この記事ではBenQのモニターライト『ScreenBar Halo』を1年間使用した印象をもとにレビュー記事を執筆しています。
現在は書斎のモニター上に配置していますが、部屋全体の景観を損ねることもなく、とても重宝しています。

ScreenBar Haloには2025年6月に後継モデル「ScreenBar Halo 2」が登場しています。
価格差は2,000円ほどですが、性能の差を考えると、いまScreenBar Haloをあえて選ぶ必要はないと思っています。
中古やセールを狙ってScreenBar Haloを狙うのであれば全然アリだと思うので、本記事を参考に検討してみてください。

- 作業スペース全体を照らしてくれる
- モニター上に設置する省スペース
- 無線リモコン搭載
- 間接照明がおしゃれ
- 映り込みがない(反射しない)
- リモコンが常にスリープ→2023年2月に解決!
- 値段が高い

BenQ ScreenBarシリーズの違いを比較レビュー
ScreenBarシリーズには現在、ScreenBar Pro、ScreenBar Halo 2、ScreenBar Halo、ScreenBarの4種類がラインナップしています。
各モデルごとの違いと比較表がこちら。
ScreenBar Pro | ScreenBar Halo 2 | ScreenBar Halo | ScreenBar Plus | ScreenBar | |
---|---|---|---|---|---|
製品 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
グレード | ハイエンド | ハイエンド | ハイエンド | ミドルレンジ | ローエンド |
本体の長さ | 50 cm | 50 cm | 50 cm | 45 cm | 45 cm |
カラー | シルバー | ブラックダークグレー | グレー | シルバー | ブラック |
対応のモニター | 厚さ:0.43〜6.5cm | 厚さ:0.43 〜 6cm | 厚さ:0.7 〜 6cm | 厚さ:1 〜 3cm | 厚さ:1 〜 3cm |
曲面モニター | ◯ 厚さ:0.43〜6.5cm | ◯ 厚さ:0.43 〜 6cm | 厚さ:0.7 〜 4.2cm | ◯× | × |
背面照明 | × | ◯ | ◯ | × | × |
自動調光 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
操作方法 | 本体タッチ 自動点灯/消灯 | 無線リモコン 自動点灯/消灯 | 無線リモコン | 有線リモコン | 本体タッチ |
中央照度 | > 1000ルクス | > 1000ルクス | 800ルクス | 930ルクス | 930ルクス |
照射範囲 500ルクス | 85cm x 50cm | 85cm x 50cm | 63cm x 40cm | 60cm x 30cm | 60cm x 30cm |
照射範囲 300ルクス | 115 x 60 cm | 115 x 60 cm | 90 x 40 cm | 80 x 40 cm | 80 x 40 cm |
色温度 | 2700 〜 6500K | 2700 〜 6500K | 2700 〜 6500K | 2700 〜 6500K | 2700 〜 6500K |
電源供給 | USB-C | USB-C リモコン: USB-C充電 | リモコン:単4電池x3 | USB-AUSB-A | USB-A |
定価 | 19,900円 | 26,900円 | 24,900円 | 15,900円 生産終了 | 15,900円 |
購入先 | Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 |
それぞれの特徴をまとめるとこんな感じ。
- ScreenBar:本体ボタンで操作する標準モデル
- ScreenBar Halo:無線リモコンで操作し、背面ライトを搭載
- ScreenBar Halo 2:高性能モデル。自動点灯/消灯、無線リモコン、背面ライト
- ScreenBar Pro:自動で点灯/消灯する操作不要なモデル
本記事でレビューしていく『ScreenBar Halo』の詳しい仕様については、以下からご確認ください。
ScreenBar Haloの詳しい仕様
光源種類 | デュアルカラーLED |
演色性 | >95 |
本体カラー | グレー |
材質 | アルミニウム合金 PC/ABS樹脂 |
電源入力 | 5V,1.3A USB Port |
消費電力(最大) | 6.5W |
本体のサイズ | 横幅:50cm 奥行き:9.5cm 高さ:9.7cm |
リモコンのサイズ | 直径:7.4cm 高さ:3.8cm |
本体の重量 | 約 0.8kg |
梱包重量 | 約 1.56kg |
USBケーブルの長さ | 1.5m |
発売日 | 2021年12月 |
製品保証 | 1年間 |
本体のサイズ感はこちらの写真でご確認ください。

