TORRASの「FlexLineシリーズ」には、巻き取り式USB-Cケーブルを内蔵した充電器やモバイルバッテリーがラインナップしています。
今回レビューする「FlexLine Pro 60W」と「FlexLine Pro 75W」は、従来モデルから巻き取り式USB-Cケーブルの使いやすさがアップデートされ、本体の形状も再設計されたモデル。
この記事では、FlexLine Pro 60W・75Wの使用感や充電性能を実測比較し、旧モデルとの違いや、どちらを選ぶべきかを解説していきます。

- 巻き取り式USB-Cケーブル内蔵
- ケーブル操作がスムーズ
- 耐久性を意識した設計
- 用途で選べる2モデル
- 高級感あるデザインとカラバリ
- 上下のコンセントを塞ぐ
- 通常モデルより高価
※提供: TORRAS
レビュー用に製品の提供を受けていますが、筆者が感じたままのレビューです。
TORRAS FlexLine Pro 60W・75Wのスペックを比較
TORRAS FlexLine Proは、巻き取り式USB-CケーブルとUSB-Cポートを搭載した急速充電器です。
今回レビューする「FlexLine Pro 60W」と「FlexLine Pro 75W」の主なスペックを比較しました。
| 項目 | FlexLine Pro 60W | FlexLine Pro 75W |
|---|---|---|
| 最大出力 | 60W | 75W |
| 2台同時充電 | 35W+20W | 45W+20W |
| 内蔵ケーブル | USB-C | USB-C |
| ケーブル長 | 100cm | 120cm |
| USB-Cポート | 1つ | 1つ |
| サイズ | 60.8×68×34mm | 64.8×72×34mm |
| 重量 | 約146g | 約159g |
| 電源プラグ | 折りたたみ式 | 折りたたみ式 |
両モデルの主な違いは、最大出力・ケーブル長・本体サイズです。
75Wモデルは60Wモデルより最大出力が15W高く、内蔵ケーブルも20cm長くなっています。
一方、60Wモデルは一回りコンパクトで、重量も約13g軽量です。
TORRAS FlexLine Pro 60W・75Wを実機レビュー
ここからはFlexLine Pro 60W・FlexLine Pro 75Wを実際に数週間使ってみて感じたことを中心にレビューしていきます。
高級感のあるデザインと質感
FlexLine Proは、従来モデルと比較して高級感のあるデザインに仕上がっています。
両モデルとも複数のカラー展開がありますが、僕の手元にあるのはレザー・ブラウン(60W)とチタン・グレー(75W)の2カラーです。

落ち着いたカラーリングや異なる素材感を組み合わせたデザインが特徴で、一般的な充電器とは一味違った印象を受けます。

ただ、従来モデルもシンプルなデザインで、個人的には十分に満足していました。
通常モデルはシンプルさ、Proは質感・カラー・デスクとの調和を重視する人におすすめです。
巻き取り式ケーブルの使い勝手
FlexLine Proの最大の魅力は、本体に内蔵された巻き取り式USB-Cケーブルです。

必要な長さだけ引き出して使用できるので、ケーブルが余ってデスクが散らかることがないのが気に入っています。

ケーブル長は、60Wモデルが100cm、75Wモデルが120cmと20cmの差があります。

ただ個人的には、この20cmの差が使用感に与える影響は小さいと思っています。
一般的な充電ケーブルは、90〜100cmが多く、実際に使っていても
「60Wモデルの100cmが短くて使いにくい」
と感じたシーンはありませんでした。
筆者としては、100cmでも120cmでも、十分快適に使えています。
コンセント接続時の安定性と注意点
本体にはある程度の重量がありますが、コンセント接続時に重さによって傾いたり、ずれたりすることはありません。

一方、注意したいのがコンセント周りのスペースです。
コンセントが縦に2つ並んでいる場合、どちらのモデルも隣接する差込口を塞いでしまいます。

これは本モデルに限った話ではなく、高出力の充電器全般に言えることで、ほかの機器と同時に使用する場合は、コンセントの配置に注意が必要です。
FlexLine Pro 60W・75Wの充電性能を実測比較
FlexLine Pro 60W・75Wの充電性能を、13インチのMacBook Air(M3)とiPhone Airを使用して検証しました。
単体充電と2台同時充電のそれぞれで出力を測定しています。
MacBook Airの単体充電|60Wモデルでも十分な出力
まずは、MacBook Airを単体で充電した際の出力を比較しました。


| モデル | 最大出力(公称値) | 実測値 |
|---|---|---|
| FlexLine Pro 60W | 60W | 56.73W |
| FlexLine Pro 75W | 75W | 67.47W |
60Wモデルは56.73W、75Wモデルは67.47Wを記録し、実測値では10.74Wの差がありました。
どちらも公称最大出力に近い数値を記録しており、MacBook Airを充電するうえで十分な性能を備えています。

PCの単体充電は、60Wでも十分な実力!
2台同時充電|MacBook Airに約10Wの差
続いて、MacBook AirとiPhone Airを同時に接続し、それぞれの充電出力を測定しました。
60WモデルでMacBookとiPhoneを同時に充電




75WモデルでMacBookとiPhoneを同時に充電




| 接続機器 | FlexLine Pro 60W | FlexLine Pro 75W |
|---|---|---|
| MacBook Air | 32.63W | 42.57W |
| iPhone Air | 18.23W | 18.38W |
2台同時充電では、iPhone Air側の出力にほとんど差がなかった一方、MacBook Air側では75Wモデルが約10W高い出力を記録しました。
これは、2台同時充電時の出力配分が60Wモデルでは最大35W+20W、75Wモデルでは最大45W+20Wとなるためだと考えられます。



