Anker Eufy Security SmartTrack Card レビュー | Apple「探す」に対応したカード型紛失防止トラッカー

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    Anker Eufy Security SmartTrack Cardをレビュー

    最も有名な紛失防止トラッカーは、Appleの「AirTag」でしょう。しかし絶妙に嵩張るサイズ感で、財布に収納するには不向きでしょう。

    Ankerが独自のスマートホームブランド「Eufy」から発売している『Security SmartTrack Card』は、Appleの「探す」アプリに対応したカード型の紛失防止トラッカーです。iPhoneユーザーが多い日本では、「探す」への対応の価値が大きく、発売以降シェアを伸ばしているカード型トラッカーです。

    そこで本稿では、『Security SmartTrack Card』を発売日に購入し、1年使ってきた筆者によるレビューを執筆していきます。

    この記事で分かること
    • 『Security SmartTrack Card』の仕様や特徴
    • ライバル製品との比較
    • 『Security SmartTrack Card』の使用感
    Anker Eufy Security SmartTrack Card
    総合評価
    ( 4.5 )
    メリット
    • Appleの「探す」に対応
    • 置き忘れ通知が便利
    • 薄くてかさばらない
    • 最大3年の電池寿命
    • 性能・価格ともに突出している
    デメリット
    • 電池交換ができない
    Eufy (ユーフィ)
    ¥3,990 (2024/11/14 12:44時点 | Amazon調べ)
    目次

    Anker Eufy Security SmartTrack Cardの仕様や特徴

    『Security SmartTrack Card』は、クレジットカードと同サイズのカード型紛失防止トラッカーです。

    iOS/Androidに対応したEufyアプリ加え、Appleの「探す」アプリFind My)にも対応しています。

    Security SmartTrack Cardの画像
    引用元:Anker公式ホームページ

    紛失防止トラッカーとして有名なAppleの「AirTag」は、ポーチに入れてもかさばらないし、キーホルダーとしても使える優れモノ。

    しかし厚さが8.0mmあるので、「財布に入れるトラッカー」としては不向きです。

    一方『Eufy Security SmartTrack Card』は、クレジットカードサイズで薄さもわずか2.4mm。

    「財布に入れるトラッカー」として、これ以上ない形状をとっています。

    ライバル製品との比較

    本稿でレビューしていく『Security SmartTrack Card』の競合として挙げられるカード型紛失防止トラッカーがこちら。

    本製品のライバルは?
    • Tile Slim
      • 2022年に3代目がリリース。カラバリ豊富。
    • Chipolo CARD Spot
      • Appleの「探す」に対応。Android非対応。
    • MAMORIO CARD
      • ワイヤレス充電に対応。

    『Security SmartTrack Card』とライバル製品との仕様の違いをまとめてみました。

    スクロールできます
    Security SmartTrack CardTile SlimChipolo CARD SpotMAMORIO CARD
    製品Security SmartTrack Cardのイメージ画像Tile Slimの使用イメージChipolo CARD Spotに使用イメージMAMORIO CARDの使用イメージ
    メーカーAnker EufyTileChipoloMAMORIO
    Apple
    「探す」
    対応非対応対応非対応
    対応iOS/AndroidiOS/AndroidiOSiOS/Android
    サイズ
    (mm)
    54 × 8553.9 × 85.553.6 × 85.154 × 85.5
    重量約12.4g約16g10g12.5g
    薄さ2.4mm2.7mm2.4mm1.7mm
    カラバリ1色5色1色1色
    電池寿命最大3年最大3年最大2年最大6ヶ月
    電池交換不可不可不可不可
    ワイヤレス充電可
    置き忘れ通知対応有料対応対応
    GPS非搭載 ※1非搭載非搭載非搭載
    GPS情報の取得・置き忘れた場所
    iPhoneユーザーとのすれ違い※2
    ・置き忘れた場所
    ・独自のアンテナ
    設置場所はこちら
    ・Tileユーザーとの
    すれ違い※2
    ・置き忘れた場所
    iPhoneユーザーとのすれ違い
    ・置き忘れた場所
    ・独自のアンテナ
    設置場所はこちら
    ・MAMORIOユーザーとのすれ違い※2
    Bluetooth範囲最大80m最大75m最大60m最大30m
    価格
    ※公式HPから引用
    リンクはAmazon
    3,999円5,780円4,999円6,578円

    「Tile Slim」と「MAMORIO CARD」は、独自のアクセススポットを用いたトラッキングに対応。しかしアクセススポットは都心部でも限定的で、地方で使うには不向きでしょう。

    iPhoneユーザーが圧倒的に多い日本では、Appleの「探す」に対応した『Security SmartTrack Card』や「Chipolo CARD Spot」に強みがあります。

    全てのiPhoneユーザーが協力してくれる「探す」は極めて強力!

