当記事はCIOのモバイルバッテリー「SMARTCOBY Pro 30W」のレビュー記事です。メーカーより製品を提供いただき、4ヶ月使ってみた印象をもとに記事を執筆しています。金銭の提供はなく、筆者が感じたままのレビューになります(メーカーへの忖度はありません)。持ち運びやすいサイズと重量で、10,000mAh/出力30W/パススルー充電に対応した魅力あふれるモバイルバッテリーです。
- 「SMARTCOBY Pro 30W」の仕様と特徴
- 「SMARTCOBY Pro 30W」の使用感
近年のPCやスマホにおけるバッテリー持ちの進化は著しく、安易にモバイルバッテリーを買うべではありません。
特にApple Siliconを搭載したMacBookをフル充電しておけば、1日や2日なら平気で使えてしまいます。
仮にあなたが出先での作業を強いられても、至るところにコンセントが配置されており、大容量のモバイルバッテリーを持ち運ぶ必要性は低いでしょう。
それでもモバイルバッテリーを購入する場合、バッテリー容量ではなく持ち運びやすさを重視してモデルを決めるべき。
その場しのぎができればOK
そもそもモバイルバッテリーは、コンセントがない状況下において「一時的に」充電できればよくて、端末をフル充電する必要はありません。
端末のバッテリー持ちが進化しているので、モバイルバッテリーの使用頻度が減っていくのは当然なんですよね。
つまり最低限の容量と出力を要したコンパクトで軽いモデルこそ、時代にあったモバイルバッテリーなんです。
本記事でレビューする「SMARTCOBY Pro 30W」は、めちゃくちゃコンパクトで軽量の時代にあったモバイルバッテリーです。
バッテリー容量は10000mAhで、iPhone 12なら2.5回、MacBook Airなら0.6回ほど充電できます。
実際に筆者が「SMARTCOBY Pro 30W」をしばらく使ってみた印象はこんな感じです。
- 小型で軽量
- バッテリー容量がちょうどいい
- パススルー充電対応
- 30W出力に対応
- バッテリー残量のデジタル表示
- 指紋が目立つ
- 端末によってはフル充電できない
今まで多くのガジェットをレビューしてきた筆者ですが、モバイルバッテリーとしては驚くほど完璧です。強いていえば、本体の指紋が目立つのが気になりますが、それ以外は本当に非のつけどころがありません。
それでは「SMARTCOBY Pro 30W」を詳しくレビューしていきます。
CIOのモバイルバッテリー: SMARTCOBY Pro 30W
「CIO SMARTCOBY Pro 30W」は、クラウンドファンディング(Makuake)で2,000万円以上の支援金を獲得して話題になったモバイルバッテリーです。
CIO SMARTCOBY Pro 30Wの特徴と仕様
- クレジットカードよりも小さい手のひらサイズ
- 10,000mAhのバッテリー容量
- バッテリー残量を0〜100%のLEDで表示
- 最大出力30WでM1 MacBook Airを急速充電
- USB-CとUSB-Aポートを搭載
- パススルー充電
もっと詳しい仕様が知りたい方は、以下に引用しておくのでご覧ください。
製品名 | SMARTCOBY Pro 30W |
メーカー | CIO |
サイズ | 77 × 56 × 26 mm |
重量 | 183 g |
バッテリー容量 | 10,000 mAh |
ポート構成 | USB-C / USB-A |
入力 USB-C | 5V=3A / 9V=2.22A / 12V=1.5A (最大20W) |
出力 USB-C | 5V=3A / 9V=3A / 12V=2.5A 3.3-6V=3A / 3.3-11V=2.7A (最大30W) |
出力 USB-A | 4.5-5V=5A / 9V=3A / 12V=2.5A (最大30W) |
充電規格 | PD3.0 / QC3.0 / SCP / S-VOOC |
その他 | パススルー機能を搭載 |
付属品 | 取扱説明書 / 充電ケーブル(USB-C to USB C) |
10,000 mAhならiPhone 12を2.5回、MacBook Airを0.6回充電できるよ!
