ー PCスタンドは、もう貼り付けなくていい。
PCにスタンドを貼り付けた跡が残るのは、決してスマートではない。
「貼り付けたくない、でもPCには傾斜をつけたい!」
MOFT 非粘着多機能スタンドなら、こんな都合の良い選択肢を与えてくれる。
実際に僕が1ヶ月ほどみっちり使ってみたところ、どの端末にも自然と馴染む“柔軟さ”を感じた。
貼らないことで生まれる自由は、作業の幅を広げてくれる。
この記事では、そんな「MOFT 非粘着多機能スタンド」の魅力を徹底的にレビューしていく。

- 貼らないけど安定する
- MacBookだけでなく、iPadやiPhoneでも活用できる
- iPadのMagic Keyboardにも対応
- 読書でも重宝する
- 使うたびに設置しなければいけない
- PC専用の別モデルの方が軽くてコンパクト

※提供: MOFT
レビュー用に製品の提供を受けていますが、メーカーに忖度しない筆者が感じたままのレビューです。
MOFT PCスタンドの種類と特徴

MOFTは、スマホスタンドなどのMagSafeアクセサリーで有名なメーカーだが、PCスタンドでも一定のシェアを獲得している。
まずはMOFTのPCスタンドの種類とスペックについて紹介する。
MOFT PCスタンドのスペックを比較
現時点で発売されているMOFTのPCスタンドの比較表がこちら。
非粘着多機能 スタンド | 超薄型ノートパソコンスタンド | Cooling Stand | 多機能 キャリーケース | |||
粘着タイプ | Airflow | 非粘着タイプ | ||||
イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
特徴 | 通気口がアップデートされた最新モデル | 通気口でPCの過熱を防ぐ | 底面に排気口があるWindowsPCに対応 | 貼り付け不要。PC以外にも使える | PCを効率よく冷却 | ケース × PCスタンド |
サイズ | 横: 250 mm 縦: 180 mm 厚さ: 4.1 mm | 横: 224 mm 縦: 170 mm 厚さ: 2.5 mm | 横: 224 mm 縦: 135 mm 厚さ: 2.5 mm | 横: 250 mm 縦: 180 mm 厚さ: 4 mm | 横: 224 mm 縦: 170 mm 厚さ: 3.1 mm | 横: 360 mm 縦: 255 mm 厚さ: 7 mm |
重さ | 約 192 g | 約 89 g | 約 65 g | 約 160 g | 約 92 g | 約 315 g |
PCへの貼り付け | 不要 | 必要 | 必要 | 不要 | 必要 | 不要 |
想定端末 | PC、タブレット、本など | PC専用 | PC専用 | PC専用 | PC専用 | PC専用 |
傾斜 | 15° (5cm) 25° (8cm) | 15° (5cm) 25° (8cm) | 15° (5cm) 25° (8cm) | 15° (5cm) 25° (8cm) | 15° (5cm) 25° (8cm) | 5cm/7.5cm |
定価 | ¥3,980 | ¥3,580 | ¥2,880 | ¥3,580 | ¥5,600 | ¥8,480 |
全部で6種類のPCスタンドがリリースされている。
中でも個人的にオススメしたいのが下記のモデルたち。
- 超薄型ノートパソコンスタンド
- MacBookなら粘着タイプ
- 底面に排気口があるWindows PCならAirflow
- 多機能キャリーケース
- スリーブケースとPCスタンドの2-in-1仕様
- 非粘着多機能スタンド→本記事でレビュー
- ノートPC、タブレット、スマホなど幅広いデバイスに対応
- 貼り付け不要
非多機能スタンドのレビューの前に、その他の2モデルの特徴について解説しておく。
超薄型ノートパソコンスタンド (粘着タイプ) が王道モデル
MOFTのPCスタンドといえば、「超薄型ノートパソコンスタンド (粘着タイプ)」が王道だろう。
薄くて軽く、貼り直しもできる。よりコンパクトなAirflowタイプもでたので、幅広いPCに対応できて、価格も安い。

