「持ち運ぶ充電アイテムをできるだけ減らしたい。」
そんな思いを叶えるのが、コンセントと充電ケーブルが内蔵されたオールインワン型のモバイルバッテリーです。
これまでこの分野で圧倒的な支持を集めていたのが、「Anker Power Bank(30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)」。
そこに登場した「MATECH PowerFusion 5000 45W」は、最大出力30WのAnkerを上回る45W出力で、MacBook Airの急速充電に対応。
さらにAnkerより約15gの軽量化も実現しています。
まさにAnker一強の牙城を崩す実力派モデルとなっています。
これ一台あれば、iPhone・iPad・MacBook Airの3デバイスに対応でき、充電アイテムの一元化にも大きく貢献します。
本記事では、「MATECH PowerFusion 5000 45W」を2ヶ月間使って実感した魅力やおすすめの使い方を、Anker製品との比較も交えながら詳しくレビューしていきます。

- ケーブル・電源プラグを搭載
- ディスプレイを搭載
- 充電器モードで最大45W出力
- ノートPCの急速充電器&スマホ・タブレットのモバ充の1台2役
- ライバル製品より軽量
- 2ポート使用時は合計15〜18Wに制限
※提供: MATECH
レビュー用に製品の提供を受けていますが、メーカーに忖度しない筆者が感じたままのレビューです。

MATECHのコンセント・ケーブル搭載モバイルバッテリー「PowerFusion 5000 45W」の特徴
「MATECH PowerFusion 5000 45W」は、コンセントとUSB-Cケーブルを搭載した最大45W出力のモバイルバッテリーです。

実際に使ってみると、“モバイルバッテリーにコンセントとUSB-Cケーブルがついている”だけじゃなくて、日常使いを意識した設計が随所に見られました。
まずは製品スペック、本体のデザインや質感、Ankerとの比較について詳しくレビューしていきます。
PowerFusion 5000 45Wの仕様:ノートPCの急速充電器 兼 スマホ・タブレットのモバイルバッテリー
PowerFusion 5000 45Wのスペック | |
---|---|
サイズ | 高さ87 x 幅31 x 奥行48 mm |
重さ | 約194g |
容量 | 5,000mAh |
出力ポート | 内蔵USB-Cケーブル、USB-Cポート |
出力 充電器モード | 1ポート使用時:最大45W 2ポート使用時:最大18W |
出力 モバイルバッテリーモード | 1ポート使用時:最大22.5W 2ポート使用時:最大15W |

ノートPCの急速充電器やスマホ・タブレットのモバイルバッテリーとして使える万能アイテムです。
PowerFusion 5000 45Wのデザイン:USB-Cケーブル・USB-Cポート・コンセントを搭載
本体の前面にはディスプレイが搭載されていて、モバイルバッテリーの残量を確認できます。


側面は斜めにラインが入っていて重厚感のあるデザインになっています。
折りたたみ式のプラグを搭載していて、直接コンセントからのモバイルバッテリーを充電できます。




内蔵USB-Cケーブルは、端子部分を取り外して使います。


搭載しているUSB-Cケーブルを使って、iPhoneなどのガジェットを直接充電できます。


USB-Cケーブルの収納スペースのすぐ隣にはUSB-Cポートがあり、モバイルバッテリー本体の充電と他端末への給電の両方に対応しています。


重さ・サイズ・デザインをライバル製品と比較
ライバル製品であるAnker Power Bank(30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)が203gであることに対し、MATECHの本製品は約15g軽量の189g(いずれも実測値)でした。




厚さや横幅に大きな違いはみられませんが、MATECHの方がわずかに高さがあります。


Ankerは上面からケーブルが出ていますが、MATECHは側面からケーブルが出る構造のため、無理がかかりにくく、ケーブルへの負担も軽減されそうです。


USB-Cケーブルの長さは、どちらも18cmほどで差はありませんでした。


MATECH PowerFusion 5000 45Wの使用感をレビュー
実際にPowerFusion 5000 45Wを3ヶ月ほどみっちり使ってきたので、使用感をレビューしていきます。
- 本体の充電は2通りの方法
- iPhone 16 Proを85%まで充電できる
- iPad mini(A17 Pro)を60%まで充電できる
- 充電器モードでは最大45W出力(本製品の強み)
- ポート使用時は最大出力が制限される
本体の充電は2通り(コンセントかUSB-Cポート)
モバイルバッテリー本体の充電方法は、プラグをコンセントに直挿しするか、USB-Cケーブルを使った有線充電の2通り。




基本はコンセントに直挿しして充電することになりそうですが、コンセントがない場所でもPCから充電できるのは嬉しいポイント。
iPhone 16 Proを85%まで充電できる
モバイルバッテリーモードの最大出力は22.5W。
実際にiPhone 16 Proを充電してみたところ、20W弱の出力が確認できました。


実際にiPhone 16 Proを充電した際のパフォーマンスをグラフ化してみました。


iPhone 16 Proを0%から85%まで充電したところで、モバイルバッテリーの残量がなくなりました。
充電にかかった時間は75分でした。



これはモバ充の中でも優秀!
iPad mini (A17 Pro)を60%まで充電できる
モバイルバッテリーモードでiPad mini(A17 Pro)を充電してみたところ、やはり最大出力は20W弱でした。


充電に要した時間とバッテリー残量をグラフ化しました。


iPad miniを0%から60%まで充電したところで、モバイルバッテリーの残量が0%になりました。
充電に要した時間は70分でした。
60%まで充電できれば、iPad用のモバイルバッテリーとしても十分活用できるレベルですね。
充電器モードでは最大45W出力!MacBook Airの急速充電にも対応
プラグをコンセントに挿した状態では、最大出力が45Wまであがります。
実測値でも43Wを超えたスペック通りの出力がでていました。
これはMacBook Airなど一部のモバイルノートPCも急速充電できるほどパワフルです。





PCの急速充電器としても使えるスペックは嬉しい!
2ポート使用時は最大出力が制限される
充電器モードの場合
コンセントに挿した状態で2ポートを同時に使用した場合、スペック上は合計18Wに制限されます。
実測値を測定してみたところ、合計約20.9Wとなり、公称値を上回った結果が確認されました。




モバイルバッテリーモードの場合
モバイルバッテリーモードで2ポートを同時に使用した場合、スペック上は合計15Wに制限されます。
実測値を測定してみたところ、合計約19.2Wとなり、こちらも公称値を上回っていました。




2ポート同時使用時は最大出力こそ制限されるものの、コンセント接続の有無による出力の差は、実測ではほとんど見られませんでした。
MATECH PowerFusion 5000 45W レビューのまとめ


この記事では、MATECHのUSB-Cケーブルを内蔵したコンセント搭載モバイルバッテリー「PowerFusion 5000 45W」をレビューしてきました。
製品のメリットとデメリットをまとめておきます。
- ケーブル・電源プラグを搭載
- ディスプレイを搭載
- ノートPCの急速充電器とスマホ・タブレットのモバ充を兼ねる
- ライバル製品より軽量
- 2ポート使用時は合計15〜18Wに制限
今まで最有力だったAnkerのプラグ搭載モバイルバッテリーを超える最大45W出力に対応。
MacBook Airの急速充電器としても活用できる実用性の高い充電アイテムに仕上がっています。
スマホ、タブレット、PCを使い分けるユーザーにとっては、検討する価値のある一台だと感じました。
最後まで読み進めていただき、ありがとうございました。


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