同時充電を重視するなら、75Wがおすすめ!
従来モデルのFlexLine 40W・67Wと比較
新旧4モデルを比較し、Proモデルに買い替える価値があるのかを検証します。
FlexLine Pro(新モデル)とFlexLine(旧モデル)の比較表がこちら。
| 項目 | FlexLine 40W | FlexLine 67W | Pro 60W | Pro 75W |
|---|---|---|---|---|
| 最大出力 | 40W | 67W | 60W | 75W |
| カラー展開 | ホワイトのみ | ホワイトのみ | 4色 | 4色 |
| ケーブル長 | 68cm | 100cm | 100cm | 120cm |
| 重量 | 123g | 147g | 146g | 159g |
| ケーブル素材 | TPE | TPE | 編み込みナイロン | 編み込みナイロン |
主な進化点は、カラー展開・ケーブルの操作性と耐久性・本体形状の3点です。
デザインや形状を比較


デザインは旧モデルFlexLineが単色のシンプルなデザインであるのに対し、FlexLine Proでは素材の異なるツートーンカラーが採用されています。


ケーブルには編み込みナイロンが採用され、従来モデルよりもスムーズに引き出せます。


本体形状も見直されており、コンセントに挿した際の飛び出しが抑えられています。


充電性能は、Proモデルか従来モデルかではなく、最大出力に依存するので、用途に合った出力のモデルを選びましょう。
ケーブルの長さを比較
ケーブルの長さは、FlexLine 40Wが68cm、FlexLine 67W・FlexLine Pro 60Wが100cm、FlexLine Pro 75Wが120cm。


68cmのケーブル(FlexLine 40W)でも、デスクの中央まではケーブルが届くので、「短すぎて不便」と感じるシーンはほぼありませんでした。


それでも100cm(FlexLine 67W・FlexLine Pro 60W)になると、少し離れたデバイスや手元のiPhoneまでケーブルが届き、より使い勝手の良さを実感します。


さらにケーブル長が120cm(FlexLine Pro 75W)まで伸びると、デスクの全体をカバーできるようになりました。





ケーブル長は、100cm以上が快適です!
重さを比較
続いて4モデルの重さを比較していきます。
FlexLine 40W・67W(旧モデル)




FlexLine Pro 60W・75W(新モデル)




当然ですが、最大出力が上がるにつれ、重さも増えていました。
通常モデルとProモデルのどちらを選ぶ?
- 普通に充電できれば十分な方
→ 通常モデルがおすすめ - 内蔵ケーブルの操作性や耐久性、本体デザインも楽しみたい方
→ Proモデルがおすすめ
新たに購入するならProモデルは魅力的ですが、従来モデルも十分に完成度の高い充電器です。
僕は旧モデルの「FlexLine 40W・67W」を1年以上使っていますが、巻き取り機構の不具合や目立った劣化はなく、現在でも問題なく使えています。
ケーブルの操作性や本体の形状はProモデルのほうが優れているものの、従来モデルを使っていても不満はありません。
FlexLine Pro 60W・75Wの選び方
FlexLine Pro 60Wと75Wは、基本的な機能に大きな違いはありません。充電するデバイスや必要な出力、ケーブル長を基準に選ぶのがおすすめです。
- MacBook Airを単体充電する人
- iPhoneやiPadを中心に充電する人
- コンパクトさや軽さを重視する人
- 100cmのケーブル長で十分な人
最大60Wの出力があり、MacBook Airの充電にも十分対応できます。僕も普段使いしているのが60Wモデルで、不満もありません。



60Wは、性能と携帯性のバランスが良い
一方で、MacBook AirとiPhoneやiPadを同時に充電すると、Macへの出力が低下します。これをデメリットと感じる方は、75Wモデルがおすすめです。
- MacBook Air充電速度を重視する人
- MacBook Proなどの高出力PCをお使いの人
- MacBookとiPhone・iPadを同時に充電する人
- 120cmの長いケーブルを活用したい人
- 本体サイズより充電性能を優先する人
MacBook Proをはじめとする高出力PC(65W以上の給電が推奨されるデバイス)をメインで使用する方や、より余裕を持って高速充電したい方には、75Wモデルがおすすめです。
MacBook Airユーザーなら60Wでも日常使いには十分ですが、充電効率や他端末との同時充電を重視する方には、75Wモデルがおすすめです。



75Wは、同時充電でも高パフォーマンス
まとめ|普段使いなら60W、高出力を求めるなら75W
今回の記事では、TORRASの急速充電器「FlexLine Pro 60W・75W」をレビューしてきました。
従来の巻き取り式USB-Cケーブルの利便性をそのままに、デザインや操作性をさらに洗練させた充電器に仕上がっています。
記事の最後にメリットとデメリットをまとめておきます。
- 使いやすい長さのケーブル
- ケーブルの引き出し・巻き取りがスムーズ
- 耐久性を意識した設計
- 用途で選べる2モデル
- 上下のコンセントを塞いでしまう
- 従来モデルより高価
実際に使用してみると、ケーブルの引き出しやすさや本体形状など、細かな部分に進化を感じました。
一方、従来モデルも十分に完成度が高く、すでに使用している方が無理に買い替える必要はないでしょう。
どちらも巻き取り式ケーブルを内蔵し、ケーブルを別途持ち歩く手間がなく、外出先でもスマートに充電できて、僕自身重宝しています。
実施に使ってみて、FlexLine Pro 60Wは充電性能と携帯性のバランスを重視する方、75WはMacBook Airの高速充電や2台同時充電を重視する方、MacBook Proなどの高出力PCをお使いの方におすすめです。
最後まで読み進めていただき、ありがとうございました。



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