家づくりは、間違いなく「一生で最も高価な買い物」になります。だからこそ任せるハウスメーカー/工務店は、そう簡単に決められないでしょう。
我が家も5社以上のハウスメーカー/工務店に話を伺い、熟考に熟考を重ねて、ようやく一条工務店に任せることに決めました。
私たちが家づくりを一条工務店に任せる決め手になったのが「一条工務店 = 高い」が間違いだと気づいたこと。一条工務店に対する一方的な偏見を持っていたので、自分たちで金額面への不安を解決できたのが大きかったですね。
僕たち家族が家づくりを一条工務店に任せるまでに踏んだステップがこちら。
- 家づくりで重視するポイント(優先順位)を決める
- ハウスメーカーの特徴と傾向をつかむ
- ハウスメーカー(工務店)に直接問い合わせる
- 自分たちの優先順位に見合ったハウスメーカー(工務店)を選ぶ
本稿では上記の流れを参考に、家づくりを決心してから一条工務店に決めるまでの流れを紹介していきます。
「一条工務店はダサい?」いやいや俺の家を見てくれよ
僕が家づくりで最もこだわったLDKがこちら。まるでモデルハウスのような最高なLDKができたと、我ながら大満足しています。
我が家のLDKをSNSに投稿したところ、ありがたいことに多くの反響をいただきました。第三者からの声も多いので、「一条工務店だからダサい」というのはないと思います。
ちなみに僕たちがLDKの中で特に力をいれたのが、夫婦で使える2人用ワークスペースです。LDKの中央を向く配置、配線がみえない工夫、採用したデスクアイテムなどなど、夫婦のこだわりを詰め込みました。
若手の一級建築士さんでしたが、めちゃくちゃオシャレに仕上げてきただき嬉しい限り。LDKやワークスペースの詳細については、それぞれの特集記事で紹介しています。ぜひ本稿とあわせてご覧ください。
家づくりの優先順位をザックリ決める
家づくりを決心したら、最初に決めるべきなのが「家づくりの優先順位」です。家づくりに求めるポイントは人それぞれで、自分たちが何を重視したいかを話し合っておきましょう。
- 家の性能(夏は涼しく、冬は暖かい家)
- 価格
- デザイン
私たち夫婦が家づくりで絶対に譲れなかったのが「性能」です。具体的には「夏に涼しく、冬に暖かい家」を目指すことに決めました。
「家の性能」はデータ化されている
筆者が家づくりで最も重視することにした性能は、データ化されておりハウスメーカーごとに公開されています。
- UA値、Q値:家の断熱性能。
- UA値:家から逃げる熱量/表面積
- Q値:(家から逃げる熱量+換気で失う熱量)/表面積
- C値:家の気密性能。
- 建物全体の隙間面積/延べ床面積
- 修繕費:将来的な家のメンテナンスにかかる費用
簡単に要約するとUA値とQ値は面積あたりで失う熱量(断熱性)で、C値は面積あたりの隙間(気密性)です。どちらも数値が低いほど優秀な指標です。
一般的にハウスメーカーや工務店は、UA値・Q値・C値を公開しています。もし公開していなくても、聞けば教えてくれるので検討中のメーカーがあればぜひ聞いていみてください。
他メーカー営業は「一条さんはこう、当社はこう」
タウンライフを使って5つ以上のハウスメーカーや工務店に要望を伝え、実際に話を聞きました。
色んなハウスメーカーの営業と話してみて、高確率で共通していることがありました。
「一条工務店を比較対象」にしている
多くのハウスメーカーや工務店の話を聞きましたが、「お前もか!」と感じるぐらい一条工務店を比較対象にしています。恨みでもあるんか?と思うぐらいの熱量で一条工務店より自社が優れているところをアピールしてきました。
自信があれば比較対象なんていらないよね?
