ロングセラー製品である小型衣類乾燥機「Morus Zero」で有名となったMorusは、新たに吸着機能を搭載した衣類スチーマー「Morus V6」をリリースしました。
衣類スチーマーといえば、アイロン台いらずでシャツのシワを伸ばせる便利アイテム。ハンガーにかけたまま使える手軽さが魅力な反面、片手で衣類を伸ばしつつ逆の手ででスチームを当てる必要があり、裾まで使うには火傷のリスクがありました。
一方「Morus V6」は、衣類を吸着させながらスチームを当てられます。衣類を引っ張る必要がなく、従来の衣類スチーマーより効率的にシワを伸ばせるようになりました。
そこでこの記事では、「Morus V6」の特徴や使用感をレビューしていきます。
- オシャレなデザイン
- 20秒で加熱が完了して使える
- アイロン台がいらない
- 片手で使える
- 襟元や袖までケアできる
- ホコリや臭いを除去できる
- 吸着力を強めると水滴が垂れることがある
- 本体だけでは自立しない
- コードレスではない
- 音が大きい
\ 詳しい仕様は公式サイトでチェック/
提供: Morus
発売前の先行レビューですが、メーカーへの忖度はなく、筆者が感じたままのレビューとなります。
Morus V6の特徴と魅力
Morus V6の特徴をまとめてみました。
- おしゃれなデザイン
- 電源を入れて20秒で使用可能に!
- アイロン台が不要、片手でシワを伸ばせる
- ホコリや臭いを除去できる
実際に本体を使いながら上記の4点を中心に解説していきますね。
おしゃれなデザイン
専用のアクリルスタンドに立てかけた姿は、どんな生活空間にも馴染みやすく感じます。
もちろんクローゼットに収納しても良いのですが、インテリア家電としてサッと使えるところに置いておきたくなるようなデザインに仕上がっています。
電源を入れて20秒で使用可能に!
コンセントに挿し込むとオレンジ色のライトが点滅し、本体の予熱が始まります。20秒ほど待てば予熱が完了して使えるようになります。
たった20秒で使い始められるので、朝の忙しい時間でもサクッとシワを伸ばせてオススメ!
アイロン台が不要、片手でシワを伸ばせる
衣類がピタッと吸い付くように密着するので、今までの衣類スチーマーのように衣類を引っ張る必要がありません。
「Morus V6」を片手で使ってシャツのシワを伸ばしてみました。電源を入れてから4分でここまで綺麗になるので、現実的に忙しい朝でも使えています。
襟元や裾までケアできる
今まで僕もPanasonicの衣類スチーマーを使ってきましたが、火傷のリスクがあって丸まった裾を伸ばせなかったのがストレスでした。
「Morus V6」は衣類を引っ張る必要がなく片手で操作できるので、ヤケドの心配がありません。従来の衣類スチーマーでは手が届きにくかった襟元や裾までケアできるようになりました。
襟や裾には本体をゆっくり確実に当てるのがコツ!
ホコリや臭いを除去できる
Morus V6は、シワを取るのと同時にホコリや臭いまで除去できます。完全にホコリを除去できるわけではありませんが、写真でも綺麗になっているのが分かります。
とれたホコリは、上面のフタを開けた部分に溜まります。
臭いがとれるのは、個人的にも重宝しているポイントです。枕やクッション、人形やカーテンなど洗濯しにくいアイテムに対しても活躍してくれます。
Morus V6の使い方
Morus V6の使い方はとてもシンプルなので、実際に使い始める様子を取り上げつつ紹介していきます。
まずは本体の下部にある水タンクを捻って取り外します。
付属のロートでタンクに水を入れます。
続いて本体にタンクを装着します。
タンクに水を入れた状態で電源プラグをコンセントにつなぎます。加熱中は付属のアクリルスタンドに立てかけておくと安全です。
本体の加熱を開始すると、ランプがオレンジに点滅します。およそ20秒待てば本体の加熱が完了し、ランプの色が約オレンジから白に変わります。
ランプが白になったら準備完了です!
