本記事では、スマートホームメーカーのSwitchBot(スイッチボット)の『ロボット掃除機 S1』をレビューしていきます。
「お掃除に今までにない賢い体験を」をキャッチコピーに、スイッチボットがロボット掃除機に革命を起こしにきた製品で、スマートホーム好きの筆者も胸が踊ります。
実際に筆者が本製品を試した印象をまとめました。
- 正確なマッピング技術
- 掃除の細かなカスタマイズ
- 家中コレ1台でOK
- アプリや声から操作
- コスパお化け
- 本体の高さには注意が必要
- 床にモノを置かない方がいい
いろいろ書きましたが、定価39,800円のロボット掃除機がここまで進化してることに、とにかく驚いています。
限りなくストレスフリーで使えるロボット掃除機がこの価格で、レビュワーとして胸を張ってオススメできる製品です。
それでは『SwitchBot ロボット掃除機 S1』について、詳しくレビューしていきます。
SwitchBot ロボット掃除機の選び方:S1 Plus・S1・K10+を比較
SwitchBotのロボット掃除機は、本稿でレビューするS1を含めて3モデルがラインナップしています(2024年1月現在)。そこでSwitchBotのロボット掃除機3モデルの特徴をまとめました。
- K10+:自動ゴミ収集付き、小型サイズ
- S1 Plus:自動ゴミ収集付き、通常サイズ
- S1:自動ゴミ収集なし、通常サイズ
S1 PlusとS1は、両者ともに直径34cm × 高さ9.5cmと全く同じサイズ感。
一人暮らしを想定したK10+は、直径24.8cm × 高さ9.2cmとかなりコンパクトな設計です。
自動ゴミ収集ステーションの大きさも、S1 PlusがK10+より一回り大きくなっています。
S1やK10+との詳しい比較を引用しました。K10+は本体をコンパクトにした故のデメリットがあります。
一方、S1 Plusは最もバランスがとれたモデルだと思います。
S1 Plus | S1 | K10 + | |
---|---|---|---|
本体サイズ | 直径34cm × 高さ9.5cm | 直径34cm × 高さ9.5cm | 直径24.8cm × 高さ9.2cm |
本体の重量 | 約3.06kg | 約3.06kg | 約2.3kg |
ステーションサイズ | 高さ38cm | 高さ32cm | |
ステーションの重量 | 3.65kg | 約3.6kg | |
吸引力 | 2700Pa | 2700Pa | 2500Pa |
吸引力の設定 | 4段階 | 4段階 | 4段階 |
水拭き・清掃の同時進行 | 対応 | 対応 | 非対応 |
水拭きの強度 | 3段階 | 3段階 | 設定不可 |
モップ | 専用モップ | 専用モップ | 使い捨てシート |
水タンク | 300ml | 340ml | なし |
ダストボックス容量 | 350ml | 360ml | 150ml |
運転音 | 59dB | 59dB | 45dB |
マッピング | LDSレーザー | LDSレーザー | LDSレーザー |
ステーションの容量 | 4L | 4L | |
ゴミ捨ての頻度 | 70日/回 | 2日/回 | 70日/回 |
最長稼働時間 | 250分間 | 140分間 | 120分間 |
想定面積 | 3~5LDK/250㎡ | 2~3LDK/140㎡ | 2~3LDK/120㎡ |
※掃除に要した時間 | 33分 | 31分 | 55分 |
どのモデルを選んだら良いか分からない方は、下記を参考にしてみてください。
- S1 Plus
- 一軒家に住んでいる方
- 2人以上でアパートに住んでいる方
- ゴミ捨てを最小限にしたい方
- S1
- 一軒家に住んでいる方
- 2人以上でアパートに住んでいる方
- 2日/回のゴミ捨てを許容できる方
- K10+
- 一人暮らしの方
- 個室専用で使いたい方
- 家具が多い方
- 掃除に時間がかかっても良い方
(小型な分、掃除に時間を要する)
性能は大きく変わらないので、自分に合ったモデルを購入しよう!
SwitchBot ロボット掃除機 S1を開封!
早速ですが手元に届いた『SwitchBot ロボット掃除機 S1』を開封していきます。
SwitchBot ロボット掃除機 S1のデザイン
箱の中で本体や付属品が動かないように、がっちり梱包されています。
本体は直径34cmで、一般的なロボット掃除機とおなじぐらいのサイズ感です。
ベースカラーはホワイトで、ロゴにはワンポイントでグレーが採用されいてます。
スイッチボット製品はすべて、ホワイト(本体) × グレー(ロゴ)のカラーで統一されてるので、他の製品との相性もバツグンです。
生活シーンにフィットする優しいカラーが良いよね!
