MagSafe (マグセーフ) は、iPhoneの背面にマグネットで様々なアクセサリーを固定できる技術。
豊富なMagSafeアクサリーの中でも、ぜひ持っておきたいのがモバイルバッテリーです。
そこで本記事では、まだMagSafe対応モバイルバッテリーを持っていない方におすすめしたいMATECH (マテック) “の「MagOn 10000」を紹介、レビューしていきます。
MATECHはライバルのAnkerやCIOに追いつくほどに急成長している京都発の家電・ガジェットメーカーです。
「MagOn 10000」は、すでにMATECHから出ている人気モバイルバッテリー「MagOn Mini 5000」の大容量版。
iPhoneを約2回フル充電できる大容量で、待ち望んでいた方も少なくないMagSafeモバイルバッテリーに仕上がっています。
- iPhoneを約2回フル充電できる
- 世界最小級のサイズ
- マグネットが強力でiPhoneから外れにくい
- 自宅では充電器、外出先ではモバイルバッテリーとして使える
- Qi2に非対応、iPhoneでは最大7.5W
※メーカーから製品サンプルを提供いただき、筆者が実際に使ってみた印象をもとに記事を執筆しています。記事の内容に対するメーカーの介入はありません。
MATECH MagOn 10000の特徴
実機レビューの前に「MATECH MagOn 10000」の特徴をまとめました。
- 10,000mAhの大容量
- iPhone 15シリーズを2回フル充電できる
- 軽量かつコンパクト
- 薄さ12.76mm、重さ168g
- パススルー充電に対応
- 家では充電器、外出先ではモバイルバッテリーとして使える
- ネオジウム磁石を採用
- MagSafe対応に一般的なN48磁石より150%強力
- ボタンを押さずに充電開始
- iPhoneの背面に固定するだけ
- USB-Cから20W出力でiPhoneを充電できる
- PSE認証
特にサイズ感とバッテリー容量は、MagSafe対応モバイルバッテリーで不満になりやすいポイントです。この両者を抑えつつ、便利な機能が搭載されているので、ほぼ完成形に近い仕様といえます。
唯一の注意点は、iPhoneへのワイヤレス充電が7.5W出力に制限されるところ。
ただ「7.5Wだから不便」ということはなく、個人的には不満に感じていません。詳しくは後述しますね。
大容量のモバイルバッテリーでは、コレが最有力だと思う!
パッケージ内容
開封して付属品を並べてみました。
- MagOn Mini 10000の本体
- 充電ケーブル
- 製品保証のご案内
- 取扱説明書
- Thank youカード
取扱説明書は、QRコードを読み取ってWebで確認します。QRコードがシールになっているので、製品に貼り付けておけば外出先からでも確認できて便利です。
デザイン
MATECH MagOn 10000の正面はブラックのマットな質感です。
真正面からは見にくいですが、光の当て方を変えるとメーカーロゴとバッテリー容量が浮かび上がります。
iPhoneに装着する側には、中央にMagSafe対応を示すマグネットマーク、下部に小さく仕様が記載されています。日本で安全に使える認証を受けたことを証明するPSEマークも付いているので、安心して使えます。
下部にはUSB Type-Cポートとバッテリー残量確認ボタンを搭載しています
USB Type-Cポートは、モバイルバッテリー本体の充電に加え、スマートフォンなどのガジェットに20Wで給電できます。ワイヤレスよりも高速での充電ができるので、急いでいる時におすすめです。
バッテリー残量確認ボタンを押すと正面のLEDランプが光り、バッテリー残量を知らせてくれます。
バッテリーの残量と点灯するランプの数
MagOn Mini 5000との比較
続いてMagOn 10000と MagOn Mini 5000を並べてみました。
モバイルバッテリーの重量は、実測値で161gでした。
バッテリー容量が半分のMagOn Mini 5000 (117g) と50gも変わらないので、個人的には十分軽いと感じています。
iPhoneを1回フル充電できれば良い方は、MagOn Mini 5000がオススメ!
