MagSafe対応モバイルバッテリーは、iPhoneの背面にくっついてケーブルレスでiPhoneを充電できる便利なアイテム。
豊富なMagSafeアクセサリーの中でも、ひとつは持っておきたいところ。
そこで本記事では、AnkerやCIOに追いつく勢いで成長している京都の家電・ガジェットメーカー”MATECH (マテック) “から登場したMagSafe対応モバイルバッテリー「MagOn Mini 5000」をレビューしていきます。
ヒットしたモバイルバッテリー「MagOn 5000」が小さくなった新モデルで、筆者も期待が膨らみます!
- 世界最小のサイズ感
- iPhoneを約1回充電できる5000mAh
- 残量が分かりやすい
- マグネットが強力でiPhoneから外れにくい
- Qi2に非対応、iPhoneは最大7.5W
提供:MATECH
メーカーからレビュー用のサンプルを提供いただき、記事を執筆しています。記事の内容に対するメーカーの関与はありません。
MATECH MagOn Mini 5000を開封レビュー
早速、筆者の手元に届いたMagOn Mini 5000を開封していきます。
パッケージ内容を並べてみました。
- MagOn Mini 5000の本体
- 充電ケーブル
- 製品保証のご案内
- 取扱説明書
- Thank youカード
こちらがMagOn Mini 5000の実機。黒一色の本体をよくみると、メーカーロゴと製品名が記載されています。
厚みはたった0.95cmで、横からみるとその薄さが際立ちます。
iPhoneとの接地面には、MagSafe対応を示すマグネットマーク。
下部には、モバイルバッテリーを充電するためのUSB-Cポートを搭載。
USB-C to USB-Cケーブル (筆者のオススメはAnkerの絡まないケーブル) を用意すれば、モバイルバッテリーから最大20Wの出力で充電できます。
側面にはバッテリー残量を確認するためのボタン。他のデバイスの充電をはじめるときに、ボタンを押す必要はありません。
ボタンを押せば、こんな感じでバッテリー残量に応じて本体のランプが点灯します。
バッテリーの残量と点灯するランプの数
重量は117gで、同じバッテリー容量のモバイルバッテリーと比べると軽い部類に入ります。
付属のケーブルは、モバイルバッテリー本体を充電するためのUSB-A to USB-Cケーブル。
長さは0.5mで、モバイルバッテリーから別の端末への給電には使えないのでご注意を。
取扱説明書のQRコードはシールになっているので、本体に貼っておけば外出先からでも説明書を確認できます。
MagOn Mini 5000のスペック
型番 | MTMOM50 |
寸法 | 高さ96×幅65.8×奥行9.5mm |
重量 | 117g |
バッテリー容量 | 5000mAh(3.85V/19.25Wh) |
USB Type-C入力 | 5V/2.5A、9V/2A、12V/1.5A(最大18W) |
USB Type-C出力 | 5V/3A、9V/2.22A、12V/1.67A |
ワイヤレス給電出力 | 5W、7.5W、10W、15W |
サポート規格 | PD3.0、QC3.0、PPS、AFC、FCP、SCP |
iPhoneを約1回充電できるバッテリー容量
バッテリー容量が5000mAhのモバイルバッテリーで、ワイヤレス充電時の電力ロスなどを考慮すると、iPhone 15 Proを約1回フル充電できます。
これがたとえば「iPhoneを約0.6回充電できる」だったら、すこし不安に感じますよね。
個人的にはiPhoneを約1回フル充電できるバッテリー容量は、少なすぎず多すぎない絶妙なラインだと思います。
前モデル: MagOn 5000との比較
本体サイズ以外の基本的な性能は、MagOn Mini 5000 (新モデル) もMagOn 5000 (前モデル) も大きく変わりない。なので本稿では、両者のサイズを比較していきます。
左がMagOn 5000 (旧モデル)、右がMagOn Mini 5000 (新モデル) です。
こう比べてみると横幅はほぼ同じですが、高さがだいぶコンパクトになってるのが分かります。
続いて横からみた様子。左がMagOn 5000 (旧モデル) 、右がMagOn Mini 5000 (新モデル) です。新モデルのほうがわずかに厚みがあります。
新モデルでは、厚さこそ1mm増していますが、高さは1cm短くなっています。
全体的にコンパクトな印象を受けるのは、MagOn Mini 5000 (新モデル) ですが、MagOn 5000 (旧モデル) の薄さも本当に魅力的。
MagOn 5000 旧モデル | MagOn Mini 5000 新モデル | |
---|---|---|
幅 | 66mm | 65.8mm |
高さ | 105.5mm | 96mm |
厚さ | 8.6mm | 9.5mm |
実際にiPhone 15 Proの背面に「MagOn 5000」と「MagOn Mini 5000」を装着してみました。
まずは旧モデルの「MagOn 5000」から詳しくチェックしていきます。
MagOn 5000(前モデル)は薄いけどサイズ感に注意
MagOn 5000の横幅は、iPhone 15 Pro (70.6mm) よりわずかにコンパクト。
高さはiPhone 15 Proのカメラにギリギリ干渉しないぐらい。
ケースによっては、MagOn 5000がカメラ周りに干渉してしまうので注意が必要ですね。
モバイルバッテリーの下端は、iPhone 15 Pro下部からはみ出しています。
8.6mmの薄さは魅力的ですが、やはり持ってみるとiPhoneからはみ出ている部分への違和感があります。
Pro MaxやPlusの方 or 薄さを重視したい方におすすめ
MagOn Mini 5000(新モデル)はコンパクトになった
新モデルのMagOn Mini 5000の横幅は、iPhoneよりひと回り小さいサイズ感です。とてもコンパクトなので、iPhoneの背面にしっかり収まっています。
MagOn Mini 5000ならiPhone 15 Proのカメラ下にも余白ができています。
複数のiPhoneケースで試してみましたが、カメラ周りへの干渉もありません。
モバイルバッテリーの上下左右に余白があるので、持ってみた感覚もMagOn 5000より手に馴染みます。
miniシリーズのiPhoneでも使えますよ!
