議事録をとるには、会議の内容を把握しつつ整理してまとめなければいけません。
実際にやってみて分かりましたが、これって結構大変なんですよね……。
会議のスピード感についていけず、あとから曖昧な記憶を頼りにまとめたこともありました。
大学の講義も状況が似ていて、その場ではノートを取るのに必死。ノートに集中しすぎているが故、先生の何気ない一言を聞き逃してしまうことも多かったです。
そんな「聞き逃したくない」、「あとでしっかり整理したい」という場面で活躍するのが、文字起こし対応のスマートボイスレコーダー。
今回メーカーから試してほしいと連絡をいただき、世界で初めてAIを搭載したボイスレコーダー「PLAUD NOTE(プラウドノート)」 をご提供いただきました。
正直「ボイスレコーダーなんて使う?」と思ってましたが、これがまた想像以上によかったので、忖度なしにレビューしていきます。

- 洗練されたデザイン
- クレカサイズでコンパクト
- ボタンひとつで録音開始
- 文字起こしの精度が高い
- AIによる要約や検索が優秀
- 無料プランでは一部の機能が制限
- AI処理にはインターネット接続が必要
※提供: PLAUD
レビュー用に製品の提供を受けていますが、メーカーに忖度しない筆者が感じたままのレビューです。

PLAUD NOTEの特徴

PLAUD NOTEは、録音した音声をAIによって自動で文字起こし/要約してくれる小型ボイスレコーダーです。
クレジットカードと同じサイズ感で、財布やMagSafe対応カードウォレットで持ち運べるのが魅力的。
世界初のAI搭載ボイスレコーダー

前述した通り、PLAUD NOTEの最大の魅力は、録音した音声をAIが自動で処理してくれること。
録音したデータは瞬時にスマホに転送され、シームレスにAIが処理してくれます。
ただ音声を録音するだけでなく、その後の活用までを想定した仕様です。
- 文字起こし
AIが録音データを自動でテキストに変換。会話の流れやニュアンスまで、自然な文章にしてくれる。 - 要約
録音データの要点をAIが要点を自動で抽出。長時間の会議や講義などにオススメ。 - Ask AI機能
文字で質問すると、AIが録音データを検索して該当箇所を抽出。
Ask AI機能 (録音データの検索) は、残念ながら有料プランでしか使えません。
それでもAIによる録音データの文字起こしは、300分/月まで無料なので重宝する方も多いでしょう。

個人的には無料プランでも良さそう!
洗練されたデザインとコンパクトなサイズ感
開封したら、自然と「えっ……!?」と声がでちゃいました。
想像以上にコンパクトでカッコよくないですか?
アルミボディと縦のラインの相性が抜群で、ビジネスシーンにもフィットしそう。


背面の下部には充電用の端子を搭載しています。


厚みもないので、ポケットに入れて持ち運ぶこともできちゃいそう。


録音の開始や終了はボタンひとつで完結します。


付属のカードウォレットに収納しても、ボタン操作ができるように設計されています。


カードウォレットの背面には、端子部分に穴が空いています。PLAUD NOTEをカードウォレットに収納したまま充電できます。




カードウォレットはマグネットが内蔵されているMagSafeアクセサリーなので、iPhoneの背面に吸着させて持ち運べます。


本体の重さは実測値で30g。付属のMagSafe対応カードウォレットと合わせても56gでした。




付属品
PLAUD NOTEの内容物をならべてみました。


- PLAUD NOTE本体
- MagSafe対応カードウォレット
- 充電ケーブル
- マグネットシール
- 取扱説明書
MagSafeに対応していないiPhoneやAndroidでも、スマホやケースに付属のマグネットリングを貼り付けることでMagSafeライクに使えるようになります。
高性能マイクとノイズキャンセル機能
高性能なデュアルマイクが搭載されていて、クリアな録音が可能。スイッチで通常の録音と通話録音を切り替えることもできます。


