「これさえ持ち運べば、スマホもPCも充電できる」、理想的なモバイルバッテリーが登場しました。
京都の日本メーカー”MATECH“から発売された「PowerGo 15000」です。
コレ1台に内蔵USB-Cケーブル、Qi2ワイヤレス充電パッド、電源プラグ、大容量モバイルバッテリー (15,000mAh) を搭載している夢のような仕様。
前例のないほどのオールインワン仕様で値段もそれなりですが、コレさえ持っていけば旅行でも安心感があります。
- USB-Cケーブルが内蔵
- Qi2ワイヤレス充電パッドを搭載
- コンセントに直挿しして充電できる
- 最大65Wで高速充電できる
- モバイルバッテリーとして使っても出力が落ちない
- パススルー充電に対応
- サイズが大きい
- 重い
- 一部のiPhoneでは、充電パッドがカメラが干渉する
※提供: MATECH
レビュー用に製品の提供を受けていますが、メーカーに忖度しない筆者が感じたままのレビューです。
MATECH PowerGo 15000の特徴
「MATECH PowerGo 15000」は、電源プラグ、Qi2ワイヤレス充電パッド、USB-Cケーブルを搭載した15,000mAhのモバイルバッテリーです。
外観
内蔵ケーブルのほか、USB-CとUSB-Aを1ポートずつ搭載。
外観はとてもモバイルバッテリーには見えず、高級スーツケースのよう。
男性の手に収まりきらないほどのサイズ感。iPhone 16 Proと並べてみても存在感があります。
中央にはQi2のワイヤレス充電パッドを搭載し、マグネットでiPhoneを固定しながら充電できます。
側面には折りたたみ式の電源プラグを備えていて、コンセントに直挿しして本体を充電できます。
約11cmのUSB-Cケーブルが内蔵されており、ユーザーが充電ケーブルを用意する必要がありません。
上面の残量表示ボタンを押すと、側面のランプが点灯してモバイルバッテリーの残量を教えてくれます。
仕様
製品のスペックを表にまとめました。
製品名 | MATECH PowerGo 15000 |
---|---|
サイズ | 高さ107×幅78.6×奥行33.4mm |
重量 | 約400g |
バッテリー容量 | 15,000mAh(3.7V/55.5Wh) |
入力 | |
AC | 100-240V、50/60Hz、最大1.5A |
USB-C | 5V/3A、9V/2A、12V/3A、15V/3A、 20V/3.25A(最大65W) |
出力 | |
USB-Cポート USB-Cケーブル | 5V/3A、9V/2A、12V/3A、15V/3A、 20V/3.25A(最大65W) |
USB-Aポート | 5V/3A、9V/2A、12V/1.5A(最大18W) (SCPのみ:4.5V/5A、5V/4.5A) |
ワイヤレス給電 | 5V/1A、9V1.1A、12V/1.2A(最大15W) |
規格 | |
USB-C | PD3.0、QC4、DCP、 PPS(3-20V/3A 最大60W) |
USB-A | QC3.0、VOOC/DASH/WARP、DCP |
ワイヤレス | Qi2 |
製品のスペックをザックリ言うとこんな感じ。
- USB-Cケーブル、USB-Cポート、USB-Aポート、Qi2ワイヤレス充電パッドを搭載したオールインワン
- iPhoneを2.5〜3回、MacBook Airを0.5〜0.7回充電できる容量
- 本体の充電は、USB-Cよりコンセントに挿した方が高速
- 単ポート使用時の最大出力
- USB-Cケーブル (ポート) : 65W
- USB-Aポート: 18W
- Qiパッド: 15W
全部入りのオールインワン仕様!
