2024年に設立されたライフスタイルブランドのMoodifyは、開発に1年以上をかけた最初の製品「Moodify電動ハニカムシェード」を発売しました。スマートカーテンに分類される本製品は、自動で上下に動くブラインドのような仕様。
最大の特徴は、光を通す “採光シェード” と光を通さない “遮光シェード” の両方を搭載しているところ。分かりやすく言うと、前者はレースカーテン、後者は遮光カーテンとして機能します。


そんな「Moodify電動ハニカムシェード」を一般発売に先駆けて数週間ほど試させてもらったので、この記事で使用感や特徴をレビューしていきます。

- レースカーテンと遮光カーテンを兼ねる機能性
- 遮光・断熱・防音に効果的
- スマホや音声で操作できる
- 突っ張り式で工事不要
- 一部のカーテンレールにも取り付け可能
- 動作音が静か
- オーダーメイド製で賃貸住みの方は要注意
- 窓を開け閉めしにくい
- 外の様子が分かりにくい
※提供: Moodify
レビュー用に製品の提供を受けていますが、筆者が感じたままのレビューです。

「Moodify電動ハニカムシェード」は、2025年9月8日までMakuakeで先行販売中です。
期間中は最大30%オフで購入できます。
Moodify電動ハニカムシェードの特徴
Moodify電動ハニカムシェードの特徴をまとめました。
- 突っ張り式で取り付けが簡単
- 採光シェードと遮光シェードを搭載
- 遮光、断熱、防音に効果的
- スマートホーム対応
- スケジュール設定で完全自動化が可能
- 配線不要(太陽光パネルで充電)
- 動作音が静か
- 窓のサイズに合わせたオーダーメイド
スマホや音声アシスタントによる操作にも対応していますが、僕は決められた時刻に自動で開閉するように設定しています。

毎日のカーテンの開け閉めが不要になる画期的な製品です!
Moodify電動ハニカムシェードを取り付けてみた
早速、Moodify電動ハニカムシェードを自宅の窓に取り付けてみました。メーカーの方と相談して、ちょっと特殊な取り付け方をしてみたので、参考になれば幸いです。
取り付けは、突っ張り式もしくは穴あけ式。我が家はどちらも非対応。
Moodify電動ハニカムシェードの取り付け方法は、”突っ張り式” または “穴あけ式” の2通り。基本的には、突っ張り式取り付けを採用する方が多いと思います。
Moodify電動ハニカムシェードを突っ張り式で取り付けるためには、6cmの奥行きが必要です。しかし実を言うと、我が家の窓には、すでに一条工務店のハニカムシェードがついています。


そのため、我が家の窓枠では、Moodify電動ハニカムシェードを取り付けるための奥行きを確保できませんでした。
メーカーさんと相談のもと、穴あけ用の付属アタッチメントを使ってカーテンレールに取り付けることにしました。


我が家ではカーテンレールに取り付け。作業時間はおよそ10分
- カーテンレールのコマ(ランナー)を外す
- カーテンレールにアタッチメントを取り付ける
- Moodify電動ハニカムシェード本体を取り付ける
まず、カーテンレールの両隅にあるストッパーを外して、カーテンを引っ掛けるためのコマを外します。


続いて付属のアタッチメントを2箇所(横幅が広いカーテンレールの場合は3箇所)に取り付けます。


アタッチメントにハニカムシェードを引っ掛けて固定します。


今回は横幅180cm x 高さ120cmの腰窓に「Moodify電動ハニカムシェード」を取り付けました。取り付け作業は2人で行い、およそ10分で完了。



突っ張り式なら、数十秒で取り付けられるらしい!
我が家では、カーテンレールに取り付ける特殊パターンでしたが、スタンダードな取り付け方法である突っ張り式を採用した別サイトのレビュー記事では、数十秒で取り付けが完了したとのこと。
- たいしょんブログ:突っ張り式で取り付け
- TheReview.jp:カーテンレール(当サイトど同様)で取り付け
ソーラーパネルを取り付け
つづいて本体充電用のソーラーパネルを両面テープで窓に貼り付けます。


窓への貼り付けが完了したら、ソーラーパネルから出るUSB-C充電ケーブルを本体左端につなぎます。


一般的には、窓を開けた時にソーラーパネルと窓がぶつからないよう、動かす側の窓(右側)に取り付けます。我が家では、自動換気システムが稼働しており、窓を開けることがないため、ケーブルが目立たない左側の窓に取り付けています。


説明書には、”断熱性能が高い3層構造の窓では、ソーラーパネルが使えません” と記載がありました。しかし我が家の3層構造の窓では、ソーラーパネルで問題なくハニカムシェードを充電できています。



ソーラーパネルを使わなくても、本体の充電は6ヶ月に1回だけ!
専用ハブを設置
Moodify電動ハニカムシェードの全機能を使うためには、付属の専用ハブが必要です。
付属のUSB-CケーブルとACアダプタで平置きして設置しましょう。





スマホや音声で操作しない方は、ハブを設置しなくてもOK!
Moodify電動ハニカムシェードの使用感をレビュー
ここからはMoodify電動ハニカムシェードを2週間ほど使ってみた印象をレビューしていきます。
スマートホーム対応で、スマホや音声で操作できる
Moodify電動ハニカムシェードは、スマートホームに対応していて、スマホや音声アシスタントで操作することができます。


もちろんスマートホームだけでなく、物理リモコンでも操作できますのでご心配なく。


僕は後述するスケジュール設定を重宝していて、スマホや音声で操作することはありませんが、こまめにカーテンを調整したい方にはおすすめです!
スケジュール設定によるカーテンの完全自動化が便利
専用アプリであらかじめスケジュールを設定しておけば、操作いらずの完全自動化を実現できます。


