スマホを中心に生活が回るようになってから、「財布を持ち歩く理由」が少しずつ薄れてきました。
とはいえ、カードや最低限の現金を持っておくと安心です。
MOFT 多機能カードケース&スタンドは、カードケース、財布、スマホスタンドをひとつにまとめた万能型のMagSafeアクセサリーです。
ただの「カードが入るスマホスタンド」ではなく、お札や硬貨もまとめて持ち歩けるMagSafe財布に仕上がっています。
この記事では、そんな多機能カードケース&スタンドについて、スタンドあり/スタンドなしの違いに触れつつ、実際の使い勝手について正直にレビューしていきます。

- 最大8枚までのカードを収納
- MagSafe財布として十分の収納量
- 財布とスマホスタンドを兼ねる
- MOVASレザー採用で他製品と統一感がある
- 装着するとスマホが嵩張る
- スマホスタンドの角度がやや急
※提供: MOFT
レビュー用に製品の提供を受けていますが、筆者が感じたままのレビューです。
MOFT多機能カードケース&スタンドとは?特徴とできることを解説

MOFT 多機能カードケース&スタンドは、財布・カードケース・スマホスタンドをひとつにまとめた、MagSafe対応のミニマルな収納アイテムです。
スマホスタンドあり/なしの2モデルから選べる仕様になっています。
主なスペック(スタンドあり/なしの違い)
スタンドあり/スタンドなしの両モデルについて、違いを表にまとめました。
| スタンドあり | スタンドなし | |
|---|---|---|
| サイズ | 100 x 70 x 15 mm | 100 x 70 x 13 mm |
| 重量 | 78.8 g | 52.6 g |
| 素材 | MOVAS™ヴィーガンレザー | MOVAS™ヴィーガンレザー |
| 主な機能 | MagSafe対応 カード収納(最大8枚) SIMピン、SIMカード収納 スマホスタンド | MagSafe対応 カード収納(最大8枚) SIMピン、SIMカード収納 |
厚さの違いは2mmで、実物を比べて見ても誤差レベルだと思います。

厚さの違いはほぼなし
すこし重たくなってはしまいますが、個人的には「スマホスタンドあり」を推してます。
デザインと付属品
僕の手元にあるのは、スタンドありモデルのジェットブラックとスタンドなしモデルのミスティグレー。
スタンドあり/なしによるデザインの違いはなく、ミニ財布のような佇まいをしています。

フラップをマグネットで留める構造で、必要なものを安全に収納できます。

マグネットでフラップを背面に吸着できて、開いたまま固定できるようになっています。

大きく開くと、内部構造が一度で見渡せるのも特徴です。

ポケットは三層構造になっていて、カードや硬貨、紙幣などを小分けして収納できます。



スタンドありモデルでは、背面からスマホスタンドを引き出せます。

素材にはMOFTお馴染みのMOVASレザーが採用されています。他アクセサリーとカラーを揃えれば、統一感を出すことができます。

MOFT多機能カードケースは財布代わりになる?収納力を徹底レビュー
結論から言うと、MOFT 多機能カードケース&スタンドは、スマホ決済が中心の人なら「財布としてほぼ完結できる」収納力があります。
実際にしばらく使ってみた印象や財布としての収納力など、詳しく紹介していきます。
どれぐらい入る?実際の収納量は?
多機能カードケース&スタンドに無理なく収納できる容量はこのぐらい。

- カード:5〜6枚
- 硬貨:4〜6枚
- 紙幣:2〜3枚
- 小物:SIMピン、SIMカード
活躍シーンは限定的になりそうですが、SIMピンやSIMカードのための専用スペースも完備されています。


