本稿では、Levoit(レボイト)の加湿器「LV600HH 6L ハイブリット式加湿器」、「Classic 300S 6L 超音波式加湿器」の使用感をレビューしていきます。
Levoitは、アメリカで2011年に設立された小型家電のグローバル企業「Vesync」による空気製品(空気清浄機、加湿器など)の家電ブランド。日本には2019年に上陸したばかりで、米国Amazonの同分野ではベストセラーのブランドです。
個人的にはお声掛けいただいて初めて知ったブランドですが、2016年からスマートホームにも力を入れているみたい。SwitchBotユーザーである筆者も興味を抱いたので、加湿器2種類を送っていただきレビューしていきます。
Levoit LV600HH 6L ハイブリット式加湿器のレビュー
こちらがハイブリット式の加湿器「Levoit LV600HH 6L」の外箱。アメリカメーカーの加湿器ですが、パッケージも日本語に対応しています。2年保証がついてるのも心強い。
製品を開封して使用感をチェックする前に、Levoit LV600HH 6Lの特徴を紹介していきます。
スマートホーム非対応のモデルをレビューしてます。
特徴とスペック
- 高性能なハイブリッド加湿器
- 便利な自動モード
- 25畳に適用できる6L大容量
- リモコンの遠隔操作に対応
加湿器のサイズはそこまで大きくないですが、6Lのタンク容量と25畳までに対応するパワフルさを持っています。加熱式と超音波式のハイブリッドで、加湿器としては珍しいリモコンでの遠隔操作にも対応しています。
Levoit LV600HH 6Lの詳しい仕様
タンク容量 | 6L |
対応面積 | 40〜70m2 |
最大ミスト量 ヒーターON | 最大:500ml/h |
最大ミスト量 ヒーターOFF | 最大:300ml/h |
作動音 | < 30dB |
サイズ(cm) | 28.7 × 17.8 × 26.7 |
安全装置 | 空焚き防止機能 |
電源 | AC 100V、50/60Hz |
定格電力 | 280W |
重量 | 2.95kg |
パッケージ内容
パッケージ内容は下記の通り。
- ハイブリッド超音波加湿器
- リモコン
- 3V CR2025バッテリー
- アロマパッド × 3
- 吸収パッド × 3
- 掃除用ブラシ
- ユーザーマニュアル
- クイックスタートガイド
消耗品の予備も付いているので、しばらくは買い足す必要がなさそうです。3V CR2025バッテリー(リモコン内)、アロマパッド×1・吸収パッド×1(加湿器内)は、あらかじめ設置されているようです。
本体デザイン
Levoit LV600HH 6Lを真正面からみた様子です。中央にディスプレイを配置し、最下部にはメーカーロゴが刻印されています。
ディスプレイとボタンはこんな感じ。円周を沿うように6つのボタンが配置されています。
こちらは側面像です。加湿器の大部分がタンクになっていて、全体のサイズ感としてはそこまで大きくないですね。
加湿器の側面下部には、アロマセラピー用のアロマボックスを搭載。エッセンシャルオイルを2〜3滴垂らすだけでアロマの香りを楽しめます。
本体の背面には、電源供給のためのケーブルを搭載しています。
ミストの方向は、360°回転するノズルで自由に調整できます。
ノズルキャップを外して、取っ手を持ちながら本体から水タンクを外します。
水タンクを外すとこんな感じになります。
水タンク底面のフタを回して、水を入れます。少なくてもタンクの半分以上の水を入れるように注意書きがされています。
水を入れたタンクを加湿器に設置した様子がこちら。水の容量が見やすいシンプルなデザインです。6L(=6kg)なので、最大まで入れると重くなるので注意しましょう。
デザイン的にはオシェレで近代的ですね!
使用感
実際に僕がLevoit LV600HH 6Lを使ってみた印象をまとめました。
- 小型だがパワフル
- 動作音が静か
- 十分すぎる機能性
- ディスプレイを消灯できる
- 給水時に床が濡れる
上記5つのポイントを中心に「Levoit LV600HH 6L」の使用感を紹介していきます。
小型だがパワフル
本体サイズは小型ですが、5分程度で6畳の部屋が湿度37%から50%になりました。小柄なボディからは想像できないほどの威力に驚きました。ミストの出口が2つあるので、満遍なく部屋を加湿できます。
動作音が静か
静かな部屋で動いていても、ほとんど気にならない動作音です。筆者は寝室で使っていますが、うるさいと感じたことは1度もないですね。
十分すぎる機能性
- ウォームミスト:ミストの温度を3段階から選択。オフにもできる。
- ミスト量:3段階の調整
- 湿度:加湿器が維持する湿度を40〜80%の範囲で設定
- タイマー:1〜12時間
- 自動モード
ウォームミストをオフして、超音波式としても使えるのは良いですね!ハイブリッド式でも汎用性が高くて重宝します。その他の機能も十分すぎるので、価格と機能のバランスが絶妙だと思います。
ディスプレイを消灯できる
自動ボタンを長押しすることで、ディスプレイが消灯します。動作音も小さいので、寝室で使う加湿器としてはピッタリなモデルでしょう。
給水時に床が濡れる
ノズルキャップの中には、多くの水滴が溜まっています。給水するときは、ノズルキャップを外さなければいけない仕様なのがイマイチですね。ノズルキャップを外すと、ほぼ確実に水滴が垂れてくるので、どうしても床が濡れてしまいます。
タンクを持ち上げるときや給水したタンクを運ぶときにも、水が垂れることが多い。給水と床を拭くのはセットとして考えた方が良いでしょう。性能に満足してるがゆえに、水が垂れるのはショックが大きい。