引用元: BenQ公式ホームページ
他モデルとの詳しい比較やScreenBarシリーズの選び方については、下記の記事が参考になると思います。
『BenQ ScreenBar Halo』を開封レビュー
こちらが実際に我が家に届いた『BenQ ScreenBar Halo』の外箱です。

早速開封して本体のデザインや付属品をチェックしていきます。
『ScreenBar Halo』を開封!本体デザインや付属品をチェック

ScreenBar Haloの本体に加え、無線リモコンや説明書が同梱されていました。

こちらが『BenQ ScreenBar Halo』の本体。エレガントなデザインからは高級感が滲み出ています。

ライトを支える本体中央には、BenQのメーカーロゴが印字されています。

本体の背面にはバックライトが搭載されていて、間接照明として機能します。
僕が知る限りでは、『BenQ ScreenBar Halo』が初めて間接照明機能を搭載したモニターライトです。

「ScreenBar」や「ScreenBar Plus」では本体とケーブルをUSB Type-C端子で接続する仕様でした。
一方『ScreenBar Halo』では本体とケーブルが一体型となっています。

電源ケーブルの先はUSB-Aなので、端子を搭載したモニターであればライトに直接給電することもできます。

続いて無線リモコンのデザインをみていきましょう。
「ScreenBar Plus」の有線リモコンは、決して使い勝手が良いモノではありませんでしたが、『BenQ ScreenBar Halo』には嬉しい無線リモコンが採用されています。

全面タッチパネルの無線リモコンで、物理ボタンはありません。

無線リモコンには単4電池 x 3で電源を供給します。

本体と無線リモコンの他には、曲面モニターに対応するための専用パーツが同梱されていました。

筆者は平面モニターを使っているので、曲面モニター用のこちらの専用パーツを使う機会はなさそうです。
無線リモコンの操作性
『ScreenBar Halo』の無線リモコンには物理ボタンがなく、全面タッチパネルが採用されています。
中央にライトのON/OFFボタンがあり、囲むように5つのボタンが搭載されています。

無線リモコンの操作性は至ってシンプル。
リモコンの上部が回転する仕様になっていて、回転にあわせて円周を沿ったLEDのランプが点灯(消灯)します。
このLEDランプがライトの明るさや色味の強度になっているので、とても直感的な操作性だと思います。

さらにリモコンの操作性を詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
無線リモコンの詳しい操作性
ユーザーマニュアルを引用しつつ、詳しい操作性を紹介していきますね。
リモコンのスリープを解除した後、中央の電源ボタンでライトを点灯します。
電源ボタンの点滅が電池交換を知らせてくれるのも助かります。

中央下部のライトモードボタンでは、フロントライトのみ/バックライトのみ/同時点灯の3パターンを切り替えられます。

左下の自動調光モードボタンをタッチすれば、ライト本体のセンサーが周囲の明るさを自動で判断して適切な明るさを保ってくれます。


右上の照度調整ボタンをタッチしてリモコンを回転させることで、ライトの明るさを調整します。

左上の色温度調整ボタンをタッチしてリモコンを回転させることで、ライトの色味を調整します。

お気に入りボタンの長押しで、現在の設定を記憶することができます。
お気に入りボタンをタッチすれば、ワンタッチで記憶させたライトの設定にできます。

『ScreenBar Halo』をモニター上に設置!
外部モニター「BenQ EW2880U」に『ScreenBar Halo』を設置してみました。

『ScreenBar Halo』はクリップのような形状をしているので、モニターを上から挟むだけで設置できます。

下から見るとこんな感じ。
自動調光モードでは本体中央のセンサーが周囲の明るさを検知して、自動で適切な明るさになるようにライトを調整してくれます。


高級感あるデザインでモニターの見た目を損ねないのも良いですね!
『ScreenBar Halo』を1年使った長期レビュー
ここからは実際に1年使ってみた筆者が感じた『ScreenBar Halo』の良いところ(メリット)と残念なところ(デメリット)を紹介していきます。
『ScreenBar Halo』の良いところ(メリット)
僕が『ScreenBar Halo』を1年使ってきて感じた良いところをまとめました。
- 作業スペースの全体を照らしてくれる
- ライトの色味を変えられる
- 間接照明機能がおしゃれすぎる
- モニターへの映り込みがない
- モニター上に設置する省スペース
それではひとつずつ詳しく紹介していきます。
作業スペースの全体を照らしてくれる
『ScreenBar Halo』は、作業スペースの広範囲を明るく照らしてくれます。
明るさを調整できるので、筆者は夕方以降にライトをつけて作業をしています。
あるとないとでは明るさが全く違うので、とても重宝しています。


