「Belkin BoostCharge Pro Qi2 3-in-1 ワイヤレス充電パッド 15W」は、iPhone・Apple Watch・AirPods Proを同時に充電できるワイヤレス充電パッドです。前モデルも高い人気を誇っていましたが、新たにアップデートされての登場となりました。
そこで本記事では、「Belkin BoostCharge Pro Qi2 3-in-1 ワイヤレス充電パッド 15W」の特徴や使用感、前モデルとの違いなどを中心に実機を用いてレビューしていきます。
- iPhone・Apple Watch・AirPods Proを同時に充電
- Qi2に対応、iPhoneを15Wで高速充電
- 前モデルよりコンパクトで安い
- Apple Watchの充電器は取り外し可
- Apple Watchの高速充電に対応
- ホコリが目立ちにくい
- Androidスマホも充電できる
- 安心のBelkin製
- Apple Watchのナイトスタンドモードに非対応
- デザインは前モデルに軍配があがる
- iPhoneを充電しながら操作しにくい
- Apple Watchバンドを伸ばして充電するとスペースをとる
※提供: Belkin
レビュー記事の執筆にあたり、メーカーから製品の提供を受けて記事を執筆しています。記事の内容に対するメーカーの介入はなく、筆者が感じたままのレビューとなります。
Belkin製品のレビューは熱が入ります!
Qi2とは?MagSafeとは何が違う?
2024年1月から使えるようになったQi2は、新世代のワイヤレス充電規格のこと。Qi2では、iPhoneへの15W出力が可能となり、Appleの協力によってMagSafeのようなマグネット固定にも対応しました。iPhoneのみに対応しているMagSafeに対して、Qi2はAndroidも含めたスマートフォン全般に対応する予定です。
Qi2 | MagSafe | |
---|---|---|
読み方 | チーツー | マグセーフ |
出力 | 15W | 15W |
対応機器 | 対応のスマートフォンやタブレット | iPhoneのみ |
マグネット固定 | 対応 | 対応 |
※現状Androidには、マグネット固定が可能であるQi2に対応したモデルがありません。
MagSafeの技術がiPhone以外に広がったのがQi2!
BoostCharge Pro Qi2 3-in-1 ワイヤレス充電パッド 15Wの概要
Belkinの「BoostCharge Pro Qi2 3-in-1 ワイヤレス充電パッド 15W」は、ブラックとホワイトの2色展開。
この記事ではホワイトの実機をもとに、デザインの特徴や使用感を紹介していきます。
主な特徴
実機レビューの前に製品の特徴をまとめました。
- iPhone やその他の Qi2 対応デバイスを最大 15 W でワイヤレス充電
- エネルギー使用量を最適化し、デバイスのバッテリー寿命を保護
- iPhone、Apple Watch、AirPodsを同時に充電
- Qi2技術による簡単なマグネット装着
- コンパクトなデザイン
- 取り外し可能な USB-C Apple Watch 充電器
- 厳格なテストと優れたハードウェア設計により安全性が保証
AirPods用の充電ゾーン(中央)はQiパッドで、最大5Wの出力となります。
早速開封して、パッケージ内容や本体のデザイン、サイズ感などをチェックしていきます。
パッケージ内容
- Qi2 3-in-1 ワイヤレス充電パッド 15W
(Qi2 2-in-1 ワイヤレス充電パッド 15W + Apple Watch充電器) - 1.5m USB-C to USB-Cケーブル
ACアダプタが同梱されていないので、ご自身で用意する必要がある点は注意が必要。
Apple Watch充電器は、単品での取り扱いがないようです。Apple Watchを持っている方は本製品、持っていない方はApple Watch充電器が同梱されていない「Qi2 2-in-1 ワイヤレス充電パッド 15W」がオススメです。
本体デザイン
こちらがQi2 2-in-1 ワイヤレス充電パッド 15Wの実機です。Apple Watch充電器を取り付ける前なので、3-in1ではなく2-in-1の仕様です。
底面には製品の仕様や認証マークが示され、両端には滑り止めがついています。
背面と側面にUSB-Cポートを搭載していて、それぞれ給電とApple Watch充電器を装着するために使用します。
Apple Watch充電器は、コンパクトで単体でも持ち運びができます。
Apple Watch充電器を本体の側面に装着してみました。これで3つのデバイス(iPhone・AirPods Pro・Apple Watch)を同時に充電できる3-in-1仕様になります。
さっそく筆者のワークスペースに「BoostCharge Pro Qi2 3-in-1 ワイヤレス充電パッド 15W」を設置してみました。平置き型の充電パッドは、高さがなくてスマートに見えるので筆者のお気に入りです。
AirPods用のQi充電エリアでは、充電中に本体のランプが点灯するようです。
性能は今作だけど、デザインは前モデルが好みかな。
旧モデルとの比較
筆者が購入して、今まで使ってきた旧モデル「BoostCharge Pro MagSafe付き3-in-1ワイヤレス充電パッド」と本製品を並べてみました。
こう比べてみると今回のモデルは、とてもコンパクトになっているのが分かります。旧モデルはマットな質感でホコリがつきやすいのが難点でしたが、新モデルではサラサラした質感に変わっていてホコリがつきにくくなっています。
ただApple Watch充電器がスタンドモードになる点は旧モデルにしかない仕様です。新モデルではApple Watchのナイトスタンドモードが使えないので、置き時計ライクの使い方ができなくなってしまいました。
旧モデルへの給電はL字ポートでしたが、今作ではUSB-Cケーブルが採用されています。USB-Cはすでに広く使われているケーブルなので、仮に付属のケーブルが壊れてしまっても他のケーブルで代用しやすくて助かります。
旧モデルの定価が2万円越えだったことを考えると、性能がアップグレードされた今作を1万円台前半で購入できるのは企業努力の結果でしょう。
iPhoneをマグネット固定しながら充電するにはMagSafe対応ケースを使いましょう!
