THE ERGORISM PRO レビュー | 機能性とシンプルデザインを両立したCASEFINITEのワークチェア

THE ERGORISM PROをレビュー

本稿ではErgofiniteワークチェアTHE ERGORISM PRO』をレビューしていきます。THE ERGORISM PROは、「THINK SIMPLE, CREATE SIMPLE(シンプルを創る)」のコンセプトのもとに、無駄を削ぎ落としてシンプルを追求するための試行錯誤を重ねて誕生しました。

ミニマルなスマホケースでもお馴染みなCASEFINITEが展開するインテリアブランドのワークチェアなので、「シンプルかつ美しいデザインと優れた機能性を両立」しているのが特徴的です。

THE ERGORISM PRO
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 組み立て不要
  • オシャレすぎるデザイン
  • カスタマイズ性能が高い
  • 様々な座り方ができる
  • 30日間の体験期間
デメリット
  • 梱包サイズが大きい
  • リクライニングが4段階
  • フットレストは非搭載

購入先は公式ホームページのみ。

メーカーからレビュー用サンプルの提供を受けていますが、金銭等の提供や記事の内容への指摘はありません。メーカーへの忖度はなく、筆者が感じたままのレビューになります。

デスクアイテムを語る上で外せないアイテムなだけに、筆者もレビューに熱が入ります!

THE ERGORISM PROの特徴

Ergofiniteのワークチェア「THE ERGORISM PRO」の特徴を下記にまとめました。

最近は10万円を超える高性能なワークチェアが目立つだけに、これだけの機能を備えていて10万円を切る価格が設定されています。予算10万円で検討している方にはちょうど良い価格帯でしょう。

  • クラシックブラック / グレーホワイトの2色展開
  • 人間工学に基づいて設計
  • 組み立てられた「完成品」で配送
  • ファブリック(座面)とメッシュ(背面)のハイブリッド仕様
  • 133度までの4段階のリクライニング調整
  • 前後左右に調整できる4Dアームレスト
  • 取り外しできる3Dヘッドレスト
  • 独立した可動式ランバーサポート
  • 身体の動き方に合わせるスイング機能
  • 座面の奥行き調整が可能
  • 10万円以下(税込 98,999円)

カラーはクラシックブラックとグレーホワイトの2カラー。両カラーともにキャスターから座面、背面、ヘッドレストまでカラーが統一されていて、デザインとして完成されています。筆者はリビングのワークスペースで「かなでもの THE TABLE / ラバーウッド ナチュラル × Black Steel」と一緒に使うために、よりナチュラルカラーのグレーホワイトを選びました。

THE ERGORISM PROのイメージ
出典:Ergofinite

ワークチェアにありがちな「ゴツさ」がないのがGood!!

THE ERGORISM PROの良いところ(メリット)

THE ERGORISM PROの使用シーン

いくらスペックをみて気に入っても「座ってみないとわからない」のがワークチェアです。そこで実際に筆者が『THE ERGORISM PRO』を1ヶ月ほど使ってみて感じた良いところをまとめました。

上記5つのメリットについて詳しく紹介していきます。

組み立て不要の「完成品」が到着!

『THE ERGORISM PRO』は、メーカーで組み立てられた “完成品” がユーザーの手元に届くので、受け取ったらすぐに使い始めることが可能。

完成品で到着するTHE ERGORISM PRO

“幅 75cm × 奥行 69cm × 高さ 105cm” の超巨大ダンボールで梱包されています。ダンボールが大きすぎるので、このまま玄関で開封していきます。

THE ERGORISM PROの外箱

こちらが開封した様子。組み立てられた本体とヘッドレストの入ったダンボールが同梱されていました。ヘッドレストだけはユーザーの手で組み立てる必要があるようです。

THE ERGORISM PROを開封

梱包材を片付け、『THE ERGORISM PRO』を部屋まで運びました。全体的なカラーの統一感があってとてもオシャレな外観です。

THE ERGORISM PROを開封

付属のヘッドレストを取り付けてみました。取り付ける時は結構な力が必要だったので、力を入れすぎて怪我をしないように注意しましょう。

THE ERGORISM PROのヘッドレストを取り付け

メーカーに問い合わせたところ、ヘッドレストの仕様上ある程度の負荷がかかる前提になっているので、硬さがある点については致し方ないようです。そもそもヘッドレストはオプション対応のメーカーもあるので、標準仕様なのは嬉しいポイント!