比較対象として数社挙げるならまだしも、一条工務店だけを比較対象にする営業方法に違和感を覚えました。つまり営業が自ら「一条工務店の性能がNo.1」と認めちゃてるんですよね。。。コレが僕たちが一条工務店に興味を持ったキッカケでした。
一方、一条工務店の営業は他メーカーの話を一切してきませんでしたね。家づくりに対して「よっぽど自信を持っているんだろうな」と感じました。
「一条工務店 = 高額」ではなく、「一条工務店 = 高性能」だった
一条工務店の性能を基準とし、他メーカーの性能をできるだけ一条工務店に近づけた状態で見積もり価格を比べることにしました。そこで気づいたのは、高いと思い込んでいた一条工務店のほうがむしろコスパが良いということ。
そもそも他メーカーの多くは、
一条の標準性能に到達できない
他メーカーでオプションを駆使して一条工務店に性能を揃えようとしましたが、そもそも一条工務店の性能を実現できないハウスメーカー(工務店)ばかりでした。具体的にいうと、他メーカーのフル装備における性能値(UA値・C値・Q値)が、一条工務店の標準仕様に届かなかったんです。一条工務店に近い性能を実現できたとしても、むしろ一条工務店より高額になってしまうケースすらありましたね。
一条工務店の価格は、
標準仕様が高いがゆえの設定だった
一方、一条工務店は装備に関わらず性能は一定です。つまり「一条工務店 = 高額」は僕が勝手に抱いていた偏見で、実際は「一条工務店 = 高性能」だったんですね。
他メーカーのフルスペック以上の性能を「なんとか手が届く価格で実現」しているのが一条工務店の本質でした。
夫婦で最初に決めた家づくりの優先順位は、1. 性能、2. 価格、3.デザインだったので、性能に妥協することは考えられず、後悔しないためにも一条工務店に決めました。
実際に一条工務店の一軒家に住んでみた印象
筆者が一条工務店で建てた2階建て一軒家(グランスマート、さらぽか)に引っ越して1年が経ちました。実際の住み心地や光熱費について紹介していきます。
床暖房と床冷房で家中の温度が一定に!エアコンは未だに使っていない
一条工務店は全館床暖房が標準装備で、さらぽかオプションを採用すると床冷房や天井のサーキュレーター等が搭載されます。「さらぽか」は決して安価なオプションではありません。筆者は費用対効果が高いと判断し、搭載を決意しました。
実際に住んでみたところ、床暖房と床冷房だけで四季を乗り越えることができ、引っ越して1年経った今も未だにエアコンの出番がきていません。全館床暖房/床冷房なので、家中の温度が一定にキープされていて快適な日々を送っています。
2024年の夏もエアコン使わず快適でした!
賃貸アパートより光熱費が安い
我が家の1年間の電気代をグラフにしました。
電気代(出費) | 太陽光(収入) | |
---|---|---|
平均 | 8,049 円 | 15,938 円 |
合計額 | 96,592 円 | 191,250 円 |
最高 | 13,104 円 1月 | 22,202 円 8月 |
最低 | 4,012 円 5月 | 9,418 円 12月 |
一条工務店の「さらぽか」は、湿度低めで管理することが得意なので、加湿器が必要な冬場に電気代が高騰する傾向がありました。それでも最高額が13,000円程度で、オール電化にしてはかなり安く収まっています。
太陽光の収入を考えると年間10万円がプラスになるのも魅力的でしょう。
一条工務店の値引きは、親族紹介・法人割引・紹介制度の3通り
一条工務店は値引き交渉が一切できないことでも有名です。親族に一条工務店で家を建てた方もしくは提携している法人(主に公務員)にお勤めの場合は、一定の割引が見込めます。親族や法人による割引に該当していない人のための割引が「紹介制度」です。
出典:一条工務店
- 展示場でもらえるQUOカードが1,000円増額
- 契約時にカップボード等が無料になる(紹介時に展示場へ行ったことがない方に限る)
既に展示場に行ってしまった方でも、一条工務店で家づくりをした方の紹介を受ければ1,000円分のQUOカードがもらえるのでオススメ。
紹介者がいない方は、筆者が紹介することもできます。希望する方は、X(@Number84M)のDMもしくは当サイトのお問い合わせからご連絡ください。
まとめ:考え抜いて最高の家づくりをしよう!
筆者が一条工務店を選んだ理由やハウスメーカーや工務店を選定した流れについて紹介しました。ハウスメーカーや工務店を選定する流れについて、簡単に振り返っておきます。
- 家づくりで重視するポイント(優先順位)を決める
- ハウスメーカーの特徴と傾向をつかむ
- ハウスメーカー(工務店)に直接問い合わせる
- 自分たちの優先順位に見合ったハウスメーカー(工務店)を選ぶ
この記事があなたの家づくりに少しでも貢献できれば幸いです。最高な家をつくるためにも、満足がいくまで突き詰められると良いですね!最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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