本体中央に搭載されているレーザーセンサーは、部屋をマッピングする上でなくてはならいない機能。
でもそれなりに飛び出してて、どうしても本体の厚みが増してしまうのは残念ですね。
続いて本体の側面・底面をみていきます。
本体の底面には、ダストカップや3つのタイヤ、サイドブラシとメインブラシが1つずつ搭載されています。
サイドブラシがひとつなのでゴミの取り残しを懸念していましたが、実際に使ってみると全く問題ありませんでした。
そして本体の後方にはダストカップと水タンクを搭載しています。
ダストカップの大きさは一般的なロボット掃除機と変わらないかなー。
最初ダストカップの開け方にちょっと戸惑いましたが、慣れてしまえば大丈夫そうです。
SwitchBot ロボット掃除機 S1のパッケージ内容は?
『SwitchBot ロボット掃除機 S1』のパッケージ内容はロボット掃除機の本体と充電ユニットに加え、サイドブラシ、ACアダプタ、小型メンテナンスツール、防水シート、取扱説明書、モップ取付ブラケット。
写真左:サイドブラシ・小型メンテナンスツール・ACアダプタ、写真右:防水シート・モップ取付ブラケット
取扱説明書は、日本語に加えて英語・中国語・韓国語に対応しています。
上位モデル『SwitchBot ロボット掃除機 S1 Plus』との違いは?
本製品(SwitchBot ロボット掃除機 S1)には、上位モデル(SwitchBot ロボット掃除機 S1 Plus)がラインナップしています。
S1の定価が39,800円であるのに対し、上位モデルのS1 Plusは69,800円で、3万円の価格差があります。
上位モデルとの違いは、
自動ゴミ収集とバッテリー容量!
S1とS1 Plusの違いは、ズバリこの2点だけです。基本的にはS1を選んで、広い家に住んでて自動ゴミ収集が欲しい人のみS1 Plusを選ぶのがいいでしょう。
S1 と S1 Plusの比較表はこちら
S1 | S1 Plus | |
---|---|---|
マッピング/走行方式 | LDSレーザー | LDSレーザー |
リアルタイムマッピング | ||
暗い部屋での掃除 | ||
吸引力 | 最大 2,700Pa | 最大 2,700Pa |
水拭き | ||
最大の稼働時間 | 140分間 (2-3LDK) | 250分間 (3-5LDK) |
自動充電・自動再開 | ||
落下防止 | ||
乗り越え可能な段差 | 2cm | 2cm |
カーペット認識 | ||
自動ゴミ収集 | 容量: 4L | |
ダストボックス | 360ml | 350ml |
ゴミ捨ての頻度 | 2日/回 | 70日/回 |
吸引力の設定 | 4段階 | 4段階 |
水拭きの設定 | 3段階 | 3段階 |
水タンク | 340ml | 300ml |
アプリ操作 | ||
Wi-Fi | 2.4Ghz | 2.4Ghz |
遠隔操作 | ||
スマートホーム | Amazon Alexa Google Home Siri Shortcuts LINE Clova IFTTT | Amazon Alexa Google Home Siri Shortcuts LINE Clova IFTTT |
スケジュール清掃 | ||
カスタマイズ清掃 | ||
部屋指定掃除 | ||
エリア指定掃除 | ||
バーチャルウォール | ||
進入禁止エリア | ||
水拭き禁止エリア | ||
掃除ルートの常時表示 | ||
掃除部屋の順番設定 | ||
マルチフロアマッピング | ||
マップの分割・統合 | ||
リモコンモード | ||
清掃レポート | ||
デバイス共有 | ||
音声案内キャラ選択 | ||
音量の調整 | ||
音声のお休み期間調整 | ||
ファームウェアの更新 | ||
パッケージ内容 | メインユニット 充電ステーション ACアダプター サイドブラシ×2 モップ取付ブラケット モップ 小型メンテナンスツール 防水シート 取扱説明書 | メインユニット 自動ゴミ収集ベース ACアダプター サイドブラシ×2 モップ取付ブラケット モップ ダストバッグ×3 小型メンテナンスツール 防水シート 取扱説明書 |
充電方式 | 充電式リチウムバッテリー | 充電式リチウムバッテリー |
電源 | 入力: AC100V 50/60Hz | 入力: AC100V 50/60Hz |
サイズ | 3.4 × 3.4 × 9.5 cm | 3.4 × 3.4 × 9.5 cm (本体) 22 × 18 × 38 cm (自動ゴミ収集ベース) |
重量 | 約3.06kg | 約3.06kg (本体) 3.65kg (自動ゴミ収集ベース) |
SwitchBot ロボット掃除機 S1を試す!3万円台とは思えない実力
『SwitchBot ロボット掃除機 S1』を使いはじめて1ヶ月、もうコレなしでは生活できないほど重宝しています。
「お掃除に今までにない賢い体験を」のキャッチコピーはウソじゃない!と実感しました。
コードを収納できる充電ステーション
充電ステーション底面のフタを取り外してコードを収納できる仕様になっています。
床置きするロボット掃除機だからこそ、どうしても目立ってしまうコードを収納できるのは嬉しいポイント。
メーカーロゴが前だと思っていたら、ロゴが後ろでボタンが進行方向のようです。
すべてのSwitchBot製品を直感的に管理できる専用アプリ
豊富なラインナップのスマートホーム製品をアプリで一括管理できるのは、スイッチボットだからこそできる唯一無二の強み!
