブルをペアで使わなくて済むので、実際に使っていて快適にデバイスを充電できました。
持ち運ぶ充電アイテムを少しでも減らしたい方におすすめの充電器シリーズです。
最後まで読み進めていただき、ありがとうございました。








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