本記事は『MATECH GanCell 10000 60W』のレビュー記事です。MATECHさんよりレビュー用の製品サンプルを提供いただき、実際に筆者が使った印象をもとに記事を執筆しています。金銭等の提供や記事の内容に関する指定はなく、筆者が感じたままのレビュー記事になります。
- MATECH GanCell 10000 60Wの仕様や特徴
- MATECH GanCell 10000 60Wの使用感
- MATECH GanCell 10000 60Wのメリットとデメリット
プラグ一体型のモバイルバッテリーは、コンセントに挿せば急速充電器としても使えるので汎用性が高くて重宝します。
このタイプのモバイルバッテリーでは「Anker 733 Power Bank」、「Anker 521 Power Bank」、筆者も持っている「CIO SMARTCOBY Pro PLUG」が有名どころ。
他にもいくつものモバイルバッテリーをレビューしてきましたが、ここにきて登場した「化け物 」がこちら。
- USB Type-C端子 × 2のポート仕様
- 理想的な最大出力数
- USB Type-CとACコンセントで充電
- 差し込み口を照らすライト
- バッテリー残量が分かりにくい
- プラグ下のライトを消せない
筆者もしばらく使ってみましたが、『MATECH GanCell 10000 60W』はプラグ一体型モバイルバッテリーの中でも頭ひとつ抜けていると思います。
それでは「急速充電器にもなる高出力モバイルバッテリー『MATECH GanCell 10000 60W』」について、詳しくレビューしていきます。
『MATECH GanCell 10000 60W』の仕様や特徴
まずは『MATECH GanCell 10000 60W』を開封して、デザインや付属品をチェックしていきましょう。
開封してデザインや付属品をチェック
こちらが筆者の手元に届いた『MATECH GanCell 10000 60W』の外箱です。
マグネットでくっついているパッケージを横に開いて開封します。
化粧箱の内側にはメーカーからの人間味のあるメッセージ。
丁寧すぎない親しみのあるメッセージなので、ユーザーとしても応援したくなるなー。
充電器の本体に加えてUSB-C to Cケーブル、専用ポーチ、製品登録カード、取扱説明書が同梱されていました。
持ち運びのためのポーチがあるのが地味に嬉しい。
USB-C to Cケーブルもありがたいけど、こだわりの愛用ケーブルがあるので出番は少なくなりそう。
USB-C to Cケーブルは、長さ2mで60W出力に対応したモデルです。
本体はシルバーとブラックの2トーンが採用された重厚感あるデザインです。
本体の中央には4つのランプが組み込まれた1本の線と充電残量を表示するボタンを搭載しています。
USB Type-C端子×2を搭載したポート周りはこんな感じ。
双方のポートがIN/OUTに対応しているので、直感的に使えて重宝しています。
プラグは折りたたみ式で、差し込み口を照らすライトが搭載されています。
本体の重量は実測値で289gで、重すぎず軽すぎずといった具合です。
ライバル製品「CIO SMARTCOBY Pro PLUG」との比較
同じプラグ内蔵型のモバイルバッテリーとして「CIO SMARTCOBY Pro PLUG」は、本製品のライバルとも言える存在。
正面からみたサイズ感は『MATECH GanCell 10000 60W』の方が若干コンパクトです。
『MATECH GanCell 10000 60W』がUSB Type-Cを2ポートであるのに対し、「CIO SMARTCOBY Pro PLUG」はUSB Type-CとUSB-Aを1ポートずつ搭載しています。
厚みは「CIO SMARTCOBY Pro PLUG」の方がわずかに薄いです。
もちろん両者とも折りたたみ式のプラグを採用しています。
重さの実測値は、『MATECH GanCell 10000 60W』が289g、「CIO SMARTCOBY Pro PLUG」が268gでした。
約20gの差がありますが、持った感じはほとんど変わりません。
下記に詳しいスペックの比較を引用しておくので、ぜひご覧ください。
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「最大出力数のために3,000円払うか」、「USB-A端子の必要性」が論点になります。
iPad miniとiPhoneを同時に急速充電できる仕様ので、この出力差はだいぶ重要で十分3,000円に値すると思います。
『MATECH GanCell 10000 60W』の使用レビュー
ここからは『MATECH GanCell 10000 60W』を実際にしばらく使ってみて感じた良いところ(メリット)と悪いところ(デメリット)を紹介していきます。
『MATECH GanCell 10000 60W』の良いところ(メリット)
実際に本製品を使って思った良いところがこちら。
- USB Type-C端子 × 2のポート仕様
- 理想的な最大出力数
- USB Type-CとACコンセントで充電でき、パススルーに対応
- 差し込み口を照らすライトが使いやすい
ポート仕様がUSB Type-C × 2
『MATECH GanCell 10000 60W』はUSB-A端子を搭載せず、USB Type-Cを2ポート搭載しています。
USB-A端子のガジェットは最近どんどん減ってるし、ケーブルをUSB Type-Cに統一している方も増えてきています。
僕もできる限りUSB Type-Cケーブル以外は持たないようにしてるので、2ポート搭載は嬉しいポイント!