MagOn Mini 5000の使用感
MagOn Mini 5000を2週間みっちり使って感じたことをまとめました。
- マグネットが強力で外れにくい
- 充電開始時にモバイルバッテリーの残量が分かる
- 7.5W充電でも困らない
総評として大きな不満点はなく、十分満足して使えています。
欲を言えばiPhoneを15Wで充電するための”Qi2″に対応してほしかったですね。
でもモバイルバッテリーなので、7.5W出力であっても個人的には不便に感じていません。
それでは上記の3点を中心に使用感を紹介していきます。
マグネットが強力でiPhoneから外れにくい
マグネットの固定力は、MagSafeアクセサリーの重要なポイントなので気になる方も多いでしょう。
MagOn Mini 5000のマグネットはとても強力なので、MagSafe対応のiPhoneケースを使っていれば安定してiPhoneの背面に固定できます。
iPhoneの操作中にモバイルバッテリーがズレてしまうことも、ほとんどありませんでした。
充電を開始するとモバイルバッテリーの残量が分かる!
充電を始めると、中央にiPhoneのバッテリー残量、下部にモバイルバッテリーの残量が表示されます。
通常は本体の残量ランプをみれば、おおよそのバッテリー残量がわかります。
でも使いはじめた時に直感的に確認できるので、個人的には重宝する機能でした。
iPhoneに固定すれば自動で充電を始めてくれる。ボタン操作も不要!
7.5W充電でも困ることは少ない
冒頭でも述べましたが、MagOn Mini 5000はiPhoneを15Wでワイヤレス充電するための “Qi2” に対応していません。
MagOn Mini 5000でiPhoneを充電するときの最大出力は7.5Wなので、とても高速充電とはいえません。
でも筆者にとってモバイルバッテリーの役目は、バッテリー切れを阻止すること。
高速充電できなくても、iPhoneのバッテリーを延長できればOKなんですよね。
そもそも15Wのワイヤレス充電に対応していても、有線ケーブルのほうが高速ですし………。
実際に使っていても、充電スピードに不満を感じることはありませんでした。
MagOn Mini 5000の携帯性とバッテリー容量のバランスは絶妙ですし、Qi2非対応が僕にとって大問題になることはなかったです。
容量が足りない方には10000mAhモデルもあり!
iPhoneを約1回フル充電できる5000mAhでは物足りない方には、MagOn10000がオススメ。
MagOn Mini 5000の2倍である10000mAhが搭載されています。
バッテリー容量にしてはコンパクトな設計ですし、iPhoneを約2回フル充電できて遠出にも心配ないでしょう。
レビューのまとめ:サイズと容量のバランスが最高のモバイルバッテリー
本記事では、MATECHのモバイルバッテリー「MagOn Mini 5000」をレビューしてきました。
記事の最後に「MagOn Mini 5000」のメリットやデメリットについて振り返っておきます。
- 世界最小級のサイズ
- iPhoneを約1回充電できるバッテリー容量
- モバイルバッテリーの残量が分かりやすい
- マグネットが強力でiPhoneから外れにくい
- Qi2に非対応、iPhoneでは最大7.5W
使っていて満足しているし、筆者としては最大出力が7.5Wでもそこまで気になりませんでした。
コンパクトなモバイルバッテリーを探している方にはおすすめなモデルだと思うので、ぜひ検討してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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