MATECH PowerGo 15000のレビュー
実際に1ヶ月ほど「PowerGo 15000」を使ってみたので、詳しくレビューしていきます。
- モバイルバッテリーとしても最大65W出力に対応
- パススルー充電対応
- PCとスマホを同時に充電しても、45W出力を維持
- Qiパッドは便利だが、カメラとの干渉や磁力が気になる
→iPhoneケース装着下なら大丈夫そう - 荷物を減らせる
モバイルバッテリーとしても最大65W出力に対応
一般的な電源プラグ内蔵モバイルバッテリーとは違って、PowerGo 15000はコンセントに挿してなくても最大65W出力を維持してくれます。
コンセントに挿さずにモバイルバッテリーとして使うときも出力が落ちないところは、本製品の大きなメリットでしょう。
MacBook Airも効率よく充電できますね!
パススルー充電対応
コンセントやUSB-Cポートでモバイルバッテリー本体を充電しながら、内蔵ケーブルやポートなどで端末を充電できます。
PCとスマホを同時に充電しても、45W出力を維持
PCとスマホを同時に充電したくて「PowerGo 15000」を検討している方も多いでしょう。
単ポートあたりの最大出力が大きいのは、USB-Cポートと内蔵ケーブルの65W。
この2つは同時に使わない限り、複数ポート使用時でも最大45W出力が維持されます。
ポートの使用パターンと各ポートの最大出力は、下記の表の通り。
ケーブル | USB-C | USB-A | ワイヤレス | 合計 |
---|---|---|---|---|
65W | 65W | |||
65W | 65W | |||
18W | 18W | |||
15W | 15W | |||
45W | 18W | 63W | ||
45W | 18W | 63W | ||
45W | 15W | 60W | ||
45W | 15W | 60W | ||
45W | 15W | 60W | ||
45W | 15W | 60W | ||
15W | 18W | 33W | ||
15W | 15W | 30W | ||
15W | 15W | 30W |
iPhoneケースなしでは、Qi2パッドとカメラが干渉
ケースを装着していないiPhoneをQi2パッドにを設置すると、カメラの縁が本体に干渉して隙間ができます。
iPhoneケースを装着して設置することで、隙間をなくすことができました。
隙間がなくて設置面が広いので、MagSafeの磁力もアップしました。
iPhone裸族の方は注意しましょう
荷物を減らせる
- USB-Cケーブル
- 充電器
- モバイルバッテリー
上記3点のひとつでも忘れてしまうと不安になるシーンでは、いっそのこと「MATECH PowerGo 15000」を持ち運んだ方が良さそう。
場合によっては、ガジェットポーチそのものが不要になる方も多いのではないでしょうか。
MATECH PowerGo 15000がおすすめな方
「MATECH PowerGo 15000」は、“自宅でも外出先でも、充電をコレ1台で完結させたい方“におすすめです。
PCからスマホ、ワイヤレスイヤホンなど、ほとんどのガジェットを充電できる性能をもっています。
この高スペックなモバイルバッテリー兼充電器にQi2パッドとケーブルを内蔵しているので、本当の意味で全部入りだと思います。
サイズや重さには妥協が必要ですが、「旅行でもコレさえあれば大丈夫!」といった安心感は唯一無二でしょう。
MATECH PowerGo 15000 レビューのまとめ
この記事では「MATECH PowerGo 15000」をレビューしてきました。
記事の最後に製品のメリットとデメリットについて振り返っておきます。
- USB-Cケーブルが内蔵
- Qi2ワイヤレス充電パッドを搭載
- コンセントに直挿しして充電できる
- 最大65Wの高速充電
- モバイルバッテリーとして使っても出力が落ちない
- パススルー充電に対応
- 荷物を減らせる
- サイズが大きい
- 重い
- ケースなしでは一部のiPhoneでカメラと充電パッド干渉する
重くて大きいのはデメリットですが、15,000mAhの大容量モバイルバッテリーであることを考えれば許容しても良い気がします。
MacBookの周辺機器としてはもちろん、iPadやiPhone、AirPodsなど大半のガジェットに対応でき、自宅でも外出先でも活躍してくれます。
まさに「全部入り」の充電デバイスになっているところが最大の強みでしょう。
気になるところがあれば、お気軽にコメント欄で教えてください。
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