モバイルバッテリーとしては最大40W出力
『MATECH GanCell 10000 60W』は、モバイルバッテリーとして使っても最大40Wの出力がでます。
最大出力が30Wのモバイルバッテリーが多いので、60Wの急速充電に対応したM2 MacBook Airユーザーには嬉しい仕様ですね。
iPadとiPhoneを同時に急速充電できるところも重宝しています。
充電器としては最大60W出力
コンセントにつないで「充電器」として使うときは、最大60Wの出力に対応。
M2 MacBook Airや13/14インチのMacBook Proを急速充電できるパワフルさはめちゃくちゃ魅力ですよね。
USB Type-CとACコンセントで充電でき、パススルーにも対応
モバイルバッテリーの本体は、コンセントかUSB Type-Cにつなぐことで充電できます。
USB Type-Cで充電しながら別のガジェットを充電する「パススルー充電」にも対応。
ライバル製品の「CIO SMARTCOBY Pro PLUG」は、USB Type-Cで本体を充電できません。最大出力はUSB Type-C:30W + USB-A:12Wの合計42Wで、『MATECH GanCell 10000 60W』の方がパワフルです。
差し込み口を照らすライトが使いやすい
コンセントを照らすライトが個人的には思ったより便利でした。
初めてみる発想なので、ガジェット好きとしては新鮮味があって面白い!
『MATECH GanCell 10000 60W』の悪いところ(デメリット)
実際に使って感じた『MATECH GanCell 10000 60W』の悪いところがこちら。
- バッテリー残量が分かりにくい
- プラグ下のライトを消せない
使っていて上記の2点はどうしても気になったので、紹介していきます。
バッテリー残量が分かりにくい
バッテリー残量が4段階で表示されるんですが、ぶっちゃけ分かりにくいですね。
デザインとしてはかっこいいけど、シンプルにデジタル表記にしてほしい………..。
プラグ下のライトを消せない
プラグを出すと自動的にライトが点灯し、コンセントに接続するかプラグを格納するまで消灯しない仕様です。
僕が困っているのは、本体に電気が供給されて初めてライトが消えるところ。
つまりスマートプラグやスマート電源タップがOFFなら、プラグを挿してもライトは消えません。
機能そのものは素晴らしいんですが、プラグを挿しても電源の供給がなければライトが消えないのは残念ですね。
スマートホーム大好きの僕には痛い……..。
まとめ:出力数が理想的なプラグ搭載型モバイルバッテリー
本稿では「【レビュー】MATECH GanCell 10000 60W | プラグ一体型で充電器にもなる高出力モバイルバッテリー」について書いてきました。
僕も『MATECH GanCell 10000 60W』をメインのモバイルバッテリーとして重宝しています。
本稿がモバイルバッテリー選びの参考になれば幸いです。
- USB Type-C端子 × 2のポート仕様
- 理想的な最大出力数
- USB Type-Cでの充電に対応
- 差し込み口を照らすライト
- バッテリー残量が分かりにくい
- プラグ下のライトを消せない
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