MATECH MagOn 10000の使用感
実際に筆者がMagOn 10000を1ヶ月ほど使ってみた印象をまとめました。
- サイズ感が良い
- 大容量 (10000mAh) で家族と共有できる
- 7.5W充電に不満は抱かなかった
- マグネットが強力でiPhoneから外れにくい
- 自宅では充電器、外出先ではモバイルバッテリーとして使える
上記の5点を中心にMagOn 10000の使用感をレビューしていきます。
サイズ感が良い
MagOn 10000を手に持ってみました。握ったときに小指と親指が対角に届くコンパクトなサイズ感です。
つぎにiPhone 15 Proと並べてみました。iPhoneと一緒に持ち運ぶにはちょうどいいサイズ感に仕上がっています。
実際にiPhone 15 Proの背面に固定してみるとこんな感じ。
iPhoneのほうがわずかに横幅が広いので、モバイルバッテリーがiPhoneの側面から飛び出すことはありません。一方、iPhoneの下部からはモバイルバッテリーがわずかにはみ出ています。
iPhoneケースを装着しても、モバイルバッテリーがカメラ周りに干渉することはありませんでした。
MagOn 10000を装着した状態でもグリップ感はそこまで悪くなりません。
片手での操作もなんとか可能なレベルです。ただモバイルバッテリー分の厚さと重さが増してるので、個人的には両手操作が増えました。
10000mAhでこのサイズは中々ないですね。
10000mAhあれば家族で共有できる
前述しましたが、10000mAhはiPhone 15 シリーズを約2回フル充電できる容量です。
家族で遠出するときは、筆者のiPhone 15 Proと妻のiPhone 13の兼用モバイルバッテリーとして大活躍しています。
バッテリーが劣化している数年前のiPhoneをお使いの方でも、10000mAhあれば安心できるでしょう。
7.5W充電に不満は抱かなかった
MagOn 10000は、iPhoneを15Wでワイヤレス充電するための “Qi2” に非対応です。
MagSafeでiPhoneを充電するときの最大出力は7.5Wなので、とても高速充電とはいえません。
でも筆者にとってモバイルバッテリーの役目は、バッテリー切れを阻止すること。
高速充電できなくても、iPhoneのバッテリーを延長できればOKなんですよね。
そもそも15Wのワイヤレス充電に対応していても、USB-Cポートからの有線充電のほうが20Wで高速ですし………。
実際に使っていても、充電スピードに不満を感じることはありませんでした。
携帯性とバッテリー容量のバランスは絶妙ですし、Qi2非対応が僕にとって大問題になることはなかったです。
マグネットが強力でiPhoneから外れにくい
マグネットの固定力は、MagSafeアクセサリーの重要なポイントなので気になる方も多いでしょう。
MagOn 10000には、一般的なN48磁石より150%強力なネオジウム磁石が使われているので、実際に使ってみても安定してiPhoneの背面に固定できていました。
他のMagSafeアクセサリーと比べても、マグネットの磁力は強い方だと思います。
自宅では充電器、外出先ではモバイルバッテリーとして使える
MagOn 10000はパススルー充電に対応しているので、モバイルバッテリー本体とiPhoneを同時に充電できます。
自宅ではケーブルにつないでiPhoneの充電器として使えば、MagOn 10000は常にフル充電された状態を維持できます。
もちろん外出するときは、ケーブルから外してモバイルバッテリーとして持ち運びましょう!
モバイルバッテリーの充電忘れを防げますね!
レビューのまとめ: 大容量かつコンパクトなモバイルバッテリー
本稿ではMATECHの大容量でコンパクトなモバイルバッテリー「MagOn 10000」をレビューしてきました。
記事の最後に本製品のメリットとデメリットを振り返っておきます。
- 世界最小級のサイズ
- iPhoneを約2回充電できる大容量
- モバイルバッテリーの残量が分かりやすい
- マグネットが強力でiPhoneから外れにくい
- 自宅では充電器、外出先ではモバイルバッテリーとして使える
- Qi2に非対応、iPhoneでは最大7.5W
やはりiPhoneを約2回フル充電できるバッテリー容量が魅力。我が家では遠出のときに家族で共有できるほどの余裕があり、とても助かっています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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