筐体への貼り付けが必要だが、貼り直しができるため、PCを買い替えてもスタンドは使い続けられる。

「とりあえずPCスタンドを試したい!」という方にはぴったりなモデルだと思う。

粘着が不要なモデルはこちら

超薄型ノートパソコンスタンド (非粘着タイプ) と本記事でレビューしている「非粘着多機能スタンド」の価格差は400円程度。しかしこの両者には安定性、素材、通気性、対応デバイスなどの価格差を超える性能差がある。購入するなら、素材やサイズ感、通気性がアップグレードされた「非粘着多機能スタンド」のほうが汎用性が高くておすすめだと思う。
多機能キャリーケース: PCスタンド×ケースの1台2役!
最近この超薄型ノートパソコンスタンドより人気を集めているのが、「多機能キャリーケース」だ。
PCを守るスリーブケースでありながら、スタンドとしても機能する優れモノ。筐体にPCスタンドを貼り付ける必要がないのもメリットである。

他モデルと同じように2つの角度でMacBookに傾斜をつけることができる。
高さは5cmと7.5cmの2パターン。
高さ5cmでは、タイピングに適した傾斜になっている。


7.5cmではだいぶ傾斜がつき、Webミーティングやコンテンツの閲覧などに適してる。


自宅だけでなく、外出先でも作業する方には「多機能キャリーケース」も選択肢となるだろう。

非粘着多機能スタンド: PC以外にも対応する貼り付け不要のスタンド
このようにMOFTのPCスタンドは種類が豊富で、選ぶ側が迷うこともあるだろう。
複数モデルで迷っている方にこそ、僕は新たに発売された「非粘着多機能スタンド」を推したい。

筐体に貼り付ける必要がなく、前述した王道の超薄型ノートパソコンスタンドより若干大きめに設計されている。

このサイズアップのおかげで、PCに限らずiPadや読書、スマホなどの幅広いデバイスに対応できるようになっている。
各モデルの比較はここまでにして、ここからは「非粘着多機能スタンド」について詳しくレビューしていく。

MOFT 非粘着多機能スタンドの概要

MOFT 非粘着多機能スタンドは、MacBookやiPad、iPhoneなど、様々なデバイスの角度を調整できるスタンドである。
スペックは下記の通り。
サイズ | 250 × 180 × 4.1 mm |
重さ | 約 192 g |
耐荷重 | 12 kg |
傾斜角度 | 15° (テキスト入力等) 25° (コンテンツ閲覧等) |
素材 | MOVASTMレザー |
デザインと重さ
本体はこんな感じ。MOFTのiPhoneケースやスマホスタンドと同じで、メーカー独自のレザーでできている。

スタンドの接地面には通気口があり、デバイスの排熱を妨げない設計になっている。

中央下部には、スタンドを広げやすいように指をかけるための凹みがある。

厚さはたったの4.1mmしかなくて、PCと一緒に持ち運んでも苦にならない。

重さはカタログ値通りで、実測192gだった。

15度/25度の傾斜がつけられる
スタンドを広げれば、デバイスに15度もしくは25度の傾斜をつけられる。


スタンドを広げた様子を後ろから見るとこんな感じ。折り曲げる部位を変えることで、角度を調整する仕組みだ。


スタンドの上にMacBookを置いているだけなので、手前にズレることを危惧していたが、いらない心配であった。


15度と25度の2つの傾斜を使い分けられるのは、MOFTの他モデルのPCスタンドと同じ。



PCが手前に滑り落ちることもなかったです!
MOFT 非粘着多機能スタンドの使用感をレビュー


実際に1ヶ月ほど使ってみると、見た目以上に汎用性が高く、どんなシーンでも自然と手に取ってしまう存在になった。
ここでは、MacBookやiPad、読書やスマホなど、実際の使用シーンごとにその使用感を紹介していく。
タイピングしても安定している
初めて手に取ったとき、非粘着という言葉から「簡単に滑ってしまうのでは?」と身構えていた。
でも、MacBook Airをのせてタイピングを始めた瞬間、すぐにその心配は消えてくれた。


これを使ってしまうと、「もうスタンドは貼り付けなくていいじゃん!」と思ってしまう。
MacBookの位置がズレるどころか、タイピングしていてもほとんどたわまない。
正直、粘着タイプのPCスタンドを超えるほどの安定感だと思う。
読書本や参考書などに角度をつけられる


