「子どもの安全を守るために、防犯ブザーを持たせている」という家庭は多いでしょう。
しかし、いざという時に“どこにいるのか”“本当に帰宅したのか”までは分かりません。
そんな課題を解決してくれるのが、本記事でレビューするSwitchBot防犯ブザーです。
SwitchBot(スイッチボット)は、スマートホーム分野で高いシェアを誇るブランドです。
本製品はスマートホームの機能を活用したスマート防犯ブザーなので、Appleの「探す」でスマホから位置情報をリアルタイムで確認できるほか、帰宅時や緊急時に親のスマホに通知が届きます。
実際にSwitchBot防犯ブザーをレビューしてみて、完成度の高さを実感しました。口コミでも評価が高い製品ですが、使ってみてその理由がよく分かりました。
一般的な防犯ブザーの枠を超え、“見守りデバイス”としても活躍するおすすめの一台になっています。

- Appleの「探す」対応で、位置情報を確認できる
- 大音量の警報音と高速点滅するライト
- 帰宅時や緊急時に親のスマホに通知が届く
- 夜道を照らすライトになる
- スマートロックの鍵になる
- ピンを引くには力が必要
- 帰宅時や緊急時の通知は、ハブが必要
※提供: SwitchBot
レビュー用に製品の提供を受けていますが、筆者が感じたままのレビューです。

SwitchBot 防犯ブザーの概要
SwitchBot 防犯ブザーの主な特徴を以下にまとめました。
- Appleの「探す」対応で、位置情報を確認できる
- 毎日の帰宅通知
- スマートロックの鍵になる
- 100m先でも聞こえる警報音と警報ライト
- フェイク通話、緊急通報機能
- 懐中電灯になる
- 雨でも安心の防水仕様
Appleの「探す」に対応
SwitchBot防犯ブザーは、Appleの「探す」ネットワークに対応しています。
iPhoneやiPadの「探す」アプリからブザーの位置をいつでも確認でき、” 子どもがどこにいるか “がリアルタイムで分かります。


家に近づいてくるのをスマホで見守れる!
毎日の帰宅通知
SwitchBot防犯ブザーをランドセルなどに取り付けておくと、子どもが帰宅してハブのBluetooth圏内に入ったタイミングで、アプリに「帰宅通知」が届きます。


親のスマホに自動で通知が入るため、仕事中でも家事の最中でも、子どもが無事に家に戻ったことをリアルタイムで確認できます。
※SwitchBotハブシリーズのいずれかが必要です。
スマートロックの鍵になる
SwitchBot 防犯ブザーは、同メーカーのスマートロックを解錠するための電子キーになります。


個人的には、紛失リスクのある防犯ブザーよりも、顔認証や指紋認証を登録しておくほうが安全だと思います。
なので、電子キー機能は参考程度に捉えておけば良いでしょう。
SwitchBot 防犯ブザーの使い方と初期設定


早速、SwitchBot 防犯ブザーを開封してデザインをチェックしつつ、使い方や初期設定を紹介していきます。
本体デザインと付属品
SwitchBot 防犯ブザーのセット内容を並べてみました。


白・黒・青の3カラー展開のうち、ホワイトを選びました。


背面には、防犯ブザーを拾った人がスキャンするためのQRコードと警報音が出るスピーカーがあります。


ブザーの先端はカラビナリングになっていて、ランドセルなどに取り付けられます。


一般的な防犯ブザーと同じように、本体に刺さっているピンを引き抜くことで警報音が鳴る仕組みです。


電池を入れた後、正面のロゴをプッシュするとライトが点灯します。




SwitchBotアプリで初期設定
SwitchBotのスマートホーム製品は、防犯ブザーに限らず専用のアプリで一括管理ができます。
アプリのホーム画面から、デバイスの追加
→防犯ブザー
へと進みます。




すると防犯ブザーにボタン電池を2つ入れて、電源をONにするよう求められます。


防犯ブザーをペアリングモードにしてアプリに登録し、デバイス名を決めます。




アプリのホーム画面に戻ると、デバイス一覧にSwitchBot防犯ブザーが追加されています。


Appleの「探す」に防犯ブザーを登録する
もしiPhoneをお使いの方なら、「探す」アプリにもSwitchBot防犯ブザーを登録しておきましょう。
Appleの「探す」アプリを開き、持ち物を探す
→+
→その他の持ち物
へと進みます。


するとiPhoneが自動的に防犯ブザーを検出してくれるので、接続
をタップしましょう。


持ち物の名前と絵文字を設定すれば、探すアプリへの登録は完了です。


SwitchBot 防犯ブザーの使用感をレビュー
実際にSwitchBot防犯ブザーを娘に使ってもらいました。
以下のポイントを中心に使用感を紹介していきます。
- 100m先でも聞こえる大音量
- 暗い夜道でも安心できる照明機能
- いざという時に“引けるか”が鍵
100m先でも聞こえる大音量
SwitchBot防犯ブザーは、130dBの大音量アラームを搭載しています。実際に使ってみても、100m先でも聞こえるレベルの音量でした。
強烈な警報音と一緒にライトが高速で点滅するので、周囲に助けを求めるには十分な性能だと感じました。
暗い夜道でも安心できる照明機能
SwitchBot防犯ブザーは、防犯だけでなく懐中電灯としても使えるライト機能を備えています。
ボタンを押すとLEDが点灯し、最長で連続40時間使えるライトになります。明るさは2段階で調整でき、手元や足元を照らすのには十分でした。


さらに、雨の日や濡れた手で操作しても問題ないIP65等級の防水性能を備えているので、ランドセルに付けっぱなしにしておけます。
防犯ブザーとしての役割にとどまらず、日常の安全を照らす小さなライトとしても活躍するのも魅力だと思いました。
いざという時に“引けるか”が鍵
防犯ブザーはどのモデルでも、少し力を入れただけではピンが抜けません。
誤作動を防ぐための設計とはいえ、緊急時には勇気を持って思いきり引っ張る必要があります。


我が家では実際に、子どもと一緒に「引く練習」を何度か行いました。
力加減を体で覚えておくと安心ですが、やはり本番で引っ張るには心理的なハードルがあると感じました。
総論:見守りデバイスに進化したおすすめのスマート防犯ブザー
SwitchBot防犯ブザーは、従来の「鳴らすだけ」の防犯ブザーとは一線を画す存在です。130dBの大音量、Appleの「探す」対応、そして帰宅通知や緊急通報といった機能が、日常の安心をスマートに支えてくれます。
- Appleの「探す」に対応
- 大音量の警報音と高速点滅するライト
- 親のスマホに帰宅通知が届く
- 夜道を照らすライトになる
- ピンを引くには力が必要
- 帰宅・緊急通知には、ハブが必要
特に印象的だったのは、子どもの「帰宅」がスマホに届く安心感と、雨の日も気にせず使える防水設計。単なる防犯アイテムではなく、家族をつなぐ“見守りデバイス”としての完成度を感じました。
一方で、ピンを引く際の心理的ハードルなど、使いこなすには少し慣れが必要です。それでも、いざという時に備える心構えを日常の中で育てられる点も、このデバイスの価値といえるでしょう。
防犯と見守りを両立したい家庭には、おすすめできる一台だと思います。


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