
朝、着ようと思っていた服のシワに気づくと、別の服を選び直すか迷う。
そんな小さな判断が、忙しい朝では意外と大きなストレスになります。
衣類スチーマーは「手軽さ」が魅力ですが、満足いく仕上がりや操作性が得られない製品も少なくありません。
『airmorn one』は、今まで使っていた衣類スチーマーと異なり、シャツやカットソーなどの軽いシワを片手かつ短時間で伸ばすことができました。
シワを伸ばすという用途において、我が家ではアイロンの代わりを担う存在になりました。
本記事では、そんなairmorn oneを実際に使ってみた印象をもとに、徹底的にレビューしていきます。

- 片手でシワを伸ばせる
- 1着あたり約2分で仕上がる
- 本体が自立して置き場所に困らない
- アイロンより動作音が大きい
- スチーム自動再開のタイミングがやや早い
- パリッとした仕上がりにはならない
※提供: airmorn
レビュー用に製品の提供を受けていますが、筆者が感じたままのレビューです。

販売ページ(2025年12月31日まで):業界トップクラスの時短衣類スチーマー「airmorn one」
公式ページ:airmorn
airmorn oneの特徴を整理する

airmorn oneは、衣類を吸引しながらスチームを当てられる片手操作の衣類スチーマーです。
従来の衣類スチーマーのように、衣類を伸ばして固定する必要がないのが特徴です。
主なスペック

まずは全体像をつかみやすいように、airmorn oneの主要スペックを表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品カテゴリ | 衣類スチーマー(吸引+スチーム) |
| 起動時間 | 約10秒 |
| 吸引力 | 3段階(3000 / 4000 / 5000Pa) |
| スチーム量 | 3段階(弱 / 中 / 強) |
| スチーム温度 | 最大 約155℃ |
| 連続使用時間(満水時) | 弱運転:約12分 強運転:約7分 |
| サイズ | 265 × 180 × 110mm |
| 電源コード長 | 約2.1m |
| 保証 | メーカー保証 1年 |
上記の通り、起動の速さや吸引力、スチーム量、コードの長さなど、日常使いを想定したスペック構成になっています。
吸引とスチームを組み合わせた構造
一般的な衣類スチーマーは、服を手で伸ばしたところにスチームを当ててシワを伸ばす構造です。そのため、裾まできっちりシワを伸ばすのが難しい特性がありました。
airmorn oneの最大の特徴は、スチームを噴射しながら衣類を吸引で固定できるところです。

下部に吸引口、上部にスチームの噴出口があるので、狙った位置を固定しながら伸ばすようにスチームを当てられます。
この仕組みによって、片手操作でもシワを整えやすく、裾や袖口といった細かな部分にも対応しやすいのが特徴です。
自立するデザインと使用するための準備
本体は専用スタンドを使わずに自立するため、スチームを途中で止めたい場面でも、置き場所に迷うことがありません。

本体の重心は手元寄りで、アイロン面がハンドルよりも約18°持ち上がる構造になっています。
この微妙な角度設定のおかげで、衣類に当てた際も手首を不自然に返す必要がなく、自然な角度で操作できます。

電源を入れる前に水タンクに給水しておきます。


コンセントを挿して電源ボタンを長押しして10秒ほど待てば、準備完了です。電源ボタンの上に配置された2つのボタンで吸引力とスチーム量を調整しながら使います。

付属品
本体の他には、付属品として清掃用のブラシと取扱説明書、クイックガイドなどが同梱されていました。

収納用のおしゃれな袋も付属していました。

スチームの自動ON/OFFに対応
電源が入った状態でハンドルを握るとスチームがONになり、ハンドルを離すと自動でOFFになります。
衣類の掛け替えなどで本体を一時的に置いたシーンでも、スイッチ操作をすることなくシームレスに作業を中断・再開できます。
airmorn oneの使用感をレビュー
ここからは、airmorn oneを実際に使って感じた使用感についてレビューしていきます。
衣類スチーマーとして日常の中でどう活躍するのか。実際の生活で使ってみた率直な感想をまとめました。
シャツやカットソーは十分な仕上がり
早速、洗濯後のシャツのシワをairmorn oneで伸ばしてみました。目立っていたシワがなくなり、外出にも問題ない仕上がりです。