日照時間によって設定を変える必要はありますが、日々のカーテン操作がいらなくなるのは僕自身めちゃくちゃ重宝しています。
赤ちゃんが起きない静かな動作音


Moodify電動ハニカムシェードの動作音は、思っていた以上に静かです。実際に、0歳の赤ちゃんが眠っているときに何度か動かしてみましたが、音で目を覚ますことはありませんでした。
生活音よりも控えめな静かさなので、少なくとも動作音が原因で眠りを妨げる心配はないと思います。
採光シェードと遮光シェードを搭載し、レースカーテンと遮光カーテンを兼ねる機能性
冒頭でもお伝えした通り、Moodify電動ハニカムシェードは、光を通す “採光シェード” と光を通さない “遮光シェード” を備えています。


採光シェードは、一般的なレースカーテンと比べて光をわずかに抑えます。




遮光シェードを使えば、遮光カーテンのように日中でも部屋を暗くできます。


採光シェードと遮光シェードは、その割合を自由に調整できます。





レースカーテンとの併用も◎
遮熱効果も期待できる
ハニカム構造は、六角形の空気の部屋が並んだ特殊な構造です。この空気の層が断熱材のように機能し、外の熱気や冷気を和らげてくれます。


ハニカムシェードで作られた空気層は熱を伝えにくいため、外気の影響をしっかり遮断してくれます。


我が家のLDKには6つの窓があり、そのうちの1ではMoodify電動ハニカムシェードを、残りの5つでは一条工務店製のハニカムシェードを使っています。


すべての窓でハニカムシェードを併用すると、室内の体感温度が明らかに変わってきます。
ただ、ハニカムシェードを増やせば、部屋の明るさはどうしても抑えられます。光と断熱性能のどちらを優先するかは悩ましいところです………….。
Moodify電動ハニカムシェードの気になった点
デメリットとまでは言えませんが、ハニカムシェードを使っていて気になった点もあるので共有しておきます。
オーダーメイド製なので、賃貸住宅の方は要注意
Moodify電動ハニカムシェードは、窓のサイズに合わせて製作される完全オーダーメイドのアイテムです。一戸建てにお住まいの方であれば問題ありませんが、賃貸住宅の場合は引っ越し先でも同じように使えるとは限らない点に注意が必要です。
コスパが良いアイテムだと思いますが、決して安い買い物ではありません。引越しで使えなくなるリスクがあるのは、留意しておく必要があるでしょう。
窓を開け閉めしにくい
レースカーテンのように気軽に窓を触れないのは、気になる方も多いでしょう。


部屋を頻回に換気したい方は、ハニカムシェードの構造が鬱陶しく感じるかもしれません。
外の様子が分かりにくい
レースカーテンであれば日中に自然光を取り入れながら外の景色をうっすら確認できます。しかし、ハニカムシェードの場合はそうはいきません。
構造上、外の景色が遮られ、防音性も高まるため、必然的に外の様子が把握しにくくなります。
ただ、そこまで大きな問題ではないので、断熱性や防音性とのトレードオフとして割り切るしかないでしょう。
一条工務店のハニカムシェードとの比較
メーカーの担当者さんの話では、
「一条工務店さんはハニカムシェードの先駆者で、いろいろと勉強させてもらってます」
とのこと。
ちょうど我が家は一条工務店の一軒家で、ハニカムシェードも全窓についてます。そこで、両者のハニカムシェードを簡単に比較してみました。
項目 | Moodify | 一条工務店 |
---|---|---|
設置方法 | 突っ張り式、穴あけ式 一部のカーテンレール | 穴あけ必須 要工事 |
シェードタイプ | 採光 & 遮光 | 採光 or 遮光 共存不可、どちらか選択して設置 |
動作方法 | リモコン、スマホ、音声など | リモコン or 手動 共存不可、どちらか選択して設置 |
効果 | 遮光・断熱・防音 | 遮光・断熱・防音 |
スマートホーム | 対応 | 非対応 スマートリモコンにも登録不可 |
特に一条工務店のハニカムシェードは、リモコンが赤外線非対応でスマートホーム化できないところも惜しいです。
一条工務店は断熱性能に自信を持っているハウスメーカーなので、僕のような1ユーザーがハニカムシェードの性能を横並びで比較することは難しいですが、利便性という観点からみるとMoodifyの圧勝だと思います。
少なくても、数万円でスマートホーム対応かつ工事不要のハニカムシェードを導入できる点は、今までになかった製品だと言えるでしょう。



先駆者の一条工務店を越えてるのでは!?
レビューのまとめ:どんな部屋とも調和するスマートカーテン


この記事では、Makuakeで先行販売中の「Moodify電動ハニカムシェード」について、使用感や特徴をレビューしてきました。
記事の最後に、製品のメリットとデメリットを振り返っておきます。
- 採光シェードと遮光シェードを搭載
- 遮光・断熱・防音に効果的
- スマートホームに対応
- 突っ張り式で工事不要
- 一部のカーテンレールにも取り付け可能
- 動作音が静か
- オーダーメイド製で賃貸住みの方は要注意
- 窓を開け閉めしにくい
- 外の様子が分かりにくい
Moodifyは、比較的あたらしいブランドですが、今回の電動ハニカムシェードの完成度はかなり高いと思います。これが第1弾のプロダクトなので、1人のユーザーとしてMoodifyの今後を楽しみ待ちたいと思います。



願わくば、我が家の手動ハニカムを全部コレに乗り換えたい……….!!
最後まで読み進めていただき、ありがとうございました。


「Moodify電動ハニカムシェード」は、2025年9月8日までMakuakeで先行販売中です。
期間中は最大30%オフで購入できます。
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