BenQのモニターライト「ScreenBarシリーズ」は、ディスプレイの上に設置する省スペースのデスクライトで、多くのデスクワーカーから支持を集めています。
2025年6月に発売されたシリーズ最新作の「ScreenBar Halo 2」について、実際に1ヶ月ほど使ってきましたので、この記事でレビューしていきます。

- 座った瞬間に自動で点灯
- 作業を終えた5分後に自動で消灯
- デスクの広範囲を明るく照らしてくれる
- バックライトでモニター周囲も明るい
- 操作しやすい充電式の無線リモコン
- シリーズ内では最も高額
※提供: BenQ
レビュー用に製品の提供を受けていますが、メーカーに忖度しない筆者が感じたままのレビューです。

BenQ ScreenBarシリーズの種類と違いを比較
ScreenBarシリーズは現在、ScreenBar Pro、ScreenBar Halo 2、ScreenBar Halo、ScreenBarの4種類がラインナップしています。
各モデルごとの違いと比較表がこちら。
ScreenBar Pro | ScreenBar Halo 2 | ScreenBar Halo | ScreenBar Plus | ScreenBar | |
---|---|---|---|---|---|
製品 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
グレード | ハイエンド | ハイエンド | ハイエンド | ミドルレンジ | ローエンド |
本体の長さ | 50 cm | 50 cm | 50 cm | 45 cm | 45 cm |
カラー | シルバー | ブラックダークグレー | グレー | シルバー | ブラック |
対応のモニター | 厚さ:0.43〜6.5cm | 厚さ:0.43 〜 6cm | 厚さ:0.7 〜 6cm | 厚さ:1 〜 3cm | 厚さ:1 〜 3cm |
曲面モニター | ◯ 厚さ:0.43〜6.5cm | ◯ 厚さ:0.43 〜 6cm | ◯ 厚さ:0.7 〜 4.2cm | × | × |
背面照明 | × | ◯ | ◯ | × | × |
自動調光 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
操作方法 | 本体タッチ 自動点灯/消灯 | 無線リモコン 自動点灯/消灯 | 無線リモコン | 有線リモコン | 本体タッチ |
中央照度 | > 1000ルクス | > 1000ルクス | 800ルクス | 930ルクス | 930ルクス |
照射範囲 500ルクス | 85cm x 50cm | 85cm x 50cm | 63cm x 40cm | 60cm x 30cm | 60cm x 30cm |
照射範囲 300ルクス | 115 x 60 cm | 115 x 60 cm | 90 x 40 cm | 80 x 40 cm | 80 x 40 cm |
色温度 | 2700 〜 6500K | 2700 〜 6500K | 2700 〜 6500K | 2700 〜 6500K | 2700 〜 6500K |
電源供給 | USB-C | リモコン: USB-C充電 | USB-Cリモコン:単4電池x3 | USB-AUSB-A | USB-A |
定価 | 19,900円 | 26,900円 | 24,900円 | 15,900円 生産終了 | 15,900円 |
購入先 | Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 | Amazon 楽天市場 |
それぞれの特徴をまとめるとこんな感じ。
- ScreenBar:本体ボタンで操作する標準モデル
- ScreenBar Halo:無線リモコンで操作し、背面ライトを搭載
- ScreenBar Halo 2:高性能モデル。自動点灯/消灯、無線リモコン、背面ライト
- ScreenBar Pro:自動で点灯/消灯する操作不要なモデル
各モデルの詳しい違いや比較、選び方については下記の記事で解説しています。
BenQのモニターライト「ScreenBar Halo 2」の特徴

ScreenBar Halo 2の主な機能と特徴をまとめました。
- 自動点灯/消灯
- 人感センサーにより、座る瞬間に自動で点灯
- 自動調光機能
- 照度センサーが明るさを検知、自動で最適な照度に調整
- 照明範囲の拡大
- 85 x 50 cmの広範囲(前モデルの約1.6倍)をカバー
- 無線リモコン
- USB-C端子による充電式のリモコンを採用
- 色温度調整
- 2700Kから6500Kまでの色温度調整が可能
- バックライト
- 周囲との明るさのコントラストを調整し、目の負担を軽減
早速本体を開封して、デザインをチェックしていきます。
ScreenBar Halo 2のデザインと付属品
ScreenBarシリーズはいつもそうですが、今回も綺麗に梱包されています。

ScreenBar Halo 2のセット内容を並べてみました。

- ScreenBar Halo 2 x 1
- USB Type-Cアダプター x 1
- Webカメラ取付用パーツ x 1
- 取扱説明書 x1
- 製品保証書 x1
本体はダークグレーで、向かって右端に製品名が記載されています。


