ロボット掃除機はここ数年で劇的に進化してきた生活家電です。特に正確なマッピングによって1台で家中の床掃除をカバーしてくれる姿には、僕も感動しました。
でもソファの下や細かな隙間には手が届かないこともあるよね。
そうなんです!
家事負担をおおきく減らせるロボット掃除機でも、物理的に入れないデッドスペースがあって、そんな場所にはスティック掃除機が必要になります。
ロボット掃除機とスティック掃除機は、どちらかを選ぶというよりどう共存させるかが重要な気がします。
そこで今回の記事では、新たに発売されたロボット+スティックがひとつのゴミ収集ステーションにまとまった「SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Combo」を紹介・レビューしていきます。
- ロボット掃除機とスティック掃除機が共存
- 従来製品より約50%小さい高性能なロボット掃除機
- 自動ゴミ収集に対応した軽くてコードレスなスティック掃除機
- 小型なロボット掃除機で部屋の四隅や壁際、家具のすき間をカバー
- ロボット掃除機のマッピングが優秀
- 清掃エリアを細かく設定できる
- 吸引と水拭きを同時にできない
- 置き場所には高さが必要
※提供: SwitchBot
レビュー用に製品の提供を受けていますが、メーカーに忖度しない筆者が感じたままのレビューです。
期限: 2024年11月18日〜12月6日
価格: 99,800円 → 74,850円
SwitchBotのロボット掃除機を比較
SwitchBotのロボット掃除機は、本稿でレビューするK10+Pro Combo以外にも複数のモデルがラインナップしています。
各モデルの特徴についてまとめました。
- K10+/K10+ Pro
- 一般的なロボット掃除機より約50%コンパクト
- 小型だが高性能
- 吸引と水拭きを同時にできない
- 90日間ゴミ捨て不要
- Proは壁際や四隅に強く、衝突も少ない
- K10+Pro Combo
- K10+Proにスティック掃除機が追加
- ステーションがスティック掃除機の充電とゴミ収集も担う
- 70日間ゴミ捨て不要
- S10
- 水道管に繋いで給水・排水を自動化
- 吸引と水拭きを同時に施行
- モップの洗浄と乾燥を自動化
- 加湿器への給水が可能
- 90日間ゴミ捨て不要
- S1/S1 Plus
- 一般的なモデルでコスパも良い
- 吸引と水拭きを同時に施行
- 自動ゴミ収集が不要→S1
- 自動ゴミ収集が必要→S1 Plus (70日間ゴミ捨て不要)
K10シリーズは、日本の家庭を想定してコンパクトに設計されています。家具のすき間などに強く、カバー範囲が広いのが特徴的です。
一方S1/S1 Plusは、一般的なモデルになっていて自動ゴミ収集機能の有無が違いになります。詳しい仕様は下記にまとめていますので、興味のある方はご覧ください。
SwitchBot ロボット掃除機のスペック表
我が家ではK10+ Pro Comboがお気に入り!
SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Comboの概要
「SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Combo」は、ロボットとスティックの共存がコンセプトの新しい掃除機です。
ロボット掃除機では毎日の掃除の負担がグッと減りますが、突然の来客やパッと掃除したい時には不向きですよね。一方スティック掃除機では、いつでもどこでもパッと掃除機できますが、毎日の家事負担としては大きい。
「SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Combo」は、ロボットとスティックを共存させることで、両者の相乗効果を引き出す仕様になっています。
特徴
- 世界最小級のロボット掃除機
→家具と家具の隙間もカバーしやすい - A4サイズのコンパクトな自動ゴミ収集ステーション
→ロボット掃除機とスティック掃除機の自動ゴミ収集と充電 - ゴミ捨ての頻度は70日に1回
- 市販の水拭きシートが使える
→モップの清掃が不要
スティック掃除機のゴミまで自動で集めてくれるのか!
