iPadの活用シーンがますます広がる中、カバーやスタンドにも「ただ守るだけではない」多機能性が求められるようになってきた。
そんな中、革命的なiPad用スタンドカバーが登場した。“折り紙構造”を活かした変形型カバー「MOFTダイナミックフォリオ」である。
20通り以上のスタンド形状に変形できる自由さや、ペンスロットの後付けといった柔軟性は、ライトユーザーからガジェット好きまで幅広く響く仕上がりとなっている。
MOFT ダイナミックフォリオは現在、一般発売に先駆けてMakuakeで先行販売中。期間限定ではあるが、一般販売よりもお得に購入できるため、気になる方はぜひチェックしてみてほしい。
そこで本記事では発売に先駆け、iPad mini(A17 Pro)とiPad Air(11インチ/M3)の2モデルで実際に使用した体験をもとに先行レビューしていく。

- iPadの高さと角度が自由自在
- スリムな設計
- 好みに応じてペンスロットを追加
- 高耐久のMOVASレザー
- 使いこなすには慣れが必要
※提供: MOFT
レビュー用に製品の提供を受けていますが、メーカーに忖度しない筆者が感じたままのレビューです。
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MOFTダイナミックフォリオの概要

MOFTダイナミックフォリオは新製品なので、使用感レビューの前にラインナップや特徴、基本仕様についてまとめておく。
仕様とサイズ展開、カラーバリエーション
MOFTダイナミックフォリオには3サイズがラインナップし、多くのiPadに対応している。
- ダイナミックフォリオ Mini
- iPad mini (第6世代)
- iPad mini (A17 Pro)
- ダイナミックフォリオ 11インチ
- 11インチ iPad Pro (M4)
- 11インチ iPad Pro (第2/3/4世代)
- 11インチ iPad Air (M2/M3/第4/5世代)
- iPad (第10/11世代)
- ダイナミックフォリオ 13インチ
- 13インチ iPad Pro (M4)
- 13インチ iPad Pro (第4/5/6世代)
- 13インチ iPad Air (M2/M3)
素材はMOFTが独自に開発したMOVASレザー。MOFTのiPhoneケースやスマホスタンドにも採用されているお馴染みの素材だ。
カラーはストーングレー × サファイアブルー、ジェットブラック、ミストブルー × ミスティグレー の3色展開。外側と内側の2トーンカラーが折り紙構造で活きるオシャレな仕上がり。

※iPad mini/iPadでは、ストーングレー × サファイアブルーおよびジェットブラックの2色展開
このうちMiniモデルと11モデルが筆者の手元にある。それぞれiPad mini (A17 Pro) と11インチ iPad Air (M3) に装着して、使用感をレビューしていく。
外観と重さ (iPad miniモデル/11インチiPad Airモデル)
MOFTダイナミックフォリオのiPad mini用と11インチiPad Air用を並べてみた。サイズが違うだけで、基本的な構造は同じである。印のついているところにはマグネットが内蔵されていて、折り目に合わせて変形できる。

背面はこんな感じ。iPad Air用であっても、カメラ枠はiPad Proと同じ仕様のようである。

MOFTダイナミックフォリオを開いた内側面がこちら。どちらも外側とは印象が異なるカラーが採用されている。

重さは実測値で、11インチiPad Airモデルが295g、miniモデルが178gだった。軽すぎず重すぎず、使っていても違和感を抱くことはなかった。



ヴィーガンレザーは上質かつ滑らかな手触りです!
MOFTダイナミックフォリオの使用感をレビュー


実際にMOFTダイナミックフォリオをみっちり使ってみて、“自由度”と“応用力”の高さを実感した。
ミニマルな見た目からは想像できないほどの工夫が詰め込まれており、使いこなすほどに面白さが増していった。
ここからは、iPad mini用とiPad Air用(11インチ)それぞれを日常的に使って感じたことをもとに、スタンドとしての使い勝手、持ち運びやすさ、Apple Pencilとの相性、活用シーンの広がりなどについて詳しく触れていく。
置き方の自由度は?20種類以上の使い方で最適な角度が見つかる!
MOFTダイナミックフォリオ最大の特徴は、折り紙から着想を得た自由自在にカタチを変えられる構造にある。縦置き・横置きはもちろん、傾斜角度も調整可能である。
ここでは主要な置き方をピックアップして紹介していく。
縦置き
縦置きで最も角度がつくのは80度。コンテンツの閲覧に適していて、ニュースアプリやSNS、電子書籍などで重宝する。