    ※1:バッテリー消費が激しいGPSを搭載せず、Bluetoothでスマートフォンと連動してGPS情報を探知。
    紛失時は、いかにして「GPS情報を取得できるか」が重要
    ※2:近くを通ったスマートフォンにBluetoothで接続し、GPS情報を取得。
    接続したスマートフォンの所有者には通知されず、スマートフォンの所有者の個人情報も判別できない。詳しくは後述

    アプリ別の対応機能

    『Security SmartTrack Card』は、専用アプリ「Eufy Security」とAppleの「探す」アプリに対応。

    それぞれのアプリで出来ることが変わってくるので、以下にまとめておきます。

    Eufy SecurityAppleの
    「探す」
    持ち物を探す機能
    現在位置の特定
    Bluetooth接続圏外の場合
    スマホを鳴らす機能
    置き忘れ通知
    Android版のみ
    デバイス共有
    複数アカウントで情報共有
    アプリ別の対応機能

    Androidユーザーが本製品を使う場合、「探す」アプリによる現在位置のトラッキングができない点には注意!

    Anker Eufy Security SmartTrack Cardを開封!本体デザインや付属品をチェック

    ホワイトを基調としたシンプルな外箱で、背面には製品の仕様や特徴が記載されています。

    パッケージ内容

    『Security SmartTrack Card』の本体に加え、メタルクリップ、クイックスタートガイド等が同梱。

    パッケージ内容
    『Security SmartTrack Card』の内容物

    本体のデザインやサイズ感

    マットブラックな本体には、左側にボタンとブザーを搭載し、右側に「eufy SECURITY」のブランドロゴが刻印されています。

    Anker Eufy Security SmartTrack Cardの表面
    Anker Eufy Security SmartTrack Card

    背面にはQRコードが示されています。所有者がアプリで「紛失モード」をONにした際、拾った人がこのQRコードを読み取ることで所有者の情報が分かる仕様です。

    Anker Eufy Security SmartTrack Cardの裏面
    背面にはQRコード

    重さの実測値は12.5gでした。

    重さの実測値は12.5g
    軽い!

    上からみたときのサイズ感はクレジットカードと同じぐらいで、厚さはクレジットカード2枚分ぐらい。

    厚さが2.4mmなので、体感的にはめちゃくちゃ薄いです。

    薄さ2.4mm
    革命的な薄さ!

    財布に入れた様子

    かなりコンパクトなサイズなので、財布のカードポケットにも収まりが良い。

    財布のカードポケットに入れてみた
    コンパクトな財布にも十分入ります!

    コンパクト財布の「PRESSo L」にも問題なくスッキリ入るので、非常に重宝します。

    付属のメタルクリップ

    付属のメタルクリップには両面テープがついていて、本体に貼り付けることができます。

    メタルクリップを使えば『Security SmartTrack Card』をパスポートや書類ケース等に取り付けられます。

    リュックのポケットなど色んなところに取り付けられそうですね。

    Anker Eufy Security SmartTrack Cardをセットアップ

    『Security SmartTrack Card』は、iOS/Androidに対応した専用アプリとAppleの「探す」アプリで使います。

    要点を絞ってそれぞれのアプリに本体を登録する手順を紹介していきます。

    専用アプリ「eufy Security」に登録

    STEP
    アプリをインストール

    まずは以下のリンクから専用アプリをインストールします。

    eufy Security

    eufy Security

    Power Mobile Life LLC無料posted withアプリーチ

    STEP
    アカウント登録

    初めてEufy製品を使う方は、アプリ内でアカウントを作成します。

    STEP
    本体とアプリをペアリング

    続いてBluetoothでスマホと『Security SmartTrack Card』をペアリングします。

    アプリのホーム画面から「デバイスを追加」をタップし、「SmartTrack Card』を選びます。

    続いてアプリの指示にそって本体のボタンを長押ししてペアリングモードにします。

    『Security SmartTrack Card』を長押し
    ピピピッと鳴るまで長押し

    するとアプリが『Security SmartTrack Card』を検出するので、使い方に応じて名前をつけます。

    STEP
    セットアップ完了!

    これでセットアップは完了。『Security SmartTrack Card』の位置情報をアプリで確認できるようになりました。

    本体のセットアップで迷うところはなく、スムーズに登録できました。

    アカウントのセキュリティを高めるために、アプリ内で電話番号を用いた2段階認証を設定できます。登録する電話番号は、国番号「+81」を含むので、先頭の0を取り除いて登録します。「090〜」の場合、「90〜」と登録。

    Apple「探す」アプリに登録

    次にAppleの「探す」アプリに登録する手順を紹介します。

    Apple純正の「探す」アプリを開いて左上の「+」ボタンをタップし、「その他の持ち物を追加」を選択します。

    次に『Security SmartTrack Card』のボタンを長押ししてペアリングモードにすると、「探す」アプリが本体を検出します。

    『Security SmartTrack Card』を長押し
    長押しでペアリングモードになります

    続いて”探す”ネットワークへの同意をして、『Security SmartTrack Card』に名前をつけます。

    これで『Security SmartTrack Card』をApple純正「探す」アプリに登録できました。

    AirTagやその他のデバイスと同じように「探す」アプリから『Security SmartTrack Card』を確認できます。

    Apple IDへの紐づけで、スムーズにセットアップできました!