パッケージ内容とデザイン
パッケージに同梱されていたモノを並べてみました。盛りだくさんの内容物になっています。
ロボット掃除機の本体は、直径24.8cm × 高さ9.2cmのコンパクトな仕様。
一般的なサイズのロボット掃除機 (SwitchBot S1 Plus) と並べてみても、本製品がいかにコンパクトかわかります。
底面には複数のセンサーとメインブラシ、サイドブラシなどを搭載しています。
ロボット掃除機の底面に専用お掃除シートを取り付ければ、床を水拭きすることも可能です。
充電ドックステーションの背面には、スティック掃除機を浮かせて収納しておけるスタンドを搭載しています。
スティック掃除機はコードレス仕様で、床用ノズル、、2WAYすき間ブラシ、すき間様ノズル、ダニ取りブラシ、延長菅が附属しています。
使っていないノズルやブラシは、専用のスタンドでスマートに収納できます。
ノズルの置き場に困ってたから嬉しい!
充電ドックの内部には小さなブラシとゴミが集まる紙パックが入っています。紙パックには約70日分のゴミを収容できます。
仕様
主な仕様を表にまとめました。
製品名 | SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Combo | |
---|---|---|
ロボット 掃除機 | サイズ | 直径248mm、高さ92mm |
重量 | 約2.3kg | |
バッテリー | 3200mAh | |
電力/電圧 | 40W/14.4V | |
スティック 掃除機 | サイズ | 240mm×135mm×1170mm 床用ノズルの場合 |
重量 | 約2.0Kg 床用ノズルの場合 | |
バッテリー | 2200mAh | |
ダブル集塵 ステーション | サイズ | 195×220×826mm |
電力 | ゴミ収集中: 650W 充電中: 50W |
さらに詳しいスペックはこちら
製品名 | SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Combo | |
---|---|---|
清掃方式 | ロボット掃除機: 吸引+モップがけ スティック掃除機: 吸引 | |
カラー | ホワイト | |
通信方式 | 2.4GHz Wi-Fi Bluetooth4.2 | |
ロボット 掃除機 | サイズ | 直径248mm、高さ92mm、約2.3kg |
モード | 静音モード/標準モード/パワーモード/MAXモード | |
ダストボックス | 180ml | |
吸引力 | 最大3000Pa | |
メインブラシ | ゴムブラシ | |
作動音 | 静音モード: <45dB 標準モード: <52dB パワーモード: <56dB MAXモード: <62dB | |
バッテリー | 3200mAh | |
持続時間 | 静音モード: 150分間 標準モード: 120分間 パワーモード: 90分間 MAXモード: 60分間 | |
充電方法 | 充電ステーション+充電端子 ≤5h | |
定格電圧 | 14.4V | |
クラウド | Alexa、Google アシスタント assistant、Siri | |
スティック 掃除機 | サイズ | 240mm×135mm×1170mm |
重量 | 1.17Kg | |
ノズルと重量 | 床用ヘッド: 0.68kg 2WAYすき間ブラシ: 0.1kg すき間用ノズル: 0.075kg ダニ取りブラシ: 0.3kg | |
モード | 標準モード・パワーモード | |
ダストボックス | 300ml | |
吸引力 | 最大20000Pa | |
作動音 | 標準モード: 68±1dB パワーモード: 72±1dB | |
バッテリー | 2200mAh | |
持続時間 | 標準モード: 30分間 パワーモード: 15分間 | |
充電方法 | 充電ステーション+充電端子 2.5-3h | |
定格電圧 | 18.5V | |
耐用年数 | ≥500h | |
ダブル集塵 ステーション | サイズ | 195×220×826mm |
可動音 | ≤80dB (±2dB) | |
集塵時間 | 10s/15s/25s デフォルト:15s | |
集塵袋 | ≥3L | |
袋構造 | 取り出される時に自動ロックされる構造(防塵) | |
入力 | 100V 50Hz | |
出力 | MAX 24V-2.5A | |
充電電流 | 500mA | |
集塵電流 | 3-5A |
SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Comboの初期設定
スマホで管理できるスマートホーム製品なので、設定の仕方について要点を絞って解説していきます。
最初に「SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Combo」を設置する場所を決めます。