すこし緩やかな70度の縦置きでは、コンテンツの閲覧中にもiPadをタップする機会が多いシーンに最適だった。
個人的にはほぼ垂直な80度より、自然と画面が目に入る70度の方が使い勝手が良いと感じている。


ただ、70度の縦置きにはスタンドの開き方にコツが必要である。しっかり置いてしまえば倒れることはないが、スタンドの開き具合が小さくても大きくても倒れてしまうので、慣れるまでに時間がかかるかもしれない。
横置き
MOFTダイナミックフォリオは、iPadを横向きに置くバリエーションがとても多い。
主な横置き4パターンの写真がこちら。








スタンドが自由自在に変形するので、かなり細かく角度を調整できる。どんなシーンでも好みの傾斜が見つかるだろう。
フローティング
続いてiPadを宙に浮かして固定するフローティングモードを紹介していく。
30度のフローティングモードでは、僕が最も重宝している置き方だ。画面がななめに寝たスタイルで、Apple Pencilでの手書きやスケッチ、PDFへの注釈付けなど、手を置いて作業したいシーンに向いている。
miniでもAirでもバランスよく支えられており、ペン先に力を入れても不安定さは感じられなかった。


60度のフローティングモードは、目線の高さと画面の角度が自然に合うポジション。
ダイニングやローテーブルなど、さまざまな環境で動画を見たり、Split Viewで作業したりする場面に最適なモードだと感じた。
30度に比べて照明の映り込みや反射が抑えられ、映像を眺めるのにちょうどいい。画面の上部にも自然と手が届くため、タップ操作もストレスが少ない。


最後はiPadがほぼ垂直になるフローティングモード。iPad miniではタップしても安定しているが、iPad Airでは強くタップするとグラつきやすい。
使用シーンが限られる置き方ではあるが、ビデオ会議や外部キーボード使用時、正面からiPadを見たいときに活躍するだろう。




フローティングモードは、“高さの自由度”という点で、一般的なフォリオケースとは一線を画す機能性だと思う。
用途に応じて30度・60度・90度を選び分けることで、シーンにぴったり合った姿勢と視線を手に入れられる。
iPadとスマホのデュアルスクリーンモード
MOFTダイナミックフォリオの構造を活かすことで、iPadの上にスマホを立てかけるスペースを作ることも可能。


スマホを横向きに設置すれば、タップしてもスマホが後ろに倒れてしまうことはない。


スマホを縦に設置すると、スマホの上部をタップすると後ろに倒れてしまうので注意が必要だ。


11インチ iPad Air用ダイナミックフォリオのほうがスマホを支える面積が広いため、縦置きでもスマホが安定しやすい。
実際使ってみてデュアルスクリーンモードが活きたシーンをまとめておく。
- iPadで作業しながら、スマホで通知やSNSを確認
- イラストの制作
- スマホで動画や資料をみつつ、iPadでメモをとる
このように、MOFTダイナミックフォリオは、単にiPadを立てるだけでなく“もうひとつの画面を置く空間”までデザインに含まれている。
想像以上に応用の幅があり、使い込むほどに発見があるスタンドだと感じた。
iPad miniモデルとiPad Airモデルの使用感を比較して整理
MOFTダイナミックフォリオは、サイズごとの設計こそ異なるものの、基本構造や機能に大きな差はない。
しかし、装着するiPadのサイズや重さによって、使い勝手の印象は少しずつ変わってくる。
iPad mini | 11インチ iPad Air | |
---|---|---|
縦置き | どの角度でも安定 | タッチで揺れる。倒れるほどではない。 |
横置き | どの角度でも安定 | |
フローティング | 垂直に近い角度では、タッチで倒れる恐れあり | |
デュアルスクリーン | iPhoneを縦置きしてタッチすると倒れる。 | iPhoneを縦置きしてタッチすると倒れやすい。miniよりは安定 |
iPadのサイズが異なる以上、iPad miniのほうが安定感に優れるのは当然といえる。
とはいえ、iPad Airでも極端に揺れることはなく、どの置き方でも概ね安定しており、操作に支障を感じる場面はなかった。
Apple Pencilを収納するためのペンスロット
MOFTダイナミックフォリオには、Apple Pencilの収納スロットが組み込まれていない。MOFTはあえてこの点にユーザーの自由度を持たせている。
別売りのペンスロットを好みに応じて貼り付けられる構造になっており、不要な人は使わずにすっきりと、必要な人はあとから追加するという選択ができる。