Levoit Classic 300S 6L 超音波式加湿器
ヒーターを使わない超音波式なので、電気代が安く収まりやすいモデル。前述した「Levoit LV600HH 6L」には加湿力で劣りますが、個室利用ならこっちで十分でしょう。
まずはLevoit Classic 300S 6Lの特徴をまとめていきます。
スマートホーム対応モデルをレビューしてます。
特徴とスペック
- 6Lの大容量
- スマートホームに対応
- 給水しやすい
- 常夜灯ランプを搭載
- 雑菌の繁殖には注意
タンク容量が6Lもあって、最大300ml/hの加湿に対応しています。アプリやアレクサで操作できるスマート家電で、外出先からの遠隔操作もできる優れモノ。ヒーターを使わないので、定期的な手入れをして雑菌の繁殖を予防する必要があるのは超音波式の宿命ですね。
パッケージ内容
Levoit Classic 300S 6Lのパッケージ内容は、下記の通り。
- 加湿器の本体
- アロマパッド × 3
- 掃除用ブラシ
- 取扱説明書
- クイックスタートガイド
前述した「Levoit LV600HH 6L」はリモコン操作に対応していましたが、本製品では非対応のようですね。アロマパッド × 1は、あらかじめセットされています。
本体デザイン
Levoit Classic 300S 6Lを前から見るとこんな感じ。水タンクのカラーは、グレー/ブルーの2種類がラインナップしており、本稿ではグレーをレビューしていきます。
水タンクの下部には、ディスプレイと4つのボタンを搭載。ボタンのアイコンが分かりやすくて、直感的に操作できます。
本体の側面や背面はこんな感じ。
背面下部にはエッセンシャルオイルを垂らすためのアロマボックスを搭載。ディフィーザーではないので、ほんのり香る程度らしいですが、アロマ好きには嬉しい仕様ですね。
タンクと底部を分離してみました。タンクを上に持ち上げると簡単に分離されるので、水がこぼれないように注意が必要です。
給水タンクと加湿器の接合部には水が溜まりやすいので、長時間の放置は衛生的にNGですね。
使用感
僕が「Levoit Classic 300S 6L」を使った印象をまとめました。
- 水が入れやすい
- 給水時に水滴がこぼれる
- 手入れが面倒
- 常夜灯がおしゃれ
- 動作音が静か
- アプリが便利
上記の4点を中心に使用感を紹介していきますね。
水が入れやすい
フタを外して直接水を入れられるので、加湿器が稼働中でも給水できます。もちろん水道水から直接給水することもできます。
ふたつの給水方法に対して、ユーザーの都合がいい方法を取れるのが便利でした。
給水時に水滴がこぼれる
ミストの出入り口と給水タンクが一体化してるので、フタを外すとどうしても水滴が垂れてきます。
給水タンクを本体から分離して持ち運ぶ仕様ではなく、給水後にポタポタ垂れてしまうことはありません。なので前述した「Levoit LV600HH 6L」より、本モデル(Levoit Classic 300S 6L)の方が水滴が垂れにくいです。
手入れが面倒
超音波式の加湿器における最大のデメリットは、雑菌が繁殖しやすく頻回な手入れが必要な点でしょう。実際に取扱説明書をみると「毎週お手入れしてください」と記載されています。
手入れは水洗いしたのちに水滴を拭き取り、乾燥させるだけ。作業としてはシンプルで簡単ですよね。ただ毎週手入れするとなると話は別。
この辺は本製品に限らず、超音波式の加湿器における問題点になってくるでしょう。
常夜灯がオシャレ
給水タンク内の常夜灯は、加湿器として珍しい機能ですね。優しい色味のライトなので、ディスプレイを消灯して常夜灯をつけておくのもアリだと思います。
動作音が静か
ヒーターやファンを搭載していないので、運転中の音がとても静かでした。前述した「Levoit LV600HH 6L」でも十分静かでしたが、「Levoit Classic 300S 6L」の方がさらに静か。寝室などの静かな場所で使うにはピッタリの仕様ですね。
アプリが便利
近年のLevoitは、スマートホームにも力を入れているブランド。ラインナップしている加湿器には、スマートホームに対応しているモデルもあるようです。
筆者がレビューしている「Classic 300S 6L」は、Levoitの加湿器のうちスマートホームに対応しているモデルのひとつ。加湿器本体がWi-Fiに接続できるスマート家電で、アプリを使った遠隔操作が可能です。
- 加湿器の設定
- 目標の湿度
- ON/OFFのタイマー
- スケジュールの作成
- 加湿器の操作
- 起動と停止
- 常夜灯の点灯と消灯
実際に筆者もアプリを使ってみましたが、細かく設定できて重宝しています。自分のライフスタイルに合わせて加湿器を自動化できるので、ユーザーの手間が減るところが良いですね。
まとめ:米国ベストセラーも頷けるLevoitの加湿器
本稿では、米国ベストセラーブランドLevoitの加湿器をレビューしてきました。どちらのモデルもバランスがとれた加湿器で、米国のAmazonでベストセラーになったのも頷けます。
特にスマートホームに対応しつつコスパの良い加湿器は珍しいので、スマート家電を試してみたい方にはオススメでしょう。
購入時にはスマートホーム対応の可否をしっかりと確認した上で、購入するようにしましょう。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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