ナチュラルで統一感があるデザインがおしゃれ

ホワイトとグレーの2色で大部分を占めるグレーホワイトは、ワークチェアにありがちな “ゴツさ” がなく、ナチュラルな印象を抱きます。全面メッシュのワークチェアは安っぽく見えがちですが、座面にファブリックを採用することで高級感が滲み出ています。

背面のメッシュと座面のファブリックもカラーが統一されていて、素材が違っても統一感があります。

THE ERGORISM PROの座面

キャスターのカラーまで統一されているので、チェア全体がよりシンプルに映ります。

キャスターカラーもホワイトで統一
キャスターがグレーなのは嬉しい!

オシャレでデザインの良さが光るので、リビングに置ける「ナチュラルかつ高性能なチェア」を探していた筆者にはピッタリすぎるワークチェア。実際にリビングにもばっちり馴染んでいるし、筆者も妻もとても重宝しています。

リビングに合うワークチェア「THE ERGORISM PRO」
リビングに設置した「THE ERGORISM PRO」

ナチュラルで重厚感がないデザインがGood!女性にもオススメの1脚です。

カスタマイズ性が高い

『THE ERGORISM PRO』は、4Dアームレストや3Dヘッドレスト、独立したランバーサポートなどを採用し、ユーザー好みにチェアを調整できます。カスタマイズ性能が高いので、多くのユーザーにフィットしやすいのが特徴的です。

4Dアームレストによる調整機能

アームレストは驚きの4D構造となっていて、高さ・角度・左右に加えて前後にも自由に調整できます。今まで多くのワークチェアに座ってきましたが、『THE ERGORISM PRO』は最も自由度が高いですね。

4cmの前後移動もできるよ〜!

3Dヘッドレストによる調整機能

ヘッドレストは高さの調整に加えて、ふたつのヒンジで位置を調整できる3Dヘッドレストが採用されています。これだけ高性能なヘッドレストが “標準装備” なのは、非常に贅沢だと思います。

普段ヘッドレストをあまり使わない筆者ですが、好みの位置に移動することで病みつきになっています!

可動式ランバーサポート

座ったまま引き出すだけで、腰への負担を減らすランバーサポートの位置を調整できます。

ランバーサポートの調整
ランバーサポートの調整

斜めに振り返れる画期的なスイング機能も搭載しています。正直、身体ごと回しちゃうので斜めに振り返ることはあまりないけど、だらけて姿勢を崩した際にチェアがついてきてくれるのは嬉しい。

斜めに振り返るスイング機能
斜め後ろに振り返れる「スイング機能」

シートの奥行も調整できる!

55cmの範囲でシートの奥行きを調整できます。体格にあわせて太ももを圧迫しない姿勢を作れることが可能。体格の違う筆者と妻が違和感なく使えているところも、この辺の機能が効いているんでしょう。

色んな座り方ができて、座り心地も最高!

