デスクワークの時間が長くなるほど、椅子選びの難しさを痛感します。
数多くのハイスペックチェアが “正しい姿勢を保つための設計” を競う中、一歩先の快適さを追求したワークチェア「LiberNovo Omni(リベルノヴォ オムニ)」が登場しました。
LiberNovo Omniは、身体の動きに合わせて背面が追従するだけでなく、腰部のサポートを電動で無段階に調整できます。
さらにボタンひとつで背骨をゆるやかに伸ばしてくれる電動ストレッチ機能まで備えています。
言ってしまえば、”姿勢を整える” という大前提に、”疲労を回復させる” という新たな発想を追加した電動ワークチェア。
そんなLiberNovo Omniを発売に先駆けて1ヶ月間試させていただいたので、この記事でレビューしていきます。

お世辞抜きで、ここ数年で最も満足度が高い製品でした!


- 身体に合ったサイズを選べる
- 包み込まれるようなフィット感
- 疲労を回復する電動ストレッチモード
- 用途にあった4つのリクライニング
- 使いやすいフットレスト
- 歴史の浅いメーカー
- 蒸れにくいわけではない
※提供: LiberNovo
レビュー用に製品の提供を受けていますが、筆者が感じたままのレビューです。


「LiberNovo Omni」は、12月16日 22時までMakuakeで先行販売中です。
期間中は最大51%オフで購入できます。
LiberNovo Omniの概要
LiberNovo Omniは、脊椎のストレッチ機能を搭載した電動ワークチェアです。
- ロボットの技術集団が設立したブランド
- 身長153cm〜190cmの人に対応
- ミリ単位で調整できる電動ランバーサポート
- 背中をリラックスさせるストレッチモード
- 4モードのリクライニング
- 背中に自動でフィットするダイナミックサポート
- 4Dアームレスト
- 多層構造の座面
ワークチェアブランド「LiberNovo」とは?


LiberNovoは、2023年にロボットメーカーに所属していたエンジニア集団が設立した香港のワークチェアブランドです。
ブランドが設立されてから2年間のテスト期間を経てようやく完成した最初のプロダクトが電動ワークチェアの「LiberNovo Omni」。
アメリカでは、2025年6月から販売されていて、60日間で約1万台の大ヒットを記録しています。
2サイズ展開で、身長153cm〜190cmの人に対応
「LiberNovo Omni」は、M/Lの2サイズが展開されています。
- Mサイズ:身長153cm〜175cm
- Lサイズ:身長170cm〜190cm
僕は身長167cmで、今回送ってもらったのがLサイズ。



微妙に不適応なのが気になりますが、レビューしていきます!
ミリ単位で調整できる電動ランバーサポート
アームレスト内側に配置されたボタンを押すと、ランバーサポートの強度を電動で無段階に調整できます。


細かな微調整が可能なので、実際に座っていても今まで使ってきたワークチェアより明らかにフィット感が増しています。
背中をリラックスさせるストレッチモード
長時間の作業に疲れたときのために、背中を伸ばしてくれるストレッチ機能が搭載されています。


今までのハイスペックチェアは、「どう疲れを溜めないか」にフォーカスしているのに対し、LiberNovo Omniでは、「疲れの回復」にも目が向けられています。
LiberNovo Omniの組み立ては、思った以上に簡単
電動ワークチェアと聞いて、まず最初に懸念したのが「組み立ての大変さ」。
普通のワークチェアでも組み立てが大変なのに、電動ともなればなおさら腰が重くなる………。
梱包を前にひとり静かに絶望し、数日組み立てずに現実逃避していました。



まさか組み立てが簡単なんて、この時は思いもしなかった!


いつまでも廊下を占拠されるわけにもいかず、やっとの思いで梱包を解きました。
部品を並べてみると、4畳の書斎の半分以上が埋まってしまいました。


そして組み立ての説明書がとにかく大きい。


一通り目を通す前に、「組み立て方はこちら」と記載されたQRコードに目が止まりました。


QRコードを読み込んでみると、組み立てる様子を動画で確認できます。
組み立てはキャスターの取り付けから始まります。




予想に反して、力作業が必要になるシーンがないまま、ワークチェアが出来上がっていきます。


気づけば組み立ても終盤に差し掛かり……。


最後にバッテリーをセットして組み立て完了です。




予想していた過酷な力作業が必要にならないまま、電動ワークチェアが完成してしまいました!


結局、組み立てるまでに最も大変だったのは、梱包を解いて部品を取り出すところでした。
組み立て自体は、他のワークチェアと比べ物にならないぐらいラクでした。
組み立てに要した時間は、30分程度。力のない男性が一人で組み立てました。



これなら女性でも一人で組み立てられるかと!
LiberNovo Omniのデザイン
早速、組み立てが完了したLiberNovo Omniのデザインや細部をみていきます。
上から下までがブラックで統一されたミニマルなデザインです。


側面・後面ともにブラックで統一されています。




背もたれの中央上部には、目立たない色味のブランドロゴ。


左手のアームレスト内側には、ランバーサポートを調整するボタンとストレッチ開始ボタンが搭載されています。


座面には、硬さの異なる3層構造が採用されています。


ふかふかなのに反発力もあって、ベッドに近い触り心地です。


LiberNovo Omniの調整範囲
LiberNovo Omniはカスタマイズ性の高いワークチェアでもあって、簡単に身体にフィットするように調整できます。
ランバーサポート
ボタン操作でランバーサポートを無段階に調整でき、好みに合わせて腰への押し当て具合を変えられます。




ボタンで電動調整なので、実際に座り心地を確かめながら調整できるのが便利でした。調整範囲も無段階なので、微妙な調整が効くのも助かります。
アームレスト
アームレストは、前後・上下・傾き・左右の4方向に調整できます。
前後の動き