BoostCharge Pro Qi2 3-in-1 ワイヤレス充電パッド 15Wの使用レビュー
実際に筆者が製品を1ヶ月ほど使ってみて感じたことをまとめました。
- 省スペースで3デバイスを充電できる
- コンパクトな設計だが滑りにくい
- Androidも充電できる
- Apple Watch充電器は外出先でも大活躍
上記を中心に使用感をレビューしていきますね。
省スペースで3デバイスを充電できる
本体がコンパクトなので、3デバイスを同時に充電するときもデッドスペースがほとんどありません。モニター下のわずかなスペースを有効活用できるので、個人的にも重宝しています。
前モデルでも十分コンパクトでしたが、さらにコンパクトになって省スペース化が進みました。これなら設置場所を選ばないので助かります。
コンパクトな設計だが滑りにくい
本体が軽くてコンパクトなので、マグネットの力で充電パッド本体が滑ってしまわないか心配でした。でも実際は滑り止めがしっかり効いていて、意図せず充電パッドがズレることはなく、安定しています。
Androidも充電できる
Appleユーザーを想定したアイテムではありますが、もちろんAndroidスマホの充電にも対応しています。
最大15Wのワイヤレス充電に対応しているので、Androidスマホとワイヤレスイヤホンや2台のスマホ同時に充電したい方にも最適なアイテムでしょう。
Apple Watch充電器は外出先でも大活躍
本体からApple Watch充電器を外して持ち運べば、MacBook Air/ProやiPad、iPhone(15シリーズ以降)からApple Watchを充電できます。
外出先でApple Watchの充電が必要になることは少ないけど、旅行などではケーブルを持ち運ぶより楽なので重宝するでしょう。
「BoostCharge Pro Qi2 3-in-1 ワイヤレス充電パッド 15W」の気になる点、デメリット
使用感には概ね満足していますが、2点だけ気になる点がありましたので共有しておきます。
iPhoneを充電しながら操作しにくい
平置き型の充電パッドなので、充電しながらiPhoneを操作したい方には不向きです。どちらかというと手元というよりデスクの奥に設置したいアイテムなので、充電しながらiPhoneを使いたい方は別のモデルを選んだほうが無難でしょう。
Apple Watchバンドによってはスペースが必要
Apple Watch充電器がスタンドモードに対応していないので、バンドを伸ばしたまま充電するとスペースをってしまいます
旧モデルのようにApple Watchをたてて横置きできれば良いんですが……….。とはいっても致命的な欠点ではないので、Apple Watch充電器を取り外しできることを考えれば妥協点でしょう。
まとめ: 性能は向上、価格は下がった新モデル!
この記事ではBelkinの「BoostCharge Pro Qi2 3-in-1 ワイヤレス充電パッド 15W」をレビューしてきました。最後に製品のメリットとデメリットを振り返っておきます。
- 省スペースで3デバイスを同時に充電
- Qi2に対応
- 前モデルよりコンパクトかつ低価格
- Apple Watch充電器を取り外せる
- Apple Watchの高速充電に対応
- ホコリが目立ちにくい
- Androidスマホも充電できる
- Apple Watchのナイトスタンドモードに非対応
- Apple Watchバンドによってはスペースが必要
- iPhoneを充電しながら操作しにくい
- デザインや高級感は旧モデルの方が良い
製品の使用感について質問がある方は、お気軽にコメント欄でお問い合わせください。客観的な立場で回答させていただきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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