スマートホーム化の第一歩として人気なのが、ドアに後付けできる「スマートロック」。
中でもSwitchBot(スイッチボット)のスマートホームは、手軽さと拡張性の高さから多くのユーザーに支持されています。
2025年現在、SwitchBotのスマートロックには、 ロックUltra・ロックPro・ロック・ロックLite の4モデルがラインナップ。
最新のUltraやProは高機能ですが、従来のロックやLiteも十分に実用的で、「自分にはどれが合うのか?」と迷う人も少なくないでしょう。
そこで本記事では、4モデルの違いをわかりやすく比較し、それぞれの特徴と選び方を解説します。
これから導入を検討している方も、買い替えを検討している方も、自分に最適な一台を見つける参考にしてください。
- おすすめの選択肢:ロックUltra + 指紋認証パッド
- 固定力が高く、本体がズレるリスクが低い
- 快適性とコストのバランスがいい指紋認証パッド
- 費用に余裕がある方:ロックUltra + 顔認証パッド
- 顔認証パッドの快適性は高いが、無理して買う必要はない
- 費用を抑えたい方:ロックUltraのみ(認証パッドなし)
- スマートロックだけでも、アプリで解錠できる。
※ロックUltra以外のモデルは、使っているうちに本体がズレてきやすいので個人的にはおすすめしません。



鍵穴が2つある方はこちら


SwitchBot スマートロックを比較!各モデルの違いは?
SwitchBotのスマートロック「ロックUltra、ロックPro、ロック、ロックLite」について、違いを比較表にまとめました。
ロックUltra | ロックPro | ロック | ロックLite | |
---|---|---|---|---|
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解錠方法 | 顔認証、指紋認証、交通系ICカード、パスワードなど ※顔認証パッドや指紋認証パッドとの連携が必要 | |||
デザイン | 一体型カバー アルミニウム合金 クイックキー | 円形ノブ アルミニウム合金 クイックキー | クラシックノブ 高強度プラスチック マットな質感 | クラシックノブ 高強度プラスチック |
メイン電池 | 充電式バッテリー 充電目安: 1年/回 | 単三電池 x 4本 交換目安: 9ヶ月/回 充電式バッテリー 別売り | CR123A電池 x 2本 交換目安: 半年/回 | CR123A電池 x 2本 交換目安: 半年/回 |
予備電池 | CR123A電池 x 2本 緊急解錠回数: 1,000回 | ー | ー | ー |
スペック | 超高速&静音モーター ハイスピードモード ナイトモード | 高トルク 高速モーター | 高性能モーター | 高性能モーター |
オートロック | 開閉センサー | 開閉センサー | 開閉センサー | タイマー |
定価 | ¥22,980 | ¥17,980 | ¥11,980 | ¥8,980 |
取扱店 | Amazon 楽天市場 公式サイト | Amazon 楽天市場 公式サイト | Amazon 楽天市場 公式サイト | Amazon 楽天市場 公式サイト |
各モデルの違いは、ドアへの貼り付け方法、動作速度や動作音、バッテリーなどのハード面が中心です。
スマートロックでできることは、基本的にどのモデルも変わりません。
顔認証パッド・指紋認証パッド・キーパッドの違いを比較
前述したように、スマートロックにモデルが変わっても、できることはほとんど同じです。
一方で、スマートロックと組み合わせるパッドによって、解錠方法が変わってきます。
顔認証パッド | 指紋認証パッド | キーパッド | パッドなし | |
---|---|---|---|---|
イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ー |
給電方法 | バッテリー 充電目安:約1年/回 | CR123A電池 x 2 交換目安:約2年/回 | CR123A電池 x 2 交換目安:約2年/回 | ー |
3D顔認証 | ○ | × | × | × |
指紋認証 | ○ | ○ | × | × |
交通系ICカード | ○ | ○ | × | × |
パスワード | ○ | ○ | ○ | × |
手ぶら解錠 | ○ | ○ | ○ | ○ |
アプリ解錠 | ○ | ○ | ○ | ○ |
オートロック | ○ | ○ | ○ | ○ |
手ぶら解錠・アプリ解錠・オートロックなどは、スマートロック本体だけでも対応しています。ただ、手ぶら解錠にはハブが必要で、動作が安定しないケースもあるようです。
僕は顔認証パッドを使用していますが、玄関前に立つだけで解錠されるので、とても快適に使えています。
玄関前でアプリを操作して解錠することが苦にならないのであれば、パッドを使わずに初期費用を抑えるのも良いでしょう。


