本稿でレビューするEvoonのマルチラウンドリュックは、シンプルなデザインでありながらユーザーの使い勝手をとことん考え抜いたバックパック。
10を超えるポケットを備えており、収納するだけで整理されるので、小分けのためのポーチも最小限で済みます。実際にマルチラウンドリュックを背負い始めて1ヶ月経った筆者は、その整頓力の高さがゆえ、お気に入りだったガジェットポーチを持ち運ばなくなりました。
使ってみて感じたことも多いので、「マルチラウンドリュックのレビュー記事」を執筆していきます。。
- ポケットが豊富で綺麗に収納できる
- シンプルで無難なデザイン
- 見た目がシンプルなのに大容量かつ多機能
- コスパが良い
- 持ち手が垂れてしまう
- 目をひくほどのオシャレさはない
提供:Evoon
※記事の内容への指定はなく、筆者が感じたままの自由レビューです。
この値段で買えるのは正直バグってる!
マルチラウンドリュックがおすすめな人は?
実際に1ヶ月ほど使ってみて、マルチラウンドリュックが合う方が分かってきたので、最初に共有しておきます。
- 荷物が多い方
- 自立するリュックを探している方
- 小物が多い方
- 予算1.5万円でリュックを探している方
20Lの大容量なバックパックですが、ぱっと見だと大きく見えないのがポイント!それでも見た目からは想像できないほどの収納力を持っています。さらに荷物を詰め込んでも倒れにくいのも魅力的。
多彩なポケットは、小物の収納/整頓に向いているので、ポーチで小分けしながら荷物を持ち運んでいる方にもピッタリな仕様だと思います。
価格は約1.5万円。正直2万円以下のバックパックで比べても、マルチラウンドリュックはかなり優秀だと思います。
マルチラウンドリュックの仕様や特徴
マルチラウンドリュックには、16の特徴があります。
特筆すべきはポケットの多さ(13個)でしょう。容量は20Lで、ビジネスやプライベートで使うにはちょうど良いサイズ感。YKKファスナーを使っているのも好ポイントで、耐久性も信頼できます。
筆者はYKKファスナー非採用のバックパックを購入し、週1-2回程度の利用で2年もたずに壊れた経験があります。2万円するほどのバックパックで、壊れたときはめちゃくちゃショックでした。
サブのバックパックだったのが不幸中の幸いでしたが、YKKファスナーの偉大さに気づけた良い経験でした。
外観
正面の中央下部にポケットを採用したリュックの定番でもあるデザインですが、ハリのあるしっかりとした生地のおかげで安っぽく見えない高級感あるデザインに仕上がっています。
側面からみるとこんな感じ。反対側とのデザインの違いはなく、左右対称に作られています。
ジップは全てYKKの止水ファスナーを採用。リュックが雨に濡れても水が荷物まで到達するのを防いでくれます。
もちろん撥水性があるので、ジップ以外のところから水が侵入することもありません。
リュックの両側には水筒やペットボトルなどを入れられるポケットがついています。ゴムで伸縮する仕様なので、キツさがあって落ちることはありませんでした。
背面からみるとこんな感じ。
背中の中央には、キャリーケースに引っ掛けられるホルダーがついていて、旅行でも重宝しそうです。
肩掛けにはカラビナなどをつけれるリングがついています。僕の生活スタイル的には不要ですが、アウトドアでも使いやすい仕様ですね。
長さ調整で余った紐がブラブラしないようにゴムバンドもついています。これが地味に重宝するんですよね。後述するバッグハンガーでリュックを吊るした時に、紐が床につくのを防いでくれます。
フォーマル/カジュアルの両用が叶うデザイン性と機能性を両立していて、年齢や性別に関係なく使えるリュックに仕上がっています。
内観