前述したカスタマイズ性能が高いことから、ユーザーの座り方にあった使い方ができるのが魅力的。前屈みになると首・肩・腰に負担がかかるのは言うまでもないので、筆者は卓上傾斜台の「ANGLE 10」を使って後傾気味の姿勢で作業しています。

なので筆者はランバーサポートを前に出さずに、リクライニングを1段階たおし、シートを1段階前に出して使っています。

後傾位でTHE ERGORISM PROを使う
背もたれにもたれた作業姿勢

とはいっても前屈みの姿勢は、身体に負荷がかかりますが集中もしやすいですよね。ランバーサポートを前に出せば、前屈みになりつつ腰を支えてくれます。

前屈みでTHE ERGORISM PROを使う
前屈みでの作業

普段アームレストを使わない筆者ですが、デスクの高さに合わせて使えば負担が軽減されて良いなと感じました。

THE ERGORISM PROのアームサポートを使う
アームサポートを使う

133度までリクライニングできるので、作業に疲れてゆったりするときにも最適です。

リクライニングでまったり

常に身体にフィットしてくれる感じが最高!

30日間の体験期間がある

THE ERGORISM PROは30日の無料体験期間がある
出典:Ergofinite

『THE ERGORISM PRO』には30日間の体験期間が設定されています。どれだけスペック表をみても「座ってみないと分からない」のがワークチェアなので、身体に合わない場合に返品/返金してもらえるのは助かりますよね。

1点につき返品手数料が1万円かかりるので、興味本位で試すのはやめましょう。

THE ERGORISM PROの悪いところ(デメリット)

ここまで良いとこばかりの『THE ERGORISM PRO』ですが、実際に筆者が感じた悪いところデメリット)をまとめてみました。

THE ERGORISM PROのデメリット
  • 巨大な梱包で家に入らない場合も
  • リクライニングが4段階のみ
  • フットレストは未搭載

上記2点のデメリットについて詳しく解説していきますね。

巨大な梱包で家に入らない場合も

組み立て不要の “完成品” を配送してくれる一方、代償として梱包サイズが巨大化しています。幅 75cm × 奥行 69cm × 高さ 105cmの梱包サイズなので、玄関の幅によっては入らないこともあります。

玄関の外で開封したとしても、本体が部屋のドアを突破できないこともあるので、購入前に玄関やドアの幅を測っておきましょう!

僕も玄関で開封しました!笑

リクライニングが4段階のみ

リクライニングの角度や調整位置は、メーカーによって微妙に変わってきます。『THE ERGORISM PRO』のリクライニング機能は、90°・103°・113°・133°の4段階。ちなみに最近SNSで話題の「COFO Chair Premium」は、125°までの無段階、「GrowSpica Pro」は135°までの4段階でリクライニングを調整できます。

なので一概に『THE ERGORISM PRO』が悪いとは言えませんが、135°までの無段階だったら完璧だと思います。

フットレストは未搭載

最近は足を伸ばせる折りたたみ式のフットレストを搭載したワークチェアもありますが、『THE ERGORISM PRO』には未搭載となっています。しかしフットレストは “あれば良い” というワケでもないんですよね。

もしフットレストを『THE ERGORISM PRO』に搭載したら、シンプルかつナチュラルなデザイン性を犠牲にしかねません。シンプルを追求することがコンセプトであるCASEFINITE(Ergofinite)なので、あえてフットレストを搭載しなかったのでしょう。

無理にフットレストを搭載してデザインを損ねるのは避けたい

まとめ:オシャレすぎる高性能ワークチェア

統一感がでるTHE ERGORISM PRO

オシャレすぎるデザインが最高なErgofiniteのワークチェア『THE ERGORISM PRO』をレビューしてきました。

◎良いところ
  • 組み立て不要
  • オシャレすぎるデザイン
  • カスタマイズ性能が高い
  • 色んな座り方に対応
  • 体験期間あり
△気になるところ
  • 梱包サイズが大きく、部屋に入らない可能性がある
  • リクライニングが4段階
  • フットレストは非搭載

予算10万円でオシャレかつ高性能なワークチェアを探している方にはピッタリでしょう。筆者のようにリビングにおきたい方にもおすすめですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

購入先は公式ホームページのみ。

THE ERGORISM PROをレビュー

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

記事をシェアする
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする