スマートホームに対応した家電は、スマート家電(もしくはIoT家電)と呼ばれています。
Wi-FiやBluetoothなどの無線通信を介してスマートフォンから操作できる点は、スマート家電における最大の特徴です。
「スマートホーム」や「スマート家電」と聞いて、「なんだか難しそう」と感じる方も多いでしょう。
しかしスマートホーム業界が急速に発展した背景もあって、現在では意外と簡単にスマートホームを構築できる時代になりました。
中でもSwitchBot(スイッチボット)は、工事不要で後付けできるIoT製品を豊富にリリースする大手のスマートホームメーカーです。
SwitchBotの豊富なラインナップの右に出るメーカーはなく、現時点では業界1強といっても良いでしょう。
そこで本稿では、SwitchBotのスマート家電「SwitchBot テープライト」について解説/レビューしていきます。
- 好きな場所に貼るだけ
- カラーが豊富
- 無段階の調光
- センサーとの連携が便利すぎる
- 細かく設定できるオートメーション
- ミュージック連動・シーン機能の実用性が△
- リモコンが安っぽい
メーカーより製品提供を受けています。金銭等の提供はなく、筆者が感じたままの自由レビューです。
SwitchBot テープライトの特徴や仕様
こちらが筆者の手元に届いた「SwitchBot. テープライト」の外箱。
早速開封して本体の特徴や仕様をチェックしていきます。
パッケージ内容
- テープライト(5m)× 1
- コントローラー × 1
- 電源アダプタ × 1
- リモコン × 1
- 固定用パーツ × 6
- 取扱説明書 × 1
※取扱説明書は、Webからダウンロードできます。
僕はコントローラーやリモコンで操作することがなく、スマートフォンのみで操作しています。
テープライトへの電源供給は、「テープライト→コントローラー→電源アダプタ」の順に繋がないといけないのが気になりますね。
筆者のようにスマートフォンのみで操作するユーザーは一定数いるだろうし、テープライトから直接電源アダプタに接続できるようになれば良いのになー。
テープライトは5mだが、途中で切っても良い
「SwitchBot テープライト」は5mありますが、途中で切ることができます。
ハサミマークに合わせて切るだけで、貼り付け場所にあった長さにカットできるので便利ですね。
ハブ不要でWi-Fiに接続
スマート家電なので、ハブなしで直接WiFiに繋ぐことができ、外出先からの遠隔操作にも対応しています。
スケジュール設定による自動化も可能で、他のスイッチボットシリーズと連携しなくても、テープライトだけで十分便利に使えます。
ハブ2やハブミニの購入が必須じゃないので、スマートホームの構築をテープライトから始めることも可能でしょう。
詳しい仕様はこちら
項目 | 仕様 |
---|---|
製品名 | SwitchBotテープライト |
型番 | W1701100 |
長さ | 5m |
Bluetooth | 見通し最大80〜120m |
赤外線 | 6m |
電球 | LED |
光色 | RGB |
LED数量 | 150pcs |
定格入力電圧 | 100-240V ac 50/60Hz |
定格出力 | 15W |
製品寿命 | 約25,000時間 |
SwitchBot テープライトの使用感レビュー
実際に筆者が本製品を使って分かったことをまとめてみました。
- 好きな場所に貼るだけ
- カラーが豊富(1600万色)
- 0〜100%までの調光
- 開閉センサー/人感センサーとの連携が便利
- オートメーションを細かく設定できる
- ミュージック連動やシーン機能の実用性は△
- リモコンが安っぽい
上記の項目を中心に「SwitchBot テープライト」の使用感をレビューしていきます。
メリット 1:好きな場所に貼るだけ
コンセントさえあれば、好きな場所に貼るだけで使えます。
綺麗に剥がせる3Mシールでの貼り付けなので、家具や壁を汚す心配も少ないのが特徴的です。
メリット 2:カラーが豊富!驚異の1,600万色
最大の特徴は、再現できるカラーが非常に豊富なところ。
同系色だけでも何種類もあって、理想に近い色味を実現できます。
スイッチボットアプリでは細かくカラーの設定ができて、合計1600万色を再現できるみたいです。
某芸能人も「白って200色あんねん」って言ってたよね。笑
メリット 3:0〜100%までの無段階調光
テープライトの明るさは、0〜100%までの範囲で無段階の調整が可能。
階段下に設置したテープライトでは、70%ほどの明るさで十分で、100%だと明るすぎるように感じます。
一方、ベッドの下に設置したテープライトでは、明るさ100%でベッド上までほんのり明るくなって重宝しています。
子供の睡眠を妨げない明るさがお気に入り!