この柔軟性は、Apple Pencilを常に持ち歩く人とそうでない人、どちらにとっても嬉しい設計だ。


ペンスロットは重厚感のある外観だが、実測18gと非常に軽量であった。


使用頻度に合わせてペンスロットを着脱できるのは、MOFTらしい機能性と柔軟性のバランスを感じさせてくれる。
携帯性は?バッグにスッと収まるサイズ感
MOFTダイナミックフォリオは、スタンドとしての多機能性を備えながらも、かさばらない設計がなされている。
カバーを畳んだ状態では、iPad本体に数ミリ程度の厚みが加わるだけ。一般的なiPadケースの中でもコンパクトな部類に入り、MOFTダイナミックフォリオのサイズ感がデメリットになることはないだろう。


もちろんiPad収納スペースがあるスリングバッグやバックパックにもスムーズに収まってくれる。


重さは、AppleのSmart Folioのようなシンプルなスタンドカバーには及ばないものの、十分に軽量に抑えられており、持ち運びで負担に感じることはなかった。
使いこなすには慣れが必要
20種類以上のスタイルに変形できるダイナミックフォリオは、まさにスタンドの自由度が群を抜いて高い。








これは大きなメリットである一方で、これほど変幻自在なスタンドはこれまでになく、使いこなすには多少の慣れが必要だ。
しばらく使えば、自分なりの最適な折り方や角度が自然と身についてくるはずだが、その過程にはある程度の試行錯誤が伴うだろう。
MOFTダイナミックフォリオはこんな人にオススメ!
実際にしばらくMOFTダイナミックフォリオを使ってみて、おすすめできるユーザー層がみえてきたので共有しておく。
- 複数の用途 (動画・読書・手書きなど) でiPadを活用したい人
- スタンドとカバーをひとつにまとめたい人
- iPadをデスクで使うことが多い人
上記のような人たちなら、MOFTダイナミックフォリオの使用感に満足できると思う。
しかし、デスクやテーブルに置いてこそ力を発揮するアイテムなので、iPadを手に持って使うことが多い人には向かないかもしれない。
とはいえ、マグネットで簡単に着脱できるので、iPadをデスクに置いて使うことが全くない方でなければ、使い方を広げる選択肢のひとつとして十分おすすめできると感じた。
MOFTダイナミックフォリオ レビューのまとめ


この記事では、自由自在に変形するiPadケース「MOFTダイナミックフォリオ」についてレビューしてきた。
iPad miniモデルと11インチ iPad Airモデルを使ってきたが、どちらのモデルでも多様なシーンで柔軟性が活きてくる。
記事の最後に製品の特徴やメリット、デメリットをまとめておく。
- 高さと角度を自由自在に調整できる
- スリムな設計
- 好みに応じてペンスロットを追加できる
- 使いこなすには慣れが必要
たしかに使いこなすにはある程度の慣れを要するクセのあるアイテムである。
しかしスタイルの豊富さやペンスロットの後付けといった柔軟性から、使い方に合わせて育てていけるプロダクトという印象をもった。
価格や重量を抑えたシンプルなカバーと比べれば選択肢は分かれるかもしれないが、iPadをもっと自由に使いたい人には確かな価値をもたらしてくれる一枚だと思う。
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