    Anker Eufy Security SmartTrack Cardの良いところ(メリット)

    筆者が感じた『Security SmartTrack Card』の良いところメリット)がこちら。

    『Security SmartTrack Card』のメリット
    • 落としても見つかりやすい
    • 置き忘れ通知が便利
    • 財布に入れてもかさばらない
    • スマホから本体、本体からスマホを鳴らせる
    • 性能・価格ともに優秀!

    上記4点について詳しく紹介していきます。

    落としても見つかりやすい

    軽く前述しましたが、「AirTag」をはじめとする紛失防止トラッカーには、バッテリー消費が激しいGPSが搭載されていません。

    紛失した際は、同じ紛失防止トラッカーを使っている人のスマートフォンやメーカー独自のアクセススポットを経由して位置情報を取得します。

    運良くユーザーに巡り会えれば良いですが、地方ならその可能性は極めて低いでしょう。

    ライバル製品(スペック比較表はこちら)の「Tile Slim」や「MAMORIO CARD」は、独自のアクセススポットをもっていますが、範囲は都心部でも限定されています。

    落としても見つかりやすい

    一方『Security SmartTrack Card』は、近くを通ったApple製品(他人のデバイスも対象)とBluetoothで接続することで位置情報を取得します。

    iPhoneユーザーが多い日本なら、『Security SmartTrack Card』を落としても見つかりやすいのが魅力!

    他人のiPhoneが見つけてくれるって凄いよね!

    プライバシー保護のため、他人のiPhoneには通知されません。あなたも気づかない間に誰かの落とし物を見つけているのかも?

    置き忘れ通知が便利!

    『Security SmartTrack Card』は、紛失を未然に防ぐ「置き忘れ通知」に無料で対応しています。

    『Security SmartTrack Card』の置き忘れ通知
    iPhoneに通知が!
    『Security SmartTrack Card』を置き忘れた場所が分かる
    通知を開くと置き忘れた場所を教えてくれる

    紛失を防ぐための「即時通知」、紛失した時のための「探す」アプリ。まさに死角なしですね!

    iOSでは「探す」アプリ、Androidでは「Eufy Securityアプリ」による置き忘れ通知が届きます。

    財布に入れてもかさばらない

    縦:54mm、横:85mm、厚さ:2.4mmの『Security SmartTrack Card』は、財布のカードポケットに入れてもかさばりません。

    『Security SmartTrack Card』を財布にいれてもかさばらない

    財布に入れるには最高の形状で、持ち運ぶストレスがないのが嬉しいですね。

    スマホから本体、本体からスマホを鳴らせる

    スマホを使って『Security SmartTrack Card』を鳴らすことができ、反対に『Security SmartTrack Card』からスマホを鳴らすこともできます。

    こちらはスマホから『Security SmartTrack Card』を鳴らしている様子。

    Eufy Securityアプリをタップした瞬間に本体から音が出ていますね。

    続いてこちらは『Security SmartTrack Card』からスマホを鳴らす様子。

    本体のボタンを2回押すと瞬時にスマホから音が鳴っています。

    『Security SmartTrack Card』からスマホを鳴らす場合、「Eufy Securityアプリ」がバックグラウンドで起動している必要があります。

    性能・価格ともに優秀!

    『Security SmartTrack Card』は性能だけでなく、価格も優秀!

    ライバル製品の中でも、3,000円代で購入できるのは『Security SmartTrack Card』だけ。

    カード型の紛失防止トラッカーの中では、性能・価格ともに優位に立っています。

    Anker Eufy Security SmartTrack Cardの悪いところ(デメリット)

    唯一デメリットを挙げるとすれば、「電池の交換ができない」ところ。最大3年間の電池寿命がありますが、それ以降は買い換えるしかありません。3年間の安全を約4000円で買うイメージですね。

    とはいえカード型の紛失防止トラッカーは電池交換ができないモデルばかりだし、この点については致し方ないでしょう。

    まとめ:性能・価格ともに突出したカード型紛失防止トラッカー

    『Security SmartTrack Card』をレビュー

    本稿では【Apple「探す」に対応!カード型紛失防止トラッカー:Anker Eufy Security SmartTrack Cardをレビュー】について執筆してきました。

    ◎良いところ
    • Appleの「探す」に対応
    • 置き忘れ通知が便利
    • 財布に入れてもかさばらない
    • 最大3年の電池寿命
    • 性能・価格ともに突出している
    △気になるところ
    • 電池を交換できない

    性能・価格ともライバル製品から突出しており、現時点で最もオススメのカード型紛失防止トラッカーだと思います。

    最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

    Eufy (ユーフィ)
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    IoTデバイスで自宅をスマートホーム化しよう!

    本稿で紹介した「Eufy Security SmartTrack Card」は、ここ最近で急速に発展しているIoTデバイスのひとつ。IoTとかスマートホームって聞くと難しそうに感じる方も多いですが、実際は誰でも使いやすいアイテムが多いんですよね。

    関連記事では、筆者の自宅を例にあげつつ「自宅をスマートホーム化する方法」について解説しています。最近のテクノロジーは本当にすごいので、スマートホームに興味がある方はぜひ本稿とあわせてご覧ください。

    Anker Eufy Security SmartTrack Cardをレビュー

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