収納ゾーンは、前面ポケットとメインゾーンに分かれています。
メインゾーンはさらに3つに分かれていて、それぞれ違うジップからアクセスします。本稿では写真左から前面スペース、メインスペース、背面スペースと呼んでいきます。
前面は大小6つのポケットがある小分けスペース、中央はマチが広いメインスペース、背中側はクッション性のあるPCスペースになっています。
各スペースの役割がハッキリしているので、収納していくだけで整理整頓されるのが魅力的です。
前面ポケット
前面ポケットの中には、メッシュポケットが2つ。最も取り出しやすいポケットなだけに、小分けできるのはめちゃくちゃ助かります。
メッシュポケットのサイズは、どちらも幅・深さが約11cm。長財布は入りませんが、コンパクトな財布や定期入れ、ワイヤレスイヤホンなどの小分けに最適です。
メッシュポケットの外には、ハンカチや手帳などすぐに取り出したい小物を収納すると良さそうですね。
前面スペース
メインゾーンのうち、最も前面のジップを開いた様子です。あまりマチがないので、ノートのような薄くて大きなものに適しています。
合計6つのポケットが備わっているゾーンで、小分けに特化したゾーンですね。
- 小物ポケット × 2
- 幅12cm × 深さ11cm
- クッション性あり
- ペンポケット × 2
- クッション性あり
- 大ポケット × 1
- 底まで続く大きなポケット
- メッシュポケット × 1(小物ポケットの対側)
- 幅25〜28cm × 深さ15cm
※筆者が採寸。多少の誤差はご理解ください。
クッション性のあるポケットは、小型ガジェットの持ち運びに重宝するので助かります。
メインスペース(中央)
こう見えてマチが広いので、厚みのある荷物も収納できるメインゾーンです。水筒や着替えなどの嵩張りやすいアイテムに最適です。
中にはサイズが異なるふたつのメッシュポケット(幅13.5 × 深さ11cmと幅16cm × 深さ11cm)と書類やタブレットなどに適した大きなポケットを搭載しています。
最も大きな収納スペースでポケットは少なめ
背面スペース
背中側には、15.6インチまでのPCが収納できるポケットを搭載。クッション性の区切りがあって、2台の端末を入れることが可能。
PCスペースはバックパックにとって当たり前になりつつありますが、2台用に区切りがあるのは珍しいですね。MacBookとiPadをスマートに収納できるので、重宝する方も多いでしょう。
サイズと重さ
マルチラウンドリュックは、高さ44.5cm × 横幅31.5cm × 奥行き12cmで、大きすぎず小さすぎないサイズです。
背負ったイメージはこんな感じ。
リュック本体の重さは1010gで、容量20Lのリュックとしては軽いほうでしょう。素材はカッターでも傷がつきにくいコーデュラのリサイクルナイロンが採用されています。
信頼できるナイロンリュックは、だいたいコレついてるよね!
荷物をマルチラウンドリュックに収納。使用感は?
出勤時の僕の荷物は小物がメインで、大きなモノはMacBook Air、弁当、水筒ぐらい。なので小さなポートで小分けにすつつ収納していました。しかしマルチラウンドリュックを使い始めてポケットの収納力が格段に上がったので、ポーチを廃止することができました。
実際に僕がどのように荷物を収納しているかを紹介していきますね。
前面ポケットにはすぐに取り出したいモノを収納
コンパクト財布のPRESSo L、サングラス、AirPods Pro、車の鍵を前面ポケットに収納しています。
実際に入れてみると、めちゃくちゃ綺麗に収まります。使用頻度が高いポケットなだけに、瞬時に目的のアイテムを取り出せて、とても重宝しています。
まだ少しスペースに余裕があるよ!