最近、紙の本を読むことが少し増えた。
とはいえ、平らなデスクに置くと、どうしても首が前に落ちてきて、長く読むと疲れてしまう。
このスタンドを試しに使ってみたところ、15度の傾斜がちょうどよかった。
文庫本も参考書も、目線が自然と前を向き、姿勢が整う。
読書に“ラクさ”を感じたのは久しぶりだった。
iPadスタンドとしても優秀!Magic Keyboardにも対応!
タブレットを立てかけるスタンドは世の中に数多くあるが、MOFT 非粘着多機能スタンドは“角度”と“安定感”のバランスが絶妙だと感じた。


Magic Keyboardを使っても、もちろん安定性に問題はなかった。


読み、書き、タイピングとどの用途でもストレスなく使えるiPadスタンドは、そうそうない気がする。
iPhoneやiPadの定位置となるスマートデスクマットとしても活躍
使わないときも、しまっておく必要はない。
MOFT 非粘着多機能スタンドは、広げておくだけでiPhoneやiPadの”定位置”になってくれる。




デバイスに角度をつけて固定してくれるので、画面がみやすく手にもとりやすい。
スタンドというよりも、ミニマルな作業ベースといって良いだろう。
遠目でみると、不思議と空間が引き締まって見えるのは気のせいだろうか。


外に持ち出す前提だったが、気づけば書斎のデスクが定位置になっていた。
MacBookやiPadのMagic Keyboardは、置く場所に注意が必要
なんとなく置いてもタイピング中にブレることはなかったが、MacBookの上端(ヒンジ側)とスタンドの上端を揃えるように設置すると、画面を開くときの安定感が格段に増す。


これはiPad AirとMagic Keyboardを使うときも同じ。シルバーのヒンジ部分をしっかり支えるようにして置くと、iPadが後ろに倒れることなく、安定して支えてくれる。


しっかり置いてしまえば、使用中もズレることはないので、ぜひ試してみてください。
MOFT 非粘着多機能スタンドがオススメな方とそうでない方
MOFT 非粘着多機能スタンドは、その名のとおり“多機能”だからこそ、使用スタイルとの相性が分かれるアイテムでもある。
そこで実際に使ってみて、本製品がオススメな方と向かない方をまとめた。
こんな方にはオススメ!
- MacBookやiPadなど複数のデバイスで使いたい方
- 外出先でも使いたい方
- デスクでiPhoneやiPadの定位置を作りたい方
- 読書やiPadの手書きでも使いたい方
- スタンドを直接貼り付けたくない方
複数端末にまたがる日常を過ごす人にとって、非粘着多機能スタンドは、簡単に“作業の快適さ”を整えてくれる。
まさにモバイルワークと相性の良いアイテムだと思う。
こんな方には向かないかも
- スタンドは貼り付けたまま使いたい方
- 使用時に毎回スタンドを広げて設置するため、すぐ作業を始めたい人には手間に感じることも。
- PC専用として軽さ・コンパクトさを最優先したい方
- より薄く軽いモデルの方が合っている場合もある。
1つの端末に特化して、できるだけ手間なく作業したい方には、粘着タイプやPC専用の軽量モデルの方がフィットしやすいかもしれない。
この辺の用途に応じて選べるラインナップを手広く展開しているMOFTは、やはり流石だなと思う。
デスク全体に傾斜をつけたい方は、僕も愛用している卓上傾斜台のANGLE 10も検討すると良いだろう。
MOFT 非粘着多機能スタンド レビューのまとめ、メリットとデメリット


MOFTの「非粘着多機能スタンド」をレビューしてきた。
MacBookにも、iPadにも、本にも――。
ひとつのスタンドで、これほど多くの使い方ができるのは頼もしかった。
- デバイスに貼り付ける必要がない
- PCだけでなく、iPadやiPhoneの定位置としても活躍
- iPad用スタンドとしても優秀
- iPadのMagic Keyboardにも対応
- 読書にも使える
- 使うたびに設置するのが面倒
- PC専用の別モデルのほうが軽くてコンパクト
貼り付けないからこそ、デバイスも使い方も選ばない。従来のPCスタンドより汎用性が高いアイテムに仕上がっていると思う。
最後まで読み進めていただき、ありがとうございました。


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