この記事では「SwitchBot お掃除ロボット S10」の特徴や使用感、メリットやデメリットをレビューしていきます。
ゴミ収集やモップの洗浄や乾燥、水交換が全自動の便利なロボット掃除機に仕上がっています。
- 洗濯機につないで給水・排水を自動化
- モップはリアルタイムで洗浄
- モップの乾燥が自動
- ゴミ収集が自動
- 加湿器に自動で給水できる
- 吸引力が強い
- 本体サイズが大きい
- 水交換ステーションを設置できない場合もある
※提供: SwitchBot
レビュー用に製品の提供を受けていますが、メーカーに忖度しない筆者が感じたままのレビューです。
SwitchBot お掃除ロボット S10の概要をレビュー
実機レビューの前に「SwitchBot お掃除ロボット S10」の特徴、パッケージ内容とデザイン、他モデルとの比較を紹介していきます。
実機レビューがみたい方はこちらから飛ばし読みしてください。
特徴
- 洗濯機などに繋ぎ、給水から排水までを自動化
- モップのリアルタイム洗浄と熱風乾燥
- 全自動ゴミ収集
- 洗剤の自動投入
- AIカメラとLEDライトによる障害物回避
- 6500Paの強力吸引
最大の特徴は、小型の水交換ステーションを設置することで給水と排水が全自動であるところですね!
水道直結で給水と排水が全自動に!
また独自に開発したローラーモップを搭載し、水拭きしながらムモップ洗浄が可能です。
ハイエンドモデルのロボット掃除機では5000Pa前後が吸引力の目安ですが、本製品の吸引力は6500Paです。
SwitchBot お掃除ロボット S10は、吸引力の観点からみても高スペックなロボット掃除機に仕上がっています。
パッケージ内容とデザイン
SwitchBot お掃除ロボット S10の同梱品を並べてみました。
お掃除ロボットの本体は、直径365mm × 高さ115mmのサイズ感。
SwitchBotのロボット掃除機の中では、コンパクトなK10+やK10+ Pro Combo、一般的なサイズのS1 PlusやS1がラインナップしていますが、S10はこれらのモデルよりも若干大きめです。
本体の前方には無人運転技術のレーダーナビを搭載。
底面には独自開発された「床を傷つけにくいローラーモップ」と「髪の毛などが引っかかりにくい純ゴム製のメインブラシ」を採用しています。
ローラーモップには自社開発の「RinseSync™テクノロジー」が搭載されていて、水拭きとモップの洗浄を同時に行ってくれます。
常に綺麗なモップで水拭きできるので、汚れを拡散する心配がありません。
手を汚さず側面からモップを取り出せる仕様も珍しい。
ゴミをかき集めるためのサイドブラシは使い始める前に取り付けておきましょう。
他モデルとの比較
SwitchBotのロボット掃除機は、本稿でレビューする「SwitchBot お掃除ロボット S10」以外にも複数のモデルがラインナップしています。
各モデルの特徴についてまとめました。
- S10
- 水道管に繋いで給水・排水を自動化
- 吸引と水拭きを同時に施行
- モップの洗浄と乾燥を自動化
- 加湿器への給水が可能
- 90日間ゴミ捨て不要
- K10+/K10+ Pro
- 一般的なロボット掃除機より約50%コンパクト
- 小型だが高性能
- 吸引と水拭きを同時にできない
- 90日間ゴミ捨て不要
- Proは壁際や四隅に強く、衝突も少ない
- K10+Pro Combo
- K10+Proにスティック掃除機が追加
- ステーションがスティック掃除機の充電とゴミ収集も担う
- 90日間ゴミ捨て不要
- S1/S1 Plus
- 一般的なモデルでコスパも良い
- 吸引と水拭きを同時に施行
- 自動ゴミ収集が不要→S1
- 自動ゴミ収集が必要→S1 Plus (70日間ゴミ捨て不要)
K10+やK10+ Proシリーズは、日本の家庭を想定してコンパクトに設計されています。家具のすき間などの狭いスペースに強く、カバー範囲が広いのが特徴的です。
一方S1/S1 Plusは、一般的なモデル。両者の違いは自動ゴミ収集機能の有無ですね。
詳しい仕様は下記にまとめていますので、興味のある方はご覧ください。
SwitchBot ロボット掃除機の比較表
S1 | S1 Plus W | K10+ | K10+ Pro | S10 | |
---|---|---|---|---|---|
イメージ | |||||
サイズ | 直径340mm × 高さ95mm | 直径248mm × 高さ92mm | 直径36.5cm × 高さ11.5cm | ||
重量 | 約3.06kg | 約2.3kg | 約5.5kg | ||
段差 | 2cmまで乗り越え可能 | ||||
吸引力 | 2700Pa 4段階で調整 | 2500Pa 4段階で調整 | 3000Pa 4段階で調整 | 6500Pa | |
吸引 水拭き | 同時 or 吸引のみ | 別々に実施 | 同時 | ||
モップ | 専用モップ | 使い捨てシート | ローラモップ | ||
水タンク | あり | なし | あり | ||
静音性 | 59dB | 45dB | 64dB | ||
障害物 回避 | LDSレーダー | LDSレーダー PSD距離センサー | LDSレーダー | ||
ゴミ捨て | 20日/回 | 70日/回 | 90日/回 | 70日/回 | 90日/回 |