前面スペースには、ガジェットと周辺機器を収納
ポケットが豊富なエリアでクッション性もあるので、サブのスマホ(Pixel 7a)、外部ストレージ、プラグ付きモバイルバッテリー、USB-Cケーブルを収納してみます。
実際に上記のアイテムたちをを収納してみた様子がこちら。
モバイルバッテリーとUSB-Cケーブルはメッシュポケットに。
ジップの大ポケットやメインスペースには何も入れてないので、まだまだ余裕があります。
マチが広いメインスペース(中央)には、弁当や水筒を
メインスペースには大きめの荷物を収納していきます。
大きなスペースには、弁当と水筒を横並びで入れてます。弁当箱は950mlの大容量モデルで、幅21.4cm × 奥行き 7.8cm × 高さ 8cmで存在感のあるサイズ感ですが、問題なく収納できています。
弁当がカメラに変わったり、カメラと弁当の両方を持ち運んだりすることもあります。
ポケットにはクリアファイル、クロス、MOFTのスマホスタンド、薬入れ、目薬を収納しています。
ポケットは埋まっていますが、弁当箱の上には余力があり、簡単な着替えなどは入りそうです。
背面スペースにはPCやタブレット
背面スペースは、PCやタブレットのためのポケット。僕はMacBookを持ち運ぶことが多いので、背面スペースに収納しています。iPadなどのタブレットを持ち運ぶときは、MacBookと一緒にこのゾーンへ入れています。
仕切りがあるので、PCとタブレットを分けて収納できて重宝しています。
側面ポケットには折りたたみ傘、持ち手にはバッグハンガー
普段からペットボトルを持ち運ぶことはないので、側面ポケットには折りたたみ傘を収納しています。
たった105gのスマホより軽い折りたたみ傘なので、ノーストレスで持ち運べてオススメ。
リュックの持ち手にはバッグハンガーのClipaをつけています。
外出先で大切なリュックを吊るせるので、リュックを清潔に保つことができて重宝しているアイテムです。
Clipaは生活必需品レベルだと思ってる!
これだけ入れても自立する
荷物を詰め込みすぎると自立しにくくなるリュックもあります。特に流行りの2階建てリュックは、荷物を詰めると重心が高くなって倒れてしまう。
一方マルチラウンドリュックは、これだけ荷物を入れてもしっかり自立してくれます。なのでユーザーとしては、安心してリュックを置くことができるんですよね。
そもそも荷物を詰め込んだら自立しないリュックは、「自立する」って言わないでほしいんだけどね………。
マルチラウンドリュックの残念な点
実際に筆者がマルチラウンドリュックを1ヶ月ほど使ってきて、残念に感じた点が2つあったので、共有しておきます。
- 持ち手が垂れてしまう
- 目を引くほどのオシャレさはない
持ち手の素材は、肩紐(長さを調整する部分)と同じで柔らかめ。なのでリュックを置くと、だらっと垂れてしまいます。置いてあるリュックを持とうとすると、少し持ちにくいのが残念。
持ち手をくるっとひっくり返すことで、なんとか立たせることは可能。ただ柔らかい素材なだけに、限界があります。
硬い素材で垂れないように固定してほしかった。
また、シンプルで無難なデザインなので、目を引くほどのオシャレさはありません。男女ともに使える汎用性がありますが、デザインを最も重視する方には合わないでしょう。
むしろ女性でも背負いやすいデザインなのに、ポケットが充実していて大容量なところを僕は推したいですね。
まとめ:ユーザー目線を重視したバックパック
本稿ではEvoonのバックパック「マルチラウンドリュック」をレビューしてきました。記事の最後に、本製品のメリットとデメリットをまとめておきます。
- ポケットが豊富で綺麗に収納できる
- シンプルかつ無難なデザイン
- 見た目からは想像できない大容量かつ多機能
- コスパが良すぎる
実際にマルチラウンドリュックを1ヶ月使ってきて、本当にめちゃくちゃ良かったです。Evoonのバックパックは種類が豊富ですが、中でもマルチラウンドリュックはバランスがとれた良いモデルでしょう。
最近は2万円越えのバックパックも多いのに、この性能で1.5万円の価格設定はバグってると思います。同価格帯でマルチラウンドリュックに対抗できるバックパックを見つけることは難しいので、予算1.5万円で探している方は「買い」で良さそう。
本製品の使用感について、記事内で分からないことがあればコメント欄もしくはX(@Number84M)で聴いてください。ユーザーの視点から、可能な範囲でお答え致します。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
コメント