メリット 4:開閉センサー/人感センサーが便利
SwitchBotの開閉センサーや人感センサーを使ってオートメーションを作成することで、テープライトの点灯を自動化できます。
ざっくり言うと「ドアが開く→テープライトが光る」みたいな感じです。
開閉センサーは動体検知もできるので、ドアが開いた際にユーザーが入室したのか退室したのかを判別できるのが優秀なポイントです。
一方、人感センサーは動体を検知することしかできませんが、どこにでも配置できるのが魅力ですね。
我が家では寝室のドアに開閉センサー、階段に人感センサーを設置して2本のテープライトを自動化しています。
電池で動くからコードレスだよ!
メリット 5:オートメーションを細かく設定できる
開閉センサー/人感センサーと連動したオートメーションの設定は、細かくカスタマイズすることができます。
我が家における開閉センサーと人感センサーの位置、テープライトが点灯するタイミングをまとました。
寝室から出る or 階段を通る→廊下のテープライトが点灯
さらにテープライトが点灯する時間帯、消灯するまでの時間など、より細かく設定することもできます。
参考までに我が家の設定内容をまとめておいたので、ご覧くださいませ。
項目 | 寝室のテープライト | 廊下のテープライト |
---|---|---|
有効時間 | 20時〜6時 | 20時〜6時 |
条件 | 寝室への入室 | 寝室からの退室 階段を通った時 |
点灯パターン | フェードイン5秒 5秒かけて点灯 | フェードイン5秒 5秒かけて点灯 |
明るさ | 100% | 70% |
カラー | オレンジ | オレンジ |
点灯時間 | 2分間 | 30秒間 |
消灯パターン | フェードアウト15秒 15秒かけて消灯 | フェードアウト5秒 5秒かけて消灯 |
実際の設定画面はこんな感じ。
特にゆっくり点灯してゆっくり消える(フェードイン/フェードアウト)設定は、寝室の子供が起きてしまうのを防いでくれるので、僕自身とても重宝している設定です。
デメリット 1:ミュージック連動やシーン機能の実用性は△
SwitchBot テープライトは単純に光るだけでなく、音楽に合わせて光る「ミュージックモード」や設定に応じてカラーが変化する「シーンモード」が搭載されています。
しかし実際に使ってみると、「ミュージックモード」は、音楽との連動性がいまひとつでした。
テープライトの点灯色が自動で変化していくシーンモードは、とにかく派手で使うタイミングがわかりません。
自宅にクラブのような環境を作りたい方やイルミネーションを楽しみたい方には向いてそうですが、一般的には不要でしょう。
子供受けがめちゃくちゃ良くて、遊びレベルで使ってます!
デメリット 2:リモコンが安っぽい
これはテープライトあるあるで、どこのメーカーもこんな感じのリモコンを採用しています。
そもそもスマホ操作が軸になるスイッチボットを選ぶ方にとって、リモコンの操作性の重要度は低いでしょう。
個人的にもリモコンを使うことはほぼなく、安っぽさが目立っても特に気になりません。
スマート家電「SwitchBotテープライト」のレビューまとめ
本稿ではスマートホームメーカー「スイッチボット」のテープライトについて、レビュー/解説してきました。
改めて本製品のメリットやデメリットを振り返っておきます。
- 好きな場所に貼るだけ
- カラーが豊富
- 無段階の調光機能
- センサーとの連携が便利
- 細かな設定ができるオートメーション
筆者のように実用的な使い方だけでなく、多彩なカラーでパーティー気分を演出することも可能。
コスパも優れており、スマート家電として汎用性が高いアイテムでだと感じました。
本製品の使用感に関する質問や記事への感想がある方は、ぜひコメント欄にてお知らせください。
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本製品以外にも数多くのIoTデバイスを導入して、快適なスマートホーム環境を構築しています。
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