稼働時間 | 140分間 | 120分間 | 250分間 | ||
想定面積 | 2~3LDK/140㎡ | 2~3LDK/120㎡ | 3~5LDK/220㎡ | ||
定価 | ¥39,800 | ¥69,800 | ¥59,800 | ¥69,820 (K10+Pro) ¥99,800 (K10+Pro Combo) | ¥119,820 |
レビュー | こちら | こちら | こちら | こちら | 本記事 |
本記事でレビューしている「SwitchBot お掃除ロボット S10」はハイエンドモデルに属するので、コスパ重視の方は別モデルを検討しても良いと思います。
SwitchBot お掃除ロボット S10の使い方
SwitchBotは自宅に工事不要で跡付けできる製品をリリースするスマートホームブランド。
「SwitchBot お掃除ロボット S10」もスマホや声で操作できるスマートホーム製品のひとつです。
「スマートホーム」と聞くと難しそうに感じますが、使ってみると意外とカンタンなので、使い方や設定方法について要点を絞って解説していきます。
ゴミ収集ステーションは左右に50cm、前方に1mのゆとりを持って配置します。
水交換ステーションは公式ホームページを参考に洗濯機に設置していきます。
洗濯機に配置できないご家庭では、別売りの外付け水タンクを設置します。
SwitchBot製品は専用のアプリで管理/操作していきます。初めてSwitchBot製品を使う方は、アプリをインストールしてユーザー登録をしておきましょう。
すでにSwitchBot製品を使っている方は、STEP 3に進んでください。
アプリのホーム画面から+
→デバイスの追加
へと進み、お掃除ロボットS10
を選びます。
アプリの指示に従って、ロボット掃除機の本体とアプリをペアリングします。
ロボット掃除機をWi-Fiに接続して、デバイスの名前と設置する部屋を選んでペアリング完了です。
アプリから指示を出すと、ロボット掃除機がフロアを周回してマップの作成を始めます。
完成したマップに水交換ステーションの位置を追加して、ロボット掃除機とペアリングすれば設定完了。
フロアの清掃を終えると、さらに正確なマップができてきます。
その後、部屋を区切ったり、立ち入り禁止エリアを設定したりしてマップを完成させましょう。
- 立ち入り禁止エリアの設定
- 水拭き禁止エリアの設定
- 部屋の分割や統合、区切りの変更
- 部屋に名前をつける
- マップの向きの変更
部屋やエリアを指定して部分的に清掃することも可能!
SwitchBot お掃除ロボット S10の使用感をレビュー
実際にSwitchBot お掃除ロボット S10をしばらく使ってみた印象をまとめてみました。
上記の3点を中心にSwitchBot お掃除ロボット S10をレビューしていきます。
ゴミ収集と水交換が自動
ステーションが自動でゴミを回収してくれるので、ゴミ捨ては90日間に1回だけ。
普通のロボット掃除機ならゴミ収集の自動化で終わるところですが、お掃除ロボット S10では水交換まで自動。
水交換を自動化するために洗濯機の排水・給水機能を利用しているのは見事と言うしかないですよね。
障害物をしっかり回避
SwitchBotのロボット掃除機は、どのモデルも空間を把握する力に長けている印象。
無造作に置かれた人形などの障害物をスムーズに回避してくれるので、小さなお子さんがいる家庭でも安心です。
加湿器への給水に対応
最も驚かされたのは、水交換ステーションで補充した水をSwitchBotの加湿器に給水できること。
SwitchBot 加湿器 Plusは、気化式なのに意外とパワフルで我が家でも重宝しています。
SwitchBot お掃除ロボット S10の気になる点
使っていて2点だけ気になる点がありましたので、詳しく共有しておきます。
1点目は本体の高さが10cmを超えていて、ソファやベッドの下に入り込めないこと。
日本のロボット掃除機は、ソファやベッドの下に入り込むために、高さが100mm以内になるように設計されていることが多いです。
SwitchBot お掃除ロボット S10は高さが115mmあるので、ソファは家具の下に入れない可能性があります。
2点目は水交換ステーションを設置できない場合があること。
我が家では洗濯機がない2階で本製品を使っているので、外付け水タンクを配置しています。
タンクの水交換が必要になりますが、それ以外のデメリットはありません。
SwitchBot お掃除ロボット S10 レビューのまとめ
この記事ではゴミ収集、モップの洗浄、水交換が全自動のお掃除ロボット S10をレビューしてきました。
記事の最後に本製品のメリットやデメリットを振り返っておきます。
- 給水や排水が自動
- ゴミ収集が自動
- 90日間ゴミ捨て不要
- モップの洗浄、乾燥が自動
- 吸引力が強い
- 加湿器に給水できる
- サイズが若干大きい
- 水交換ステーションを配置できない場合がある
水交換ステーションを配置できない場合でも、外付け水タンクのオプションがあるのは助かります。
SwitchBotのロボット掃除機はラインナップが豊富なので、本製品ほどの高スペックが不要な方も気に入るモデルが見つかるでしょう。
最後まで読み進めていただき、ありがとうございました。
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