上下の動き




傾きの動き




左右の動き




特に支柱の傾きを調整することで、アームレストと身体との距離感を調整できるのが助かりました。
ヘッドレスト
ヘッドレストは、上下・前後・傾きの3方向に調整できます。
上下の動き




前後の動き




傾きの動き




上記の3方向とは別に、頭の置き方によって左右にも追従してくれます。
LiberNovo Omniのレビュー
日本での発売に先駆けて、実際に1ヶ月ほどLiberNovo Omniを使わせていただきました。
ここからは、実際に座って作業してみて感じたLiberNovo Omniの使用感を以下の点を中心に紹介していきます。
- 包まれるような座り心地
- 快適な4モードのリクライニング
- ストレッチ機能で気分転換やリラックス
- 使いやすいフットレスト
座った第一印象は、包まれるような座り心地
座った瞬間にまず感じたのは、“包み込まれるようなフィット感”でした。
腰から背中までがピッタリとくっつき、今まで感じたことのなかったラクさを感じます。


しっかりと支えながらも圧迫感がなく、腰から背中にかけて自然に重心が収まります。
座面や背面は、触れると柔らかくてふわふわしていますが、実際に身体を預けると過度に沈みません。
目玉機能である電動ストレッチの存在を忘れさせるほどの快適さでした。
快適な4モードのリクライニング
LiberNovo Omniは、以下の4パターンのリクライニングモードを採用しています。
- 105度:集中力を上げるディープフォーカスモード
- 120度:リラックスして作業するソロワークモード
- 135度:ゲームやスマホ操作に最適なソフトリクライニング
- 160度:昼寝できるスパインフローモード
105度:ディープフォーカスモード


普段は105度のディープフォーカスモードで作業しています。最もベーシックな角度で、日常的な作業にぴったりだと思います。
前述した通り、包まれているような座り心地で、ディープフォーカスと言いつつ適度にリラックスできて快適です。
120度:ソロワークモード


長時間の作業で疲れが出てくると、120度のソロワークモードで気分転換します。
105度よりリラックスできて眠くもならない絶妙な角度だと思います。今までこの角度で作業することはなかったのですが、意外と快適でした。
135度:ソフトリクライニング


ちょっとした休憩タイムでは、135度のソフトリクライニングモードを活用しています。
スマホ時間にピッタリで、優雅な休憩タイムを過ごしています。



リラックスしすぎて、いつも作業に戻れません
160度のスパインフローモード


リクライニングを最大限に倒した160度は、簡単に眠ってしまいそうな快適さ。なんならソファよりも快適に昼寝できました。
リクライニングの調整方法




リクライニング角度は無段階に調整できたほうが良いと思っていましたが、レバーを傾けるだけで好みの角度にできる手軽さが魅力だと感じました。
ストレッチ機能が気持ちいい
リクライニングを160度まで倒して電動ストレッチモードにするのが、最高にリラックスできました。
ランバーサポートが上下に動く仕組みで、ゆっくり腰を伸ばしてくれます。




最初から強く伸ばされることはなく、段階的にストレッチしてくれるのも気に入りました。
ストレッチモードは5分間で自動停止するので、そのままうたた寝しても安心です。
使いやすいフットレスト
オプション品のフットレストは、公式が推奨しているだけあってLiberNovo Omniと相性抜群でした。


僕は身長167cmなので、2段目の高さで使っています。


最高13.5cmの高さになるので、僕のように170cm未満のユーザーでも安心して使えます。


リラックスする時は、フットレスト上部のクッションにふくらはぎを乗せて足を伸ばせます。





オプションですが、めちゃくちゃおすすめです!
LiberNovo Omniの気になる点
実際に1ヶ月間毎日LiberNovo Omniに座ってきましたが、正直とても満足しています。
ここまで快適なワークチェアは初めてだったので、実際に日本の先行レビュワーとして選んでいただいて光栄でした。
レビュワーとして強いて気になる点を上げるとすれば、夏場の蒸れやすさ。蒸れやすいというより、“蒸れにくくはない”という表現が正しいでしょう。
残暑がある季節にレビューしてきましたが、メッシュ素材のワークチェアよりは蒸れを感じました。
座り心地と蒸れやすさはトレードオフなので、個人的には妥協点かなと思っています。
どうしても蒸れやすさが気になる方は、オプション品のクーリングシートパットや市販のチェアパッドで対策するようにしましょう。
総論:座った瞬間に確信したワークチェア
この記事では、電動ワークチェア「LiberNovo Omni」をレビューしてきました。
記事の最後にLiberNovo Omniの特徴やメリット・デメリットについて振り返っておきます。
- 身体に合ったサイズを選べる
- わずかな微調整が可能で、身体にフィットする
- 疲労回復のためのストレッチモード
- 用途に応じた4つのリクライニングモード
- 使いやすいフットレスト
- 歴史の浅いメーカー
- 蒸れにくいわけではない
長々とレビューしてきましたが、LiberNovo Omniが最高のワークチェアだということは、座った瞬間に確信していました。
オーダーメイドのような身体へのフィット感は、日々の作業を支えてくれています。
ブランド最初のプロダクトで、日本にも上陸したばかりなので、購入のハードルは高いと思います。
正直、僕もあまり期待していませんでしたが、良い意味で裏切られました。
これからはLiberNovo Omniにメインのワークチェアとして君臨してもらおうと思ってます。
最後まで読み進めていただき、ありがとうございました。


「LiberNovo Omni」は、12月16日 22時までMakuakeで先行販売中です。
期間中は最大51%オフで購入できます。
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