CIO SMARTCOBY Pro 30Wのデザインやサイズ感
続いてSMARTCOBY Pro 30Wの外観をアップでみていきましょう。
前面にはCIOのメーカーロゴがプリントされていて、背面は無地でシンプルなデザインとなっています。
USB-AとUSB-Cが1ポートずつ搭載されており、それぞれが短辺の側面に配置されています。
長辺の側面は、それぞれおバッテリー残量表示のLEDと製品仕様となっています。
カタログ値としては重量183gでしたが、実測値では174gと軽い個体が届きました。この辺は個体によって誤差がでてきそうですね。
厚みこそiPhoneよりあるものの、SMARTCOBY Proの方がふたまわりほどコンパクトなサイズ感です。
手のひらにおさまるほどのサイズ感で、モバイルバッテリーとしてはかなり小型なモデルです。
CIO SMARTCOBY Proの使用感
製品の仕様やデザインの紹介はここまでにして、実際に「CIO SMARTCOBY Pro」を使ってみた感想を紹介していきます。
CIO SMARTCOBY ProでiPhone/iPad miniを充電してみた
iPhone 13 miniとiPad miniのバッテリーが0%になるまで使いきり、CIO SMARTCOBY Proで両者を充電してみました。
どちらもフル充電することができ、充電が途中で止まってしまうような事象もありませんでした。30分で約50%まで充電できていたので、問題なく急速充電ができているようです。
CIO SMARTCOBY Proは最大出力が30Wなので、iPad mini以外にもiPad Pro 11インチやiPad Airの急速充電が可能です。
CIO SMARTCOBY ProでM1 MacBook Airを充電してみた
CIO SMARTCOBY Proの強みは、M1 MacBook Airを急速充電できること。
M1チップを搭載して異次元のバッテリー持ちになったMacBook Airと持ち運びに最適な「CIO SMARTCOBY Pro」は、めちゃくちゃ相性がいいです。
60%ほどまでしか充電できませんでしたが、MacBook Airのバッテリー持ちを考えたら十分すぎるパフォーマンスです。
Nintendo Switchのモバイルバッテリーとしても最適!
スマホやPCなどのデバイスだけでなく、任天堂スイッチのモバイルバッテリーとしても非常にオススメ。
10,000mAhあればスイッチ本体+Joy-Conをフル充電できますし、出力も30Wと安定しています。
スイッチはバッテリー持ちが良くはなく、SMARTCOBY Proが活躍する場面は多いでしょう。
CIO SMARTCOBY Proへの給電は最大20W
最大出力30Wに対応している「CIO SMARTCOBY Pro」ですが、本体への入力には20Wまでしか対応していません。
実際に検証してみたところ、CIO SMARTCOBY Proのフル充電にかかった時間は90分ほどでした。
ちなみにフル充電→5日放置でもバッテリー残量は100%のままでした。”使いたいのにバッテリーが切れている”なんてことを避けるためにも、使い切ったタイミングで充電しておくのがベストですね。
時間がないときに活躍するパススルー充電が便利
USB-Cからモバイルバッテリー本体を充電しつつ、USB-Aで別の端末を充電する”パススルー充電”に対応しています。
パススルーよりモバイルバッテリー本体とガジェットを別々に充電したほうが効率がいいですが、「外出まで時間がない。でもスマホとモバイルバッテリーを両方充電したい!」という場面ではめちゃくちゃ助かります。
デスク上での使用も快適!
カフェ等には行かず、自宅で作業することが多い筆者ですが、デスク周りでも「SMARTCOBY Pro 30W」を重宝しています。
Magic Keyboardを作業中に充電するときは、デスクの中央までケーブルを延ばす必要があってどうしても散らかりがちです。
「SMARTCOBY Pro 30W」はコンパクトで取り回しが良いので、デスク上のケーブルをすっきりさせることもできて非常に重宝しています。
外出時だけが出番じゃないんだよね!
まとめ: 性能とサイズを両立したモバイルバッテリー
本記事ではCIOのモバイルバッテリー「SMARTCOBY Pro 30W」をレビューしてきました。
- 持ち運びがしやすい
- ちょうどいいバッテリー容量
- パススルー充電対応
- 出力30Wに対応
- バッテリー残量のデジタル表示
- 指紋が目立つ
文句のつけ所がない製品で、「SMARTCOBY Pro」の右に出る製品はしばらく出ないんじゃないかな。
モバイルバッテリーの購入を検討してる方には筆頭候補となる製品かと思います。ぜひ検討してみてくださいね。
関連:MacBookにオススメの周辺機器
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ぜひオススメの周辺機器をチェックしてみてください!
コメント
コメント一覧 (2件)
迷いに迷って、smartcoby duoを購入しました。
後悔はしていないが、smartcoby proにすべきだったか未だに未練が残っている。
その辺は迷いますよね。
個人的にはスマホやタブレットがメインならDuo、PCでも使う機会があるならProがおすすめだと思います!