このデュアルマイクがボイスレコーダーに搭載されるのが、世界で初めてなんだとか。
ノイズキャンセルもついているので、高性能マイクを最大限に活かせる仕様ですね。



ボイスレコーダーにノイキャン搭載はすごいな!!
PLAUD NOTEの使用感をレビュー
ここからは実際に「PLAUD NOTE」を使ってみた印象を紹介していきます。
まずはiOS/Androidに対応したアプリをインストールして、本体とペアリングします。







設定はアプリに従って数分で完了しました!
つぎに「PLAUD NOTE」を使ってみて感じた印象をまとめました。
上記の3点を詳しく解説していきますね。
瞬時に録音を開始できる
ボタンを長押しすると、1秒もしないうちに録音が始まります。


瞬時にサクッと録音できるので、インタビューや日常シーンの記録にもぴったりだと思います。
iPhoneと一緒にポケットに忍ばせておけば、パワハラ等の対策にもなるでしょう。
文字起こしの精度が高い
文字起こしの精度を確認するために、サッカー日本代表がW杯出場を決めたYahoo!ニュースを読んで録音してみました。
録音後にスマホを開くと、すでにデータが転送されていました。
録音データを開いて生成
をタップし、AI処理を開始します。




すると数十秒で録音データの文字起こしが完了。
文字起こしの精度はかなり高く、実際の文章と違ったところは「FIFA→フィハ」と「久保建英→久保竹久さん」ぐらい。




文字起こしの精度は心配していたところですが、これなら十分実用レベルだと思います。



これなら会議で寝ても大丈夫!←違う
要約とAsk AI機能が便利
文字起こし以上に便利なのが、録音データの要約と検索 (Ask AI) 機能です。
要約 (写真左) では、箇条書きなどを活用して録音データをまとめてくれています。
Ask AI (写真右) は、質問に対する答えを録音データから正確に抽出してくれました。




録音データをマインドマップで図解してくれる機能もありました!


思った以上にAIが優秀なので、議事録の作成や講義の振り返りが捗りそうです。
PLAUD NOTEの気になる点 (デメリット)
ボイスレコーダーとしては非常に優秀で重宝していますが、気になる点もありましたので共有しておきます。
無料プランでは文字起こしが300分/月に制限される
無料プランの場合、録音データの文字起こしには1ヶ月あたり300分までの制限がかかります。
1週間あたりで約1時間なので、大学の講義で使うには足りませんね。
使い方によっては、社会人でも不安に感じるかも。
有料プランを契約したくない方は、300分/月の文字起こしで満足できるかが購入を決める別れ道になりそう。



録音やデータの要約に制限がないのが救い!
AI処理にはスマホがオンラインである必要がある
当然といえば当然ですが、AIを使うにはインターネット接続が必要です。
そこまでデータ容量をつかう処理ではありませんが、電波の悪いところでは使いにくいので注意しましょう。
PLAUD NOTEがオススメな方は?
実際につかってみて下記のような方には、PLAUD NOTEがオススメできると思いました。
- 会議や打ち合わせの内容をしっかり記録/整理したいビジネスマン
- 講義の内容や要点を後から振り返りたい学生
- 録音をスマホで管理/活用したい人
特に会議や打ち合わせが多いビジネスマンの場合、上司に相談して会社として有料プランを契約するのもアリだなと感じました。
レビューのまとめ|PLAUD NOTEは録音の先を見据えたボイスレコーダー


この記事では、世界で初めてAIを搭載したボイスレコーダー「PLAUD NOTE」をレビューしてきました。
記事の最後に製品の特徴を振り返っておきます。
- 洗練されたデザイン
- 小型 (クレカサイズ)
- ボタンひとつで録音開始
- 文字起こしの精度が高い
- AIによる要約や検索が優秀
- 無料プランでは一部の機能が制限
- AIはオンラインでしか使えない
ボタンひとつで録音を開始できて、すぐにスマホで文字化/要約できるので、作業を効率的にこなしたい方にはぴったりのアイテムでしょう。
最後まで読み進めていただき、ありがとうございました。


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