SwitchBot スマートロックの弱点、デメリットは?
どのモデルも工事不要で後付けできて、賃貸住宅でも使える利便性の高いSwitchBotスマートロックですが、弱点や注意点がまったくないわけではありません。
導入してから「想像と違った」と後悔しないためにも、事前に知っておきたい弱点やデメリットを整理しておきましょう。
電池切れによって締め出されてしまうリスクは?
- ロックUltraの場合
-
電池ではなく、充電式のバッテリーで駆動します。バッテリーが切れてしまったときのために、予備電池が控えていますので、電池切れによってロックが動かなくなるリスクは、限りなく0に近いです。
- ロックPro・ロック・ロックLiteの場合
-
単三電池やCR123A電池で駆動します。電池残量が20%を下回ると、アプリの通知にて電池交換を促されます。さらに解錠時に毎回ランプが点灯し、アラーム音が鳴るようになります。そのまま電池切れまで使い続けた場合、ロックが動かなくなり、従来の鍵で解錠する必要があります。
どのロックにも「微電流解錠機能」が搭載されており、電池残量が少なくなっても残ったわずかな電力を利用して緊急的に解錠できます。
電池切れによる締め出しのリスクがゼロではありませんが、アプリからの通知や解錠時のアラームに従って適切に電池を交換していれば、特に問題はないでしょう。
鍵穴が2つある場合は、同モデルのロックが2個必要

鍵穴が2つある場合は、2つのスマートロックが連動して動く「ツインロック機能」を活用します。このとき、2つのスマートロックは同じモデルである必要があります。
ロックUltraとロックPro、あるいはロックProとロックといったように、別モデルのロックをペアにして使うことはできないので、注意が必要です。
ロックPro・ロック・ロックLiteは、両面テープが剥がれてズレてくる
ロックProとロックを実際に使ってきた僕の体験談ですが、これらのモデルは壁との接地面積が小さいため、長期間使用すると本体の位置がズレてきます。
ロックProのほうが比較的安定はしましたが、それでも数ヶ月〜半年ぐらいで本体の位置がズレ始めてきました。



ロックPro・ロック・ロックLiteを長期で使うには、本体がズレて貼り直す必要が出てくる可能性があります。
一方、ロックUltraは全面接地型となり、固定力が改善しています。
僕がロックUltraを使い始めて半年ほど経ちますが、本体がズレる様子は見られません。


本体の厚みがロックProの約半分になった点も、ロックUltraの固定性向上に貢献してると思われます。


公式サイトより引用
解錠時や施錠時のトルクを全面で支えることができるので、使っていてもロックProより明らかに固定力が安定しているのが分かります。



貼り直したくない方はロックUltraがおすすめ!
スマートロックの貼り直しは、かなり面倒


これも僕の体験談ですが、どのモデルも貼り直しが非常にめんどくさい。
一度貼り付けたロックを剥がすと、ドア側とロック側に細かなシール跡が残ります。賃貸住宅でも気にならないレベルのシール跡ですが、ロックを貼り直すのであれば話は別。
シール跡を十分に綺麗にしないまま、上から新しい両面テープを貼り付けると、粘着力が著しく低下します。
このシール跡の除去が本当に大変!
「これでもか!?」と思うほど綺麗にして細かな凹凸がない状態にしないと、貼り直したロックが1週間を待たずして剥がれてきます。
SwitchBot ロックUltra・ロックPro・ロックの使用感を比較
ここからは、僕が今まで使ってきたSwitchBotのスマートロック「ロックUltra」、「ロックPro」、「ロック」の使用感を簡単に比較していきます。
ロックUltraの使用感


現在進行形で使っているのがロックUltraです。発売前の先行ユーザーとして使い始めて、およそ6ヶ月経ちました。
使っていて感じたロックUltraのメリットとデメリットについて、まとめてみました。
- 解錠や施錠が早い
- 動作音が比較的静か
- 玄関内からワンタッチで解錠・施錠できる
- 予備バッテリー搭載の安心感
- 一体型カバーによる固定力の向上
- 貼り付けが簡単
- 他モデルより高額
ハイエンドモデルらしく、全体的に安定しています。両手が塞がっていても、肘でロックUltraにタッチして解錠・施錠できるので、使っていて快適です。
今まで使ってきたスマートロックの中で最も使いやすいモデルだと思います。
ロックProの使用感
ロックProは、ロックUltraに乗り換えるまで、約2年ほど使ってきました。
使っていて感じたロックProのメリットとデメリットについて、まとめました。
- 解錠と施錠がスムーズ(ロックUltraには劣る)
- 動作音が比較的静か(ロックUltraと同程度)
- 玄関内からワンタッチで解錠・施錠できる
- 貼り付けが簡単
- ドアとの接地面積が小さく、次第にズレやすい
- 長期的には貼り直しが必要→これが面倒
玄関内からのワンタッチ解錠/施錠に対応していて、非常に快適なスマートロックでした。
ただ、Ultraと比べてドアへの固定性が低く、長期的には貼り直しが必要だった点は、致命的なデメリットだと感じました。
ロックの使用感
ロックは、ロックProに乗り換えるまでの1年半程度使ってきました。実際の使用感について、メリットとデメリットをまとめました。
- 手頃にスマートロックを導入できる
- できることは上位モデルと変わらない
- 解錠や施錠の速度がやや遅い
→許容範囲でした - 玄関内からのワンタッチ解錠/施錠に非対応
- 解錠/施錠時は、ノブを回す必要がある
- 貼り付けが難しい
- ドアとの接地面積が小さく、次第にズレやすい
- 長期的には貼り直しが必要→これが面倒
解錠や施錠の速度がやや遅いものの、個人的には許容できる速度でした。
サムターンの位置に正確に貼り付けるのが難しいデメリットはありますが、できることは上位モデルと大きく変わらないため、下位モデルとはいえ、十分便利に使えると思います。
顔認証パッド・指紋認証パッドの使用感
続いて顔認証パッドと指紋認証パッドを実際に使ってみた印象について、紹介していきます。
顔認証パッドの使用感