専用アプリのホーム画面(写真左)では、自分が使っているスイッチボット製品の一覧が表示されています。
賃貸アパートで暮らす筆者ですが、10台以上のスマートホーム機器を導入しています。これら全てをスイッチボットの専用アプリひとつで管理できるます。
新しいスマートホーム機器を追加するには、一覧から該当する製品を選ぶことで簡単に追加できます(写真右)。
吸引力は4段階から設定できる
吸引力の設定は、静音モード・標準モード・パワーモード・MAXモードの4つから選びます。
静音モードでも決して静かではないので、僕は常にパワーモードを使っています。
高精度なマッピング機能がマジで凄い!家中コレ1台でOK
※公式ホームページより引用
『SwitchBot ロボット掃除機 S1』は、LDSレーザーセンサーをつかって高精度かつ高速なマッピングを実現しています。
このマッピング機能がマジですごくて、感動するレベルでした。
床を片付けて部屋のドアを開けたら、ロボット掃除機 S1の電源をいれるだけ。あとは勝手に掃除しながらマッピングしてくれます。
リビングの上にオープンキッチン、子供部屋と書斎の間に収納、洗面と寝室の間にお風呂があるので、マッピング上では認識されていません。
壁づけで家具を設置しているので多少デコボコしてますが、それでもめちゃくちゃ正確なマップがでてきたので驚きました。
リアルタイムで位置をマッピング
実際にロボット掃除機をもって別の部屋へ移動させても、再充電ボタンでホームまで一直線に戻ってきます。
性能が低いロボット掃除機がホームを探して迷う姿も可愛げがあるけど、手間がかかっては意味ないんですよね………..。
『SwitchBot ロボット掃除機 S1』は、リアルタイムで位置をマッピングしているので、「迷ってホームに帰れない」なんてことは起こりません!!
めちゃくちゃ賢くてストレスフリーで使えるのがGood!
掃除する箇所を細かく設定できる!
※公式ホームページより引用
使っていた感じたのは、正確なマッピングを活用した清掃のカスタマイズが便利すぎること。
部屋ごとに清掃できる!
設定した部屋のみを清掃することができるので、気軽にロボット掃除機を稼働できます。
おもちゃで散らかる子供部屋は自分で掃除するとして、なるべく綺麗にしておきたい部屋をロボット掃除機に任せています。
進入禁止エリアを設定できる!
ロボット掃除機に入ってほしくないところを「進入禁止エリア」としてできます。
家具があるところやペットがいるところなど、いろんな活用方法があって重宝する機能ですね。
ちなみに水拭きするエリアも決められるので、気軽に水拭き機能を使うことができます。
スケジュール設定して完全自動化
スイッチボットアプリからスケジュール予約をしておけば、アプリを開かなくても毎日自動でお掃除してくれます。
スケジュール予約しておけば、家事の時間を短縮できるし、床にモノを置かない習慣も身につくのでオススメ。
段差もラクラク昇る!
『SwitchBot ロボット掃除機 S1』は、2cmまでの段差昇降ができる仕様です。
我が家では子供がいるので広範囲にクッションマットを敷いていますが、この程度なら全く問題なく乗り降りしてくれます。
本体の高さは注意が必要!
ロボット掃除機の高さがセンサー部を入れて9.5cmあるので、家具によっては下に入ることができません。
我が家のベッドがまさにそうで、側面からベッドの下に進入できませんでした。ただ賢いロボット掃除機なので、マッピングを終えて以降は、ベッドの長辺(側面)ではなく短辺(足側)からベッド下部に進入するようになりました。
まとめ:賢さ抜群のコスパ最強ロボット掃除機!
本記事では、『SwitchBot ロボット掃除機 S1』をレビューしました。
- 正確なマッピング
- 家中コレ1台でOK
- 細かなカスタマイズが可能
- アプリや声から操作
- コスパお化け
- ちょっぴりサイズが大きい
- 床にモノを置かないほうがいい
ロボット掃除機である以上、床にモノが置きにくい・高さが低い家具には注意が必要といったネガティブ要素はありますが、それ以外に不満が見つかりませんでした。
この性能を3万円台で購入できるのであれば、レビュワーとしては間違いなく「買い」だと思います。
スイッチボットからはロボット掃除機のほかにもスマートホーム端末がリリースされているので、それらと操作するアプリを統一できるの大きなメリットでしょう。
関連:スマートホームを簡単かつ手頃に構築しよう!
スマートホームを愛する筆者は、自宅に20台以上のスマートホーム製品を導入しています。
スマートホームによる家電の自動化は、ユーザーの負担を軽減して、生活が目に見えて豊かになってオススメです。
我が家のスマートホーム環境は、関連記事で紹介しているので、興味がある方はぜひご覧ください。
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