吸着力とスチームの量をそれぞれ3段階から設定します。吸着力は本体のスイッチでOFF/弱/強、スチームの量はボタンを握る力で弱/中/強に調整できます。
ハンガーに吊るした状態でも、衣類にピタッと吸い付くように密着してくれます。アイロンをかけるようにゆっくりと衣類を伸ばしていきます。
使い終わった後は、正しい手順で片付けます。
まずは電源プラグを抜いて、タンクの水を抜きます。水を抜いたら電源を入れて、本体の内部に残っているスチームを使い切ります。
スチームが出なくなったらコンセントを抜いて電源を切ります。
十分に熱が冷めたらタンクを装着して、水タンクを装着して本体を収納します。
熱が冷めたかどうかを見極めるのが難しいですが、僕はしばらく放置して忘れたころに片付けるようにしてます。
Morus V6のデメリット、気になる点
使っていて気になる点もありましたので、下記にまとめました。
- 水滴が垂れることがある (対策可)
- 本体だけでは自立しない
- コードレスではない
- 音が大きい
上記の4点を中心にMorus V6のデメリットを解説していきます。
吸着力が強いと水滴が垂れることがある
最も不満に感じたのは、吸着力「強」で使っているときに水滴が垂れやすいこと。火傷するほどの熱湯ではありませんが、そこそこ熱い水滴が落ちてきます。
水滴が落ちる原因として、説明書に下記のような記載がありました。
考えられる要因: 予熱が不十分
Instruction Manuel
解決方法: 予熱時間を延ばし吸着機能をオフにし、スチームの噴出が安定してからもう一度吸着機能をオンにしてください。
たしかに吸着力を弱めてみたら、ほとんど水滴が落ちてきません。吸着力「強」は、コートのような厚手の生地のみ、普段使いでは吸着力を「弱」に設定しましょう。
吸着力は「弱」でも十分でした!
本体だけでは自立しない
アクリルスタンドを使ってオシャレに飾るのも悪くないんですが、熱をもつ衣類スチーマーである以上は本体だけで自立してほしいもの。どこにでも仮置きできるわけではないので、使用中の置き場所には注意しましょう。
利便性や収納性を考えると、本体が自立しないのはイマイチですね。多少の熱が残っていても収納できる専用の袋などが付属してくれれば個人的には嬉しいですね。
コードレスではない
電源を供給しながら使う必要があるので、コンセントから離れた場所では使えません。パワーが必要な家電なので当然で、バッテリー駆動式にしてしまうとパワーや駆動時間に大きな制限が出ると思われます。
Morus V6は電源コードが2.4mあるので、使い場所に困ることは少ないです。ドライヤーがコードレスではないのと同じで、衣類スチーマーやアイロンをコードレスで使う夢は諦めた方が良いでしょう。
音が大きい
空気を吸い込むことで本体に衣類が吸着するので、掃除機のような大きな音がします。早朝や夜中には使いにくいと思います。吸着機能をOFFまたは弱にすることで動作音を抑えることができるので、周囲の環境に合わせて調整する必要があります。
便利な折りたたみドアハンガー(オプション品)
オプションで折りたたみドアハンガーを購入することもできます。
マグネットで折りたためるしオシャレだし、とても便利なドアハンガーに仕上がっていると思います。でも革命的なアイテムでもないし、デザインを選ばなければ1,000円未満で購入できるので、必須ではないでしょう。
まとめ: 片手で使える新しい衣類スチーマー
この記事では衣類スチーマー「Morus V6」をレビューしてきました。最後に本製品のメリットとデメリットについて振り返っておきます。
- デザインがオシャレ
- 20秒で使用可能に
- アイロン台が不要
- 片手で使え、襟元や袖までケア可能
- ホコリや臭いを除去できる
- 吸着力を強めると水滴が垂れやすい
- 本体だけでは自立しない
- コードレスではない
- 音が大きい
衣類を伸ばしながら使わなくて良いので、僕が今まで使っていた衣類スチーマーより簡単に使えます。ただデザイン性を追求したあまりに本体が自立しないので、付属のアクリルスタンドを活用する必要があります。
使用中の水滴が気になる方は、予熱時間を十分に確保したり、吸着力を「弱」に設定することで予防できます。他にも致命的なデメリットはなく、バランス良いアイテムに仕上がっていると感じました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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