夜間には部屋の電気を消して『ScreenBar Halo』だけで作業することもありますね。
自分の作業スペースだけが明るい空間を作り出せるので、作業に没頭できます。
ライトの色味を変えられる
真っ白からオレンジに近い暖色までの範囲で、ライトの色味を無段階に変えることができます。
僕は15時ごろからライトを点灯して、だいたい17時ごろまでは寒色に近い色味(写真左)で作業をしています。
そこからだんだん色味を暖色に近づけて、夜間はできる限りリラックスして作業できるような環境を心がけています。




明るさは一緒でもライトの色味でデスクの雰囲気がだいぶ変わりますよね。




ライトの明るさや色味は無線リモコンで簡単に調整できるので、とても重宝しています。
間接照明機能がおしゃれすぎる
バックライトによる間接照明機能が想像以上におしゃれすぎて、今でも使い始めたときの感動は忘れません。
バックライトも明るさや色味を無段階で調整できて、寒色にするとこんな感じ。


バックライトを暖色にしてみると、よりおしゃれなムードにできておすすめ。





エモすぎない?めちゃくちゃオシャレだわ……..!!
モニターへの映り込みがない
BenQの「ScreenBarシリーズ」は、モニターへの映り込みをなくすためにモニターを直接照らさないように設計されています。


明るさを最大にしてもライトがモニターに反射することがないので、とても快適に作業ができています。
使っているモニターがアンチグレアってことも影響してるのかも。
それでもモニターとライトの距離がこれだけ近いのに反射しないって凄いですよね。
『ScreenBar Halo』の残念なところ(デメリット)
続いて筆者が『ScreenBar Halo』を1年使ってきて感じたデメリットを紹介していきます。
- リモコンが常にスリープ状態
- 値段が高い(買う価値はある)
上記2点について詳しく紹介していきますね。
常にリモコンがスリープ状態になる→2023年2月に改善!
使っていて唯一不満だったのが、リモコンが常にスリープ状態になってしまうところです。
中央下部に手をかざすことでスリープを解除できる仕様で、リモコンを操作するまでにひと手間ありました。


そこでBenQはユーザーの声を反映し、2023年2月の出荷から操作性が進化した新しいリモコンを採用しています。


左:新モデル、右:旧モデル
若干のデザイン変更もありますが、特筆すべきは「ワンタッチでON/OFF」が可能になったところ。





新しいリモコンはスリープしないから最高の操作性です!
値段は高いが買う価値はある
「ScreenBarシリーズ」の中では最上位モデルということもあって、お値段は高めに設定されています。
ただ機能的には遥かに別モデルを凌駕しています。
デスクを広範囲で照らせるし、オシャレすぎるバックライトも搭載してるし、リモコンの操作性も改善したし、もう言うことないっすね。
ちょっと高い値段ではありますが、使用感を考えたら僕としては十分買う価値があると思ってます。
まとめ: オシャレと機能を両立したモニターライトの完成形


おしゃれな空間を演出しつつ、しっかりとデスク上を照らしてくれるモニターライト『ScreenBar Halo』をレビューしました。
最後にレビュー内容を振り返っておきます。
- 作業スペースを明るく照らしてくれる
- モニター上に設置する省スペース
- 無線リモコンを搭載
- モニターへの映り込みがない
- 間接照明がおしゃれ
- リモコンが常にスリープ→解決済み!
- 値段が高い(買う価値はあり)
ちょっと値段が張りますが、機能性を考えたら十分買う価値があるアイテムだと思います。
唯一の欠点だったリモコンの操作性が解決しただけに、文句なしのモニターライトになりました。
機能性を求めつつオシャレさも大事にしたい方は、『ScreenBar Halo』がピッタリ合うと思うので、ぜひ検討してみてください。
他モデルとの詳しい比較やScreenBarシリーズの選び方については、下記の記事が参考してみてください。


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