FlexiSpotを二年使ったステマなしのガチレビュー | 昇降範囲が広い電動昇降デスクE8を長期間使ってわかった使用感

flexispotの電動昇降デスクを長期レビュー

本記事は電動昇降式デスク『FlexiSpot E8』のレビュー記事です。メーカーより製品を提供いただき、筆者が使ってみた印象をもとに記事を執筆しています。金銭等の提供はなく、筆者が感じたままのレビューとなります。

このWebサイトで記事を執筆するようになり、早くも2年が経ちました。

快適さと効率を両立するために、作業しやすいデスク環境を作ることを意識してきました。

デスクワークで最も問題になるのが、座りっぱなしによる首・肩・腰などの痛みですよね。

座りっぱなしを予防するために、ここ数年で話題となっているのが「スタンディングデスク」です。

立って作業する選択肢
立って作業するという選択肢

自動で上下に動く高性能なデスクなので、「健康には良さそうだけど、お高いんでしょう?」と感じる方も多いでしょう。

普通は電動昇降デスクって高いんですよ。そう、普通はね。

みなさんが考えるとおり電動昇降デスクの価格相場は、一般的に10万円から20万円とかなり高額です。

価格破壊を引き起こす『FlexiSpot』
3万円台から購入できる電動昇降デスク

この業界に価格破壊を起こしているのが、本記事でレビューする『FlexiSpot』のデスク。

『FlexiSