SwitchBot(スイッチボット)は、工事不要で後付けできるスマートホーム製品をリリースする業界大手のブランドです。
SwitchBot製品は単体でも利用できますが、SwitchBotハブと組み合わせることで、外出先からでも遠隔操作できるようになります。
ハブがない場合は、スマホとSwitchBot製品がBluetoothの通信範囲に入ってないと操作ができません。

スマートホームを最大限に活用するには、ハブが必要です!
SwitchBotハブシリーズには、ハブ3・ハブ2・ハブミニの3モデルがラインナップしています。
本記事でレビューするSwitchBot ハブミニは、3モデルの中で最も低価格で、スマートホーム初心者に適したエントリーモデルです。


- 初心者におすすめのエントリーモデル
- SwitchBot製品を遠隔操作できる
- 赤外線リモコンをスマートリモコン化
- SwitchBot製品と音声アシスタントを連携
- ハブシリーズで最も低価格
- 温湿度計はオプション扱い
- 本体にディスプレイがない
- 本体から他製品を操作できない(スマホやスマートスピーカーが必要)
レビューにあたり、製品提供を受けています。記事の内容への指定はなく、筆者が感じたままの自由レビューです。


SwitchBot ハブミニとハブ2・ハブ3の違い


ハブ3・ハブ2・ハブミニ (Matter対応モデル) の違いをまとめました。
- SwitchBotハブの基本機能(=ハブミニの機能)
- SwitchBot製品の遠隔操作
- 赤外線リモコンのスマートリモコン化
- スマートスピーカーとの連携
- ハブ2の付加機能
上記に加えて、- 温湿度の測定と表示
- 本体ボタンに2つのシーン(よく使う操作)を割り当てられる
- ハブ3の付加機能
基本機能とハブ2の付加機能に加えて、- ハブ本体をスマートホームのリモコンとして活用
- 本体ボタンに4つのシーンを割り当てられる
- 人感センサーとして活用
ハブミニは、SwitchBotハブシリーズの中でも基本機能だけを搭載した最もシンプルなエントリーモデルです。
3モデルのうちハブミニだけが、Matter対応版とMatter非対応版が用意されています。
Matterは、AppleやGoogleが先導するスマートホームの共通規格です。Matter対応のスマートホームデバイスは、メーカーの垣根を超えてAppleのホームアプリなどで一括管理できるようになります。
つまりMatter対応がメリットになるのは、様々なメーカーの製品を導入する場合です。
ハブミニはあくまでエントリーモデルなので、Matter非対応版で十分だと思います。
ハブミニの詳しい仕様はこちら
カラー | 白 |
材質 | プラスチック、ABS樹脂 |
サイズ | 65 × 65 × 20 mm |
重量 | 36g |
対応OS | Android 4.3〜、iOS 10.0〜、watchOS 1.0〜 |
動作環境 | -10℃〜60℃、湿度 5〜95% |
入力 | DC 5V、1A |
BLE | ≧ 4.2 |
Bluetooth範囲 | 見通し120m |
Bluetooth種類 | Bluetooth Low Energy (BLE) Mesh対応 |
Wi-Fi | 802.11 b/g/n (2.4 GHz) |
サードパーティ | Alexa/Googleアシスタント/Siriショートカット/IFTTT/SmartThings/LINE Clova |
パッケージ内容 | 本体/micro USBケーブル/3M両面テープ/取扱説明書 |
SwitchBot ハブミニを開封レビュー
それでは早速『SwitchBot ハブミニ』を開封して、本体のデザインや仕様をチェックしていきます。
小型かつシンプルなボディのおかげで、家のどこにおいても違和感が出にくい外観に仕上がっています。
デザインと設置方法
製品の特徴が分かりやすいコンパクトなパッケージです。


本体の前面はこんな感じのデザイン。ホワイトでミニマルなデザインですが、よくみると中央下部に「SwitchBot」と刻印されています。


背面には壁につるすためのクボみ、電源コードを挿すためのクボみがあります。
四隅にはシリコンの滑り止めがついていて、平置きしても本体がズレにくくなっています。


リモコンで操作する家電が多いリビングに『SwitchBot ハブミニ』を配置してみました。
『SwitchBot ハブミニ』の本体から赤外線信号がでるので、遮るモノがない上のほうに設置してみました。