顔認証パッドは、僕が現在進行形で使っている認証パッドです。発売前の先行ユーザーとして、ロックUltraと一緒に使い始めました。
実際の使用感についてまとめました。
- 両手が塞がっていても、顔認証で解錠できる
- 指紋認証より反応が早い
- サングラスや帽子で顔認証が作動しにくいときでも、指紋認証が使える
- 交通系ICカードなどでも解錠できる
- 外出時にワンタッチで施錠できる
- 充電式バッテリーで電池交換が不要
- 立つ位置などによって、反応にムラがある
- 指紋認証パッドやキーパッドより高額
- 夏場の直射日光で、指紋認証部が熱くなる
両手がふさがっていても解錠できるので、我が家では非常に重宝している認証パッドです。
ただし顔認証は、毎回スムーズに解錠できるわけではなく、立ち位置によっては反応にムラが出ることがあります。
顔認証の反応が遅れても、指紋認証で解錠できるため、実用上は大きな不便はありません。
指紋認証パッドの使用感


我が家では指紋認証パッドを3年半ほど使ってきました。実際の使用感を下記にまとめました。
- 指1本で解錠できる
- 十分な反応速度
- 交通系ICカードなどでも解錠できる
- 外出時にワンタッチで施錠できる
- 電池の交換が必要
- 夏場の直射日光で、指紋認証部が熱くなる
顔認証パッドに乗り換えるまで指紋認証パッドを使ってきましたが、特に不満を感じることはありませんでした。
ただ、顔認証パッド・指紋認証パッドのいずれも、直射日光に当たると指を置く部分が熱くなります。指を当ててから認証されるまでのわずか0.5秒ほどの間に熱さを感じる点が、唯一の不満でした。
結論|SwitchBotスマートロックのおすすめは「ロックUltra + 指紋認証パッド」
- おすすめの選択肢:ロックUltra + 指紋認証パッド
- 固定力が高く、本体がズレるリスクが低いロックUltra
- 快適性とコストのバランスがいい指紋認証パッド
- 費用に余裕がある方:ロックUltra + 顔認証パッド
- 顔認証パッドを無理して買う必要はないが、快適性は高い
- 費用を抑えたい方:ロックUltraのみ(認証パッドなし)
- スマートロックだけでも、アプリで解錠できる。
4モデルを比較した結論として、最も安心して使えるのは「ロックUltra」です。
全面接地型によって長期間使ってもズレにくく、解錠・施錠のスピードや静音性もシリーズ最高レベル。さらに予備バッテリーを搭載しており、電池切れによる締め出しリスクもほとんどありません。
次点は「ロックPro」。使用感に大きな不満はありませんが、固定性はUltraに劣ります。回転軸がズレるとモーター故障につながる恐れがあるため、積極的にはおすすめしにくいモデルです。
顔認証パッドは、正直なところ贅沢品だと思っています。指紋認証パッドより快適なのは間違いないですが、費用対効果を考えると指紋認証パッドをおすすめしたいですね。
パスワード認証は、操作に時間がかかるので、キーパッドを購入する選択肢は個人的にはありません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
スマートロックは生活の快適さと安心を一気に高めてくれるアイテムです。
ぜひこの機会に、快適なスマートライフを始めてみてください。
防犯助成金について
- SwitchBotスマートロックは助成金の対象になりますか?
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一部の自治体では、防犯機器購入費の助成制度があり、「電子錠」「スマートロック」が対象に含まれる場合があります。
- 助成金の補助額はどれくらいですか?
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自治体によって異なりますが、上限2万円前後・購入金額の1/2補助といった例が多いです。
予算がなくなり次第終了する場合もあります。 - Amazonや楽天で購入した場合でも助成対象になりますか?
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はい、公式サイトや実店舗に限らず、Amazon・楽天市場などのオンラインショップで購入した場合でも、正規の領収書が発行されれば対象になるケースが多いです。
ただし、中古品やフリマサイトでの購入は対象外です。必ず 購入者名・商品名・金額が記載された領収書 を保存しておきましょう。 - どうやって調べればいいですか?
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お住まいの自治体サイトで「防犯 補助金」「防犯 機器 助成」などで検索すると要綱が確認できます。
申請には領収書・型番・設置住所が必要になる場合が多いです。型番は下記の通りです。
SwitchBot ロックUltra:W5600004
SwitchBot ロックPro:W3500000
SwitchBot ロック:W1601700
SwitchBot ロックLite:W5110002
顔認証パッド:W7300500
指紋認証パッド:W2500021
キーパッド:W2500010






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