iPhone・Apple Watch・AirPodsを同時に充電できる3-in-1充電器は、日常の充電環境をすっきり整えてくれます。
2025年、Appleが最大25WのMagSafe充電の技術をサードパーティに解放したことで、ワイヤレス充電の上限は従来の15Wから25Wへと引き上げられました。
その動きを受けて、早速ESRから25Wのワイヤレス充電に対応した「Qi2.2対応・冷却ファン搭載 3-in-1充電器」がリリースされました。
そこで本記事では、その特徴や実際の使用感について徹底的にレビューしていきます。

- 最大25Wのワイヤレス充電
- 3台を省スペースで充電
- 冷風でiPhoneの発熱を抑制
- 50WのACアダプタが付属
- 25W出力にはiPhone 16シリーズ以降が必要
※提供: ESR
レビュー用に製品の提供を受けていますが、筆者が感じたままのレビューです。

ESR Qi2.2対応・冷却ファン搭載 3in1充電器の特徴

ESRの「Qi2.2対応・冷却ファン搭載 3in1充電器」は、iPhone 16/17シリーズやApple Watch Series 10/11を有線充電に匹敵するスピードで充電できる画期的なワイヤレス充電スタンドです。
- iPhone、Apple Watch、AirPodsを同時に充電
- 最大25W出力のQi2.2に対応
- スマホ冷却システム「CryoBoost」を搭載
- AppleのMFi認証を取得

有線レベルのワイヤレス充電器!
本体のデザイン
本体サイズは縦横8.5cm x 高さ16.5cmで、スタンドタイプの3-in-1充電器の中ではコンパクトな設計です。


スタンドの角度は調整できませんが、デスクに置いた時に画面が見やすい角度になっています。


CryoBoostと呼ばれる冷却システムが搭載されていて、充電中は青く光っているQi2パッドの周囲から風が出てきます。


土台にはAirPods用のQi充電パッドとファンを停止するためのボタンがあります。


土台の背面には給電用のUSB-Cポートが備わっています。


Apple Watch充電器は、USB-C端子で本体に接続します。マグネット式のキャップは、背面に固定しておけます。




Qi2パッドの背面にApple Watch充電器を装着してみました。




付属品:充電ケーブルとACアダプタが同梱
付属品として給電用のUSB-CケーブルとUSB-C充電器が同梱されています。


USB-C充電器は最大50W出力に対応しています。


サイズも小さめなので持ち運びにも適しています。





充電器が付属しているのは助かる!!
詳しいスペックや仕様
ESR Qi2.2対応・冷却ファン搭載 3in1充電器の仕様を以下にまとめました。
ESR Qi2.2対応・冷却ファン搭載 3in1充電器の仕様 | |
---|---|
カラバリ | ブラック/ホワイト |
サイズ | 8.6 x 8.4 x 16.5 cm |
重さ | 400g |
出力 | 合計35W Qi2.2パッド:最大25W AirPods:最大5W Apple Watch:最大5W |
磁力 | Qi2.2パッド:1100g ± 100g Apple Watch充電器:300g |
動作音 | 最大25dB |
材質 | ABS+PC、アルミ合金、 亜鉛合金、シリコンゴム |
※25Wのワイヤレス充電には、iPhone 16シリーズ以降が対応しています(iPhone 16eは除く)。
デスクに設置した様子
ESR Qi2.2対応・冷却ファン搭載 3in1充電器を普段作業しているワークスペースに設置してみました。省スペースな設計なので、作業スペースをすっきり保てます。


iPhoneを横向きに固定すれば、スタンバイモードでウィジェットを表示させることもできます。


Apple Watch充電器はQi2パッドの背面にあって手が届きにくいですが、高さがあるためバンドを選ばず快適に利用できます。


ESR Qi2.2対応・冷却ファン搭載 3in1充電器のレビュー
発売と同時にESR Qi2.2対応・冷却ファン搭載 3in1充電器をしばらく使ってきたので、その使用感を紹介していきます。
- 3デバイスを省スペースで充電できる
- 冷却ファンでiPhoneの発熱を抑えられる
- 最大25W出力を活かすには、対応デバイスが必要
上記の3点を中心にレビューしていきます。
3デバイスを省スペースで充電できる


スタンドタイプの3-in-1充電器のため、省スペースで設置でき、置き場所を選びません。
デスクに置いても作業スペースを圧迫せず、3台を同時に充電できます。ケーブルが散らかることもなくなるので、デスク周りをすっきり保てるのも魅力です。
冷却ファンでiPhoneの発熱を抑えられる
搭載されている冷却システム「CryoBoost」には、想像以上に驚かされました。
手をかざしてみると、ファンからの送風は常温ではなく、ひんやりとした冷たさを感じます。


この冷却効果のおかげで、充電中のiPhoneが熱くなりにくく、充電直後でも快適に使えました。



バッテリーへの長期的な効果が期待できます!
最大25Wを活かすには対応端末が必要
ESR Qi2.2対応・冷却ファン搭載 3in1充電器の性能を活かすには、iPhone 16シリーズ以降の端末が必要です。15シリーズでは、従来通りの最大15Wに制限されるので、注意しましょう。


iOS 26.0のiPhone 16 Proを充電してみたところ、16〜18W程度の出力に落ち着きました。


※同条件でも使用状況・環境・機器状態により変動する可能性があります。
おそらくiPhone側で出力が制限されているのだと思います。
今後のアップデート次第でより出力が向上する可能性がありますが、現状では “有線同等” とまではいかないでしょう。
ESR Qi2.2対応・冷却ファン搭載 3in1充電器は、こんな人におすすめ
ESR Qi2.2対応・冷却ファン搭載 3in1充電器は、以下のような方におすすめです。
- iPhone 16シリーズ以降のモデルを使っている方
- バッテリーへの負荷を最小限にしたい方
iPhone 15シリーズ以前のモデルでは、ワイヤレス充電の最大出力が15Wに制限されるので、本製品を選ぶ必要はないでしょう。
また、冷却システムに期待するのは、バッテリー寿命の延長です。バッテリーが劣化する前にiPhoneを買い替える人では、効果が実感しにくい可能性があります。
したがって、本製品はiPhoneの買い替えサイクルが長く、バッテリー寿命を重視する方にも適した選択肢です。
まとめ:発熱を抑える高出力の3-in-1充電スタンド
この記事では、ESR Qi2.2対応・冷却ファン搭載 3in1充電器についてレビューしてきました。
記事の最後に、実際にしばらく使ってきて感じたメリットとデメリットをまとめておきます。
- 最大25Wのワイヤレス充電
- 3デバイスを省スペースで充電できる
- 冷風が出る冷却システム
- 50WのACアダプタが同梱
- 性能を活かすにはiPhone 16シリーズ以降が必要
性能としては最先端で、完成度の高い製品に仕上がっていると思います。ただ高出力のワイヤレス充電への対応がiPhone 16シリーズ以降に限られているのが課題でしょう。
iPhone 16シリーズ以降を使っていて、バッテリーを保護しながら使いたい方にはおすすめできるモデルだと感じました。
最後まで読み進めていただき、ありがとうございました。


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