SwitchBot(スイッチボット)のハブシリーズには、ハブ3・ハブ2・ハブミニの3モデルがラインナップしています。
今回レビューする「SwitchBot ハブ2」は、3モデルの中間に位置するミドルレンジモデル。これからSwitchBot製品をいくつか購入して、本格的にスマートホームを始めようと思っている方におすすめのモデルです。

- SwitchBotハブの中間モデル
- SwitchBot製品を外出先から遠隔操作できる
- 今ある赤外線リモコンをスマートリモコンに集約
- SwitchBot製品とスマートスピーカーを連携
- 温湿度計とディスプレイを搭載
- よく使う操作をワンタップで実行できるリモートボタン
- 人感センサーは非搭載
※提供: SwitchBot
レビュー用に製品の提供を受けていますが、筆者が感じたままのレビューです。

SwitchBot ハブ2とハブミニ・ハブ3との違いを比較

ハブ3・ハブ2・ハブミニ (Matter対応モデル) の違いをまとめました。
- SwitchBotハブの基本機能(=ハブミニの機能)
- SwitchBot製品の遠隔操作
- 赤外線リモコンのスマートリモコン化
- スマートスピーカーとの連携
- ハブ2の付加機能
上記に加えて、- 温湿度の測定と表示
- 本体ボタンに2つのシーン(よく使う操作)を割り当てられる
- ハブ3の付加機能
基本機能とハブ2の付加機能に加えて、- ハブ本体をスマートホームのリモコンとして活用
- 本体ボタンに4つのシーンを割り当てられる
- 人感センサーとして活用
※SwitchBotデバイスを外出先から遠隔操作するには、ハブとデバイスがBluetoothの通信範囲になければいけません。
SwitchBot ハブの全モデルに共通しているのが、「SwitchBot製品の遠隔操作が可能となる点」、「スマートリモコンが使える点」、「スマートスピーカーによる音声操作が可能となる点」の3つです。
スマートホームの共通規格であるMatterには、3モデルすべてが対応しています。ハブを導入すれば、Appleのホームアプリなどで、スマートホームデバイスをメーカーの垣根を超えて一緒に管理できます。
ハブ2は、これらの基本機能に加えて、温湿度計と2つのスマートボタンを搭載しています。
SwitchBotハブシリーズの中でハブ2は、中間に位置するミドルレンジモデルです。

機能的にちょうどいいのがハブ2!
SwitchBotハブ2の詳細スペックはこちら
名称 | SwitchBotハブ2 |
型番 | W3202100 |
サイズ | 80 × 70 × 23 mm |
重量 | 63g |
梱包寸法 | 96 × 99 × 67 mm |
梱包重量 | 206g |
色 | ホワイト |
材料 | ABS赤外線透過材 |
対応OS | Android OS 5.0+ iOS 11.0+ |
動作環境 | 室内 動作温度:−20°C~40°C 相対動作湿度:0%~90% |
入力 | 5V⎓2A |
BLE | 4.2 |
Bluetooth範囲 | オープンエリアで最大120m |
Bluetooth特徴 | 低エネルギーBLEメッシュネットワーク (特許取得済み) |
Wi-Fi | 802.11 b/g/n (2.4 GHz) |
赤外線送信距離 | 最大30m |
赤外線受信距離 | 最大15m |
サードパーティーサービス | Alexa、Google Assistant Siri Shortcuts、IFTTT |
温湿度センサー | 最小表示:0.1℃、1%RH 温度測定範囲:-20℃~80℃ 湿度測定範囲:0~99%RH 温度精度: -20.0℃~0.0℃(±0.4℃) 0.0℃~65.0℃(±0.2℃) 65.0℃~80.0℃(±0.3℃) 湿度精度: 0~10%RH (±3%RH) 10%~90%RH (±2%RH) 90%~99%RH (±3%RH) |
待機電力 | 88mA (表示ランプが全点灯、最大輝度) |
赤外線リモコン | エアコン、テレビ、扇風機など 5000以上のブランドに対応 |
リモコンの学習 | スマートラーニング 手動選択 カスタマイズモード |
SwitchBot ハブ2の概要をレビュー


SwitchBot ハブ2は、温湿度計と2つのスマートボタンを搭載したミドルレンジモデルのSwitchBotハブです。早速開封して、実機をレビューしていきます。
本体デザイン
ハブ2は、縦8cm x 横7cmの置き場所を選ばないコンパクトな設計です。


背面にクボみはなく、壁付けする場合は付属の専用両面テープを使います。




ハブ2の本体にはスタンドが内蔵されていて、好きな角度で自立させることができます。




本体への電源供給は、スタンドの内側に搭載されているUSB-C端子で行います。


付属品
ハブ2のセット内容を並べてみました。


- SwitchBotハブ2の本体
- 温湿度センサー搭載ケーブル
- ACアダプタ(5V/2A)
- 取扱説明書
- 予備の3Mテープ × 2
- サポートカード
電源ケーブルには、USB-C to USB-Aケーブルが採用されています。


ケーブルには温湿度センサーが搭載されていて、3M両面テープで壁面やデスクに貼り付けることもできます。




日本向けのモデルなので、取扱説明書も日本語で書かれています。


SwitchBotハブ2の初期設定はアプリから
まずは『SwitchBotハブ2』をセットアップする手順を要点をふまえて解説していきます。
全てのスイッチボット製品は、専用アプリを使って管理します。
アプリはiOS/Androidの双方に対応していて、タブレットからも操作が可能です。
インストールしたアプリを開いて、SwitchBotのアカウントを作成します。
Apple、Google、Amazonのアカウントでもログインできます。




『SwitchBotハブ2』の電源をいれると、自動的にアプリがデバイスを検出してくれます。




アプリの指示に沿って『SwitchBotハブ2』のボタンを同時に押して、Wi-Fiのパスワードを入力すれば設定完了です!