カードだけなら8枚まで入ります!
スタンドあり/なしによる収納力の違い
実際に収納できる容量は、スタンドあり/なしで大きく変わりませんでした。
細かいことを言うと、スタンド部分は実測値で約3mmの厚みがありました。しかし全体の厚さを比べると、スタンドなしと比べて+0.2mmの厚さに抑えられています。
これはスタンドありモデルの内部スペースを削っていることを意味しています。
ただ、実際の使用では、スタンドありモデルの収納容量の少なさを感じる場面はほとんどありませんでした。
財布の代わりとして運用した印象|スマホ決済が中心なら問題なし
多機能カードケース&スタンドを財布代わりにして、1ヶ月ほど運用してみました。
カードは取り出しやすく、役所で身分証を提示する際もスムーズでした。


一方で、硬貨が増えるとカードが取り出しにくかったり、3つ折りしないとお札が入らなかったりするので、現金支払いがメインの方には不向きだと判断しています。


ポケットに入る硬貨は少なめですが、出し入れしやすかったです。





現金メインには不向き、スマホ決済メインならOK!
MagSafe財布としての使いやすさ|吸着力・安定性・スタンド性能を検証
続いてMagSafeアクセサリーとして、iPhoneに吸着させて使った印象をまとめていきます。
MagSafeの吸着力は強く、安定感がある
多機能カードケース&スタンドはMagSafeアクセサリーなので、実際にiPhoneに装着してしばらく使ってみました。
ポケットやバッグへの出し入れやスマホスタンド利用時などの日常シーンで、MagSafeの磁力に不安はありませんでした。


意図せず外れてしまったこともないので、MagSafeの強度に心配はいらないでしょう。
スマホスタンドとしては角度がやや急


スタンド機能自体は便利ですが、普段からスマホスタンドを多用していることもあって、実際に使うと角度が急で違和感を覚えました。
MOFTの王道スマホスタンド『Snap-Onスマホスタンド』の方が角度が緩やかで画面が見やすかったです。


iPhoneを横向きにして動画を鑑賞する際も、やはり『Snap-Onスマホスタンド』のほうが見やすい印象でした。


スマホスタンドはあくまで“付加機能”であり、カードや硬貨の収納をメインに設計されたMagSafeアクセサリーとして捉えておきましょう。
装着したまま持ち運ぶのは、やや嵩張る
実際にiPhoneに装着してみると思った以上に厚みがあり、iPhoneのグリップ感や操作性が落ちてしまいます。


iPhone Airに装着すればポケットに入れても気になりませんが、iPhone 16 Proに装着すると明らかに嵩張り、ポケットの膨らみが目立ちました。


iPhoneを操作する際は外した方が使いやすいので、着脱を前提として運用するのが良いと思います。
おすすめな人は、MagSafe対応コンパクト財布を探している人
多機能カードケース&スタンドは以下のような方におすすめです。
- ミニ財布を探している人
- カードを多めに持ち運ぶ人
- MagSafe財布を探している人
普段からスマホ決済が中心であれば、収納力としては申し分なく、MagSafeでスマホに吸着して持ち運べる「ミニ財布」として重宝する人も多いでしょう。
一方で、主にスマホスタンドとして使いたい人、財布がMagSafe対応である必要性がない人にとっては、本製品を選ぶ意義は薄いかもしれません。
個人的には、スマホには取り回しの良さを求めています。なので本製品に限らず、装着すると分厚くなるMagSafeアクセサリーは、全般的に使いこなせていないのが正直なところです。
総評|多機能カードケース&スタンドのメリットとデメリット
この記事ではMOFTの『多機能カードケース&スタンド』についてレビューしてきました。
「スマホと財布をひとまとめにしたい」というニーズに応えるMagSafeアクセサリーだと思います。
- カード・硬貨・紙幣を収納できる
- スマホスタンドと財布を兼ねる2-in-1
- 他MOFT製品と同じMOVASレザー
- 厚みがあって装着時に嵩張りやすい
- スマホスタンドの角度がやや急
一方で、装着時に厚みが気になるので、MagSafeアクセサリーとしての快適性には妥協が必要です。
スタンド機能やiPhoneの携帯性を重視する人は、「使いにくい」と感じることもあるでしょう。
MagSafeアクセサリーにいろんなバリエーションを持つMOFTだから出せる、新たな選択肢だと思います。
最後まで読み進めていただき、ありがとうございました。






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