衣類を吸引する力も安定していて、裾まできっちりシワが伸びました。



カットソーの左半分だけシワを伸ばしてみました。効果は一目瞭然ですね。

右側もシワを伸ばすと、そのまま外に着ていける仕上がりでした。

製品ページではホコリの除去機能についても言及されていますが、ホコリが目立ちやすい衣類では、除去性能は十分とは言えない印象でした。

2〜3分でシワを伸ばせる
airmorn oneを使っていて驚かされたのが、仕上がりの早さ。
シャツやカットソーであれば、全体を整えるのにかかる時間はおおよそ2〜3分ほど。
気になる部分だけにスチームを当てていく使い方であれば、1分前後で着用できる状態まで持っていけます。
吸引によって生地が安定するため、同じ場所を何度も往復する必要がなく、時間短縮につながっている印象です。

朝でも負担にならない所要時間でした
吸引音が大きい
airmorn oneは、衣類を吸引しながらスチームを当てるので、一般的な衣類スチーマーと比べると動作音が大きくなりがちでした。
吸引力はロボット掃除機と同程度の3,000〜5,000Paですが、体感としてはロボット掃除機の動作音よりも大きく感じました。
実際に隣の部屋で寝ていた0歳児が目を覚まし、妻からも「この音なら起きるよね。」と苦言を呈されました(ごめんなさい… )。
アパートなどの集合住宅では、早朝や夜間の使用は控えたほうが無難だと思います。
スチームが再開するタイミングが早い
前述したように、電源が入った状態でハンドルを握ると、スチームは自動で再開します。


操作としては直感的ですが、実際に使っているとスチームが再開するタイミングが早いんですよね。
ハンドルを持ってから本体を衣類に当てるまでには、自然と2〜3秒ほどの間が生まれます。
そのため、ハンドルを握った瞬間にスチームが再開されると、衣類に当てる前に蒸気が出始めてしまいます。
個人的には、ハンドルを握って即スチーム再開というよりは、2〜3秒後にスチームが再開される仕様の方が、使いやすい気がしました。
airmorn oneは、こんな人におすすめ
実際にしばらく使ってみて、airmorn oneは以下のような人におすすめだと感じました。
- 洋服のシワをサクッと伸ばしたい人
- 裾まできっちり伸ばしたい人
- パリッと感がなくても、「着られる状態」にできれば良い人



個人的には、日常シーンでアイロン代わりとして成立しています!
一方で、プレスして深い折り目をつけたい人やパリッとした仕上がりを求める人、動作音を気にせず使いたい人には、不向きだと思います。
総評|airmorn oneのメリット・デメリットをまとめる


この記事では、新時代の衣類スチーマー『airmorn one』をレビューしてきました。
記事の最後に本製品のメリットとデメリットを振り返っておきます。
- 衣類を安定して吸着させる吸引力
- 1着あたり約2分で仕上げられる
- 片手で操作できる
- 本体が自立して置き場所に困らない
- アイロンより動作音が大きい
- スチーム自動再開のタイミングが早い
- アイロン特有の仕上げとは異なる
airmorn oneは、衣類を吸引しながらスチームを当てるという独自の構造によって、従来の衣類スチーマーとは異なる使い心地を実現しています。
日常的な衣類ケアを短時間で済ませる用途では、アイロンの代わりになる存在でしょう。
一方で、プレスすることで深い折り目をつけたり、パリッとした質感を出したりするには、今まで通りアイロンが必要。
アイロンと衣類スチーマーの役割分担を考えた上で、購入を検討すると後悔しない買い物ができると思います。
最後まで読み進めていただき、ありがとうございました。


販売ページ(2025年12月31日まで):業界トップクラスの時短衣類スチーマー「airmorn one」
公式ページ:airmorn



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