すでに別のハブに登録済みの赤外線リモコンは、設定画面から連携するハブを切り替えることができます。


SwitchBot ハブ2のレビュー
ハブ2の先行ユーザーとして、発売前から2年ほど使ってきた印象をまとめました。
- ハブの基本機能が便利
- みやすいディスプレイ
- スマートボタンで直感的な操作が可能
- 温度や湿度、照度と家電の動作を連動できる
上記の4点を中心に、ハブ2の使用感をレビューしていきます。
ハブの基本機能が便利!
SwitchBotハブの全モデルに搭載されている「SwitchBotデバイスを外出先から遠隔操作」、「赤外線リモコンのスマートリモコン化」、「スマートスピーカーとの連携」は、やはりハブ2でも重宝します。
例えば、
- 外出先から施錠忘れを確認
- 帰宅前にエアコンを起動
- 部屋中のリモコンをスマホに集約
- SwitchBot製品を音声で操作
のようなことができるようになります。
ハブ2に特化した機能ではないものの、やはりハブシリーズの導入はSwitchBotスマートホームにとってマストだと思います。
みやすいディスプレイ
ディスプレイの上部に湿度、中央に温度が表示されます。


温度や湿度、下部のスマートボタンは、非表示にもできますが、特別な理由がなければすべて点灯しておいたほうが見栄えがいいです。




スマートボタンによる直感的な操作
ディスプレイの下部には、よく使うSwitchBot製品の操作を割り当てられる2つのスマートボタンを搭載しています。


このボタンには、複数の操作をまとめて割り当てることもできます。
例えば、外出するときにワンタップすれば「スマートリモコン経由で照明やエアコンを同時に消す」といったことも可能です。
実際にスマートボタンから照明をつける様子がこちら。
若干のタイムラグがありますが、これはハブ2だけでなくハブ3でも生じるラグです。
スマートボタンの設定法法はこちら
まずは下部メニューのシーン
から、スマートボタンに割り当てたいシーンを作成します。




複数のアクションを設定すると(画像ではロボット掃除機とサーキュレーターの起動、カーテンの全開)、全てを同時に実行できます。
続いて『SwitchBotハブ2』を選んで、スマートボタンに作成したシーンを割り当てます。




これで本体のボタンから設定したシーンを実行することができます。
温湿度・照度・照度と家電の操作を連動できる
ハブ2には、部屋の温度・湿度・照度を感知するセンサーが搭載されています。
測定した温湿度や照度の変化をトリガーに、スマートリモコンや別のSwitchBotデバイスを自動で起動するオートメーションを組むことができます。
具体的には以下のようなことを実現できます。
- 部屋が〇〇度になったらエアコンをON
- 湿度が〇〇%になったら、加湿器をON
- 設定した明るさより暗くなったら照明を点灯



近未来すぎますね!
実際にほんのり暗くなったら、照明が自動でつくように設定してみました。




「ちょっと暗くなってきたな〜」と感じる前に照明が点灯するので、常に明るい環境で生活できるようになって大満足です。
ハブミニから買い替える?SwitchBot ハブ2は、こんな人におすすめ!


実際にハブ2を2年間使ってきて、どんな方におすすめか分かってきたので共有します。
- これからスマートホームを始める人
- 今後、他にもSwitchBot製品を購入するかもしれない人
- 温湿度計とハブを兼ねたい人
- ハブ本体から、2パターンの操作を実行できれば良い人
一方で、とりあえず手軽にスマートリモコンを導入したい方はハブミニ、ハブ本体から他のSwitchBot製品を直接操作したい方はハブ3を選んだほうがいいでしょう。
ハブミニからハブ2に乗り換えてもいい人
- 複数の部屋をスマートホーム化したい人
→ハブの増設目的で購入する価値あり
ハブミニから乗り換えなくていい人
- SwitchBot製品がひとつの部屋に集約している人
→ハブは1台でOK。 - 温湿度計がいらない人
→必要な場合は、ハブ2への乗り換え or 温湿度計の追加購入を検討
まとめ:ハブ2は、これからスマートホームを始める方におすすめ
この記事では、SwitchBot ハブ2を2年間使った長期レビューを執筆してきました。
- SwitchBotハブの中間モデル
- SwitchBot製品を外出先から遠隔操作
- 赤外線リモコンをスマホに集約できる
- SwitchBot製品とスマートスピーカーを連携
- 温湿度計とディスプレイを搭載
- 2つのスマートボタンを搭載
- 人感センサーは非搭載
これから本格的にスマートホームを始めようと思っている方は、ハブ2から始めるのがちょうどいいと思います。
最後まで読み進めていただき、ありがとうございました。


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