ステーションやロボット掃除機はとてもコンパクトですが、スティック掃除機を収納できる高さが必要な点には注意。
SwitchBot製品は専用アプリで一括管理することができます。SwitchBot製品を初めて使う方は、アプリをインストールしてユーザー登録から始めましょう。
アプリのホーム画面から+
→デバイスの追加
へと進み、ロボット掃除機K10+ Pro Combo
を選びます。
続いてアプリの指示に従ってロボット掃除機のプレートを外して電源をいれます。
つぎに充電ボタンと清掃ボタンを長押しして、ペアリングを開始します。
最後にロボット掃除機をWi-Fiに接続して、登録完了です。
ロボット掃除機を使いたいエリアの床を片付けて、マッピングを作成していきます。床の片付けが済んだらマッピング
をタップしましょう。
マッピングを開始すると、ロボット掃除機が周囲を見渡すだけでフロアマップを作成してくれます。
このまま使い始めても大丈夫ですが、マップを微調整することでさらに便利に使えますのでSTEP4を試してみてください。
最後に部屋に名前をつけたり、部屋の区切りを変えたりしてマップを完成させます。
- ロボット掃除機が侵入しないエリアの設定
- 水拭き禁止エリアの設定
- 部屋の分割や統合、区切りの変更
- 部屋に名前をつける
- マップの向きの変更
部屋やエリアを指定して清掃できるよ!
SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Comboの使用感をレビュー
発売前から「SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Combo」を使わせてもらって僕が感じたことをまとめてました。
- コンパクトなボディで、すき間に入ってくれる
- 障害物はしっかり回避
- スティック掃除機が優秀
コンパクトなボディで、家具のすき間に入ってくれる
今まで使っていたロボット掃除機が入り込めなかった家具のすき間までカバーしてくれるので、めちゃくちゃ助かっています。
日本の家庭を想定して設計されただけあって、やっぱり使いやすいですね。ひとり暮らしの方にもオススメだと思います。
障害物はしっかり回避
子供が無造作に置いた人形などもスムーズに回避してくれました。空間を把握する力が高いので、コンパクトなサイズ感が活きている気がします。
スティック掃除機が優秀!
「主役はロボット掃除機で、スティック掃除機はオマケかな」と思いきや、全くそんなことありませんでした。
- コードレスで軽い
- ノズルが豊富
- ゴミを照らすLEDライト
- ゴミ捨て不要 (ステーションが自動で収集)
- 充電忘れの心配がない (ステーションに置くだけで充電される)
スティック掃除機なのにゴミ捨てがいらないのが快適すぎる!
SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Comboの気になる点
「SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Combo」を使っていて唯一気になったのが、吸引とモップ掛けを同時にできないことですね。
お掃除シートを装着して水拭きモードにすると、ロボット掃除機の吸引口を塞いでしまいます。
本体がコンパクトなのでしょうがないポイントではありますが、モップ掛けへの心理的なハードルが生まれてしまうのは否めません。
それでもモップを洗う手間がないし、毎日モップ掛けをする必要もないので、個人的にはそこまで気にはなりませんでした。
モップ掛けは予想以上にしっかりしてくれました!
まとめ: ロボット掃除機とスティック掃除機の相乗効果が魅力!
この記事では新たに発売された「SwitchBot ロボット掃除機K10+ Pro Combo」をレビューしてきました。
最後にメリットやデメリットを振り返っておきます。
- ロボット掃除機とスティック掃除機を使い分けられる
- 小型で高性能なロボット掃除機
- 自動ゴミ収集に対応した軽くてコードレスなスティック掃除機
- ロボット掃除機のマッピングが優秀
- 清掃エリアを細かく設定できる
- 吸引と水拭きを併用できない
- 置き場所には高さが必要
やはりロボット掃除機とスティック掃除機がうまく共存してるのがたまりませんね。
我が家では日頃の掃除はロボットに任せて、ササっと掃除したいときやピンポイントで掃除したいときにスティック掃除機を使っています。
特にスティック掃除機のゴミ捨てが不要なのが、思った以上に快適でした。
最後まで読み進めていただき、ありがとうございました。
期限: 2024年11月18日〜12月6日
価格: 99,800円 → 74,850円
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