ScreenBar Halo 2における最大の特徴がバックライトです。暗い部屋でもモニター周りを明るくすることで、目の負担を軽減してくれる仕様です。

無線リモコンへの電源供給は、従来モデルの乾電池から今回USB-Cによる充電市域に変更となりました。

リモコン中央にはディスプレイを搭載され、現在の明るさや色温度が分かりやすく表示されています。

その他の詳しい仕様については、下記にまとめておきます。
ScreenBar Proのスペック
光源種類 | デュアルカラーLED |
演色性 | Ra≥95(フロントライト) |
色忠実度 (Rf) | Rf≥96(フロントライト) |
照度 | 中央照度 > 1000ルクス 照射面から50㎝の場合 |
照明範囲 | 85cm x 50cm |
本体カラー | ダークグレー |
材質 | アルミニウム合金 PC/ABS樹脂 |
オプション | ウェブカメラアクセサリー |
電源入力 | 5V / 最大3A USB Type-C |
消費電力 | 15W (最大) |
電源 | ライト: USB Type-C リモコン: USB-C充電式 |
外形寸法 (H x W x D)cm | ライト: 50 x 14.3 x 10.9 リモコン: 7.4 x 7.4 x 3.95 |
本体重量 (kg) | 0.8 |
梱包重量 (kg) | 1.8 |
USBケーブルの長さ | 150 cm |
適用モニターの厚さ | 平面 / 曲面 : 0.43〜6.0cm |
ScreenBar Halo 2をモニター上に設置
ScreenBar Halo 2の本体をガバッと開いて、モニターを挟むようにして固定します。

ScreenBar Halo 2を設置した様子を前からみるとこんな感じ。
ScreenBarシリーズは今作に限らずどのモデルでもmデザインが洗練されていてカッコ良いですね。

ライト本体の電源ケーブルは、USB-Cが採用されています。
背面にUSB-Cポートを搭載しているモニターであれば、モニターからライトへ直接電源を供給できるのも良いですね。

ScreenBar Halo 2の使用感をレビュー
僕がScreenBar Halo 2を1ヶ月ほど使ってみた印象をまとめました。
- デスクに座った瞬間にモニターライトが点灯する
- 無線リモコンの操作性が良い
- バックライトでモニター周囲が明るい
- コードレスモデルが欲しい
上記の4点を中心にScreenBar Halo 2の使用感をレビューしていきます。
デスクに座った瞬間にモニターライトが点灯
シリーズ内でも上位モデルのScreenBar Halo 2とScreenBar Proに搭載されているのが、モニターライトの自動点灯・自動消灯機能です。
人感センサーの感度が抜群で、座った瞬間にライトをつけてくれます。

人感センサーは、モニターライトの前方50〜70cmの範囲で動きを検知するので、椅子の後ろを人が通っても誤作動しませんでした。
動きを5分間感知しなかった場合は自動で消灯してくれるので、使い始めから使い終わりまで、ユーザー側での操作が不要です。

自動調光モードにしておけば、環境に応じて明るさも自動で調整してくれる!
無線リモコンの操作性が良い
ScreenBar Halo 2の無線リモコンでは、タッチパネルでモードを選び、ダイヤルのようにリモコン上部を回すことで色温度や明るさを調整できます。


リモコンの操作性は従来モデルから格段と進化していて、とても使いやすい印象を受けています。
バックライトでモニター周囲が明るい
暗い部屋で作業するときはバックライトが効果を発揮します。
モニター背面を照らしてくれるので、”モニターだけが極端に明るい”という環境になりません。




デスクを壁付けしていない場合は、部屋全体をほんのり明るくしてくれます。




奥: ScreenBar Halo、手前: ScreenBar Halo 2
バックライトにはオシャレ要素もありますが、前述したようにモニターとその周囲の明暗を調和し、部屋全体をほんのり照らしてくれるので、僕も地味に重宝しています。
部屋全体を明るくしすぎず、デスク周りだけ明るくしたい方にはおすすめだと思います。
一方、作業中は必ず部屋の照明を点ける方なら、バックライトがないモデルを検討するのもアリでしょう。
コードレスモデルがほしい………
僕は「モニターの背面のデザインも楽しみたい」というアウトローな思想の持ち主で、どうしてもコードが垂れ下がっているのが気になってしまう。


もちろん「ライト本体をコードレスにするのは現実的でない」と理解してるつもり。
コードレスにするには電源供給を充電式のバッテリー駆動にする必要がありますからね。
そうしたら明るさやバッテリー持ちに影響が出るのは避けられない。
だから無理って分かってるんです。そもそも一般的には、モニターの背面デザインなんてどうでもいいだろうし!
でも、もしコードレスモデルが実現したら、僕のようなアウトローなユーザーも夢を見れるかもしれない。



一般的な需要はなさそうだけど。笑
BenQのモニターライト「ScreenBar Halo 2」 レビューのまとめ


この記事ではBenQのモニターライト「ScreenBar Halo 2」をレビューしてきました。
シリーズ内でもハイスペックのモデルなだけあって、満足いくモニターライトに仕上がっていると感じました。
記事の最後にScreenBar Halo 2のメリットとデメリットをまとめておきます。
- 座った瞬間に自動で点灯
- 作業を終えた5分後に自動で消灯
- デスクの広範囲を照らしてくれる
- バックライトでモニター周囲を照らせる
- 操作しやすい充電式の無線リモコン
- シリーズ内では最も高額
実際に1ヶ月ほどつかってきましたが、使用感には非の打ち所がないモニターライトだと思います。
ただScreenBarシリーズには複数のモデルがラインナップしているので、最も高性能な本モデルを選ぶのかはユーザーによって異なるところ。
ScreenBarシリーズの全モデルを比較したおすすめの選び方については、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
最後まで読み進めていただき、ありがとうございました。


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