ちなみに平置きするとこんな感じ。背面の滑り止めのおかげで、本体がズレることはなさそう。


無印っぽいデザインで、どこにおいても馴染むのが良いですね!
アプリで簡単に初期設定ができる
全てのSwitchBot製品はひとつの専用アプリから操作や設定をおこないます。
要点を絞りつつセットアップの手順を解説していきます。
全てのスイッチボット製品は、専用アプリを使って操作していきます。
タブレットにも対応しているので、ログインした全ての端末から操作ができます。
インストールしたアプリを開いて、SwitchBotのアカウントを作成します。
Apple、Google、Amazonのアカウントでもログインできます。




『SwitchBot ハブミニ』の電源をいれると、自動的にアプリがデバイスを検出してくれます。


アプリの指示に従ってWi-Fiの設定をすれば、わずか1-2分で登録が終わってしまいました。
SwitchBot ハブミニの長期使用レビュー
ここからはSwitchBot ハブミニの実際の使用感について紹介していきます。
- 他のSwitchBot製品を外出先から遠隔操作できる
- 今ある赤外線リモコンをスマホに集約できる
- 温湿度計は非搭載(オプション対応)
上記の3点を中心にハブミニの使用感をレビューしていきます。
他のSwitchBot製品を外出先から遠隔操作
ハブミニ最大のメリットは、SwitchBot製品をどこからでも操作できるようになることです。
たとえば――
- 出先からエアコンをONにして、帰宅時に部屋を快適な温度にしておく
- 子どもが帰宅したタイミングで、ドアロックの施錠状態をスマホで確認する
- 旅行中、カメラやセンサーの状態をチェックする
- 外出先からカーテンや照明を操作して、防犯対策をする
といった使い方が可能になります。



ハブはスマートホームの最優先アイテム!
今ある赤外線リモコンをスマホに集約できる
ハブミニがあれば、エアコンやテレビなどの赤外線リモコンをアプリに学習させて、スマホから操作できるようになります。
iPhoneのショートカットを使えば、アプリを開かなくてもホーム画面から家電のリモコンを操作できます。


部屋中のリモコンをスマホに集約させらるので、リモコンを探すストレスから解放されました。
温湿度計は非搭載(オプション対応)
ハブミニには、温湿度計が搭載されていません。オプションにて温湿度計を付与することもできますが、ハブミニにはディスプレイが搭載されていないので、データを確認するにはスマホが必要です。
なので温湿度計が必要な方は、視覚的に確認できるハブ2やハブ3を選ぶか、別途でSwitchBot温湿度計を購入したほうが良いでしょう。
SwitchBot ハブミニは、こんな人におすすめ
実際にハブミニを長期間使っている1ユーザーとして、下記のような方にはハブミニをおすすめできると思いました。
- 手軽にスマートリモコンを試したい人
- 温湿度計が不要な人
- 温度や湿度の変化と家電の起動を連動させない
- 他デバイスの操作をスマホもしくは音声で行う人
- ハブ本体からは操作できなくても大丈夫な人
- 低価格でスマートホームを構築したい人
今後、本格的にスマートホームを構築したい方は、最低でもハブ2を選んでおいたほうがいいと思います。
一方で、後々ハブ2やハブ3を買い足した場合でも、別の部屋でハブミニを活用できるのであれば、まずはハブミニから始めてみるのも良いでしょう。
ハブミニの上位互換:SwitchBot シーリングライトプロ


「SwitchBot シーリングライトプロ」は、ハブミニの機能を搭載したシーリングライト。
明るさや色温を無段階で調整でき、スマートリモコンやハブとしても使える優れモノです。
低価格でコスパも抜群なので、個人的にはかなりおすすめかと思います。
まとめ:ハブミニはSwitchBotハブのエントリーモデル!


この記事では、『SwitchBot ハブミニ』をレビューしてきました。
- エントリーモデルのハブ
- SwitchBot製品を外出先から遠隔操作できる
- 赤外線リモコンをスマホに集約できる
- SwitchBot製品をスマートスピーカーから操作できる
- ハブシリーズで最も低価格
- 温湿度計がオプション
- ディスプレイがない
- 他製品の操作にはスマホやスマートスピーカーが必要
ハブはSwitchBotスマートホームでは、必須級のアイテムです。ハブミニ・ハブ2・ハブ3の全てを購入する必要はありませんので、自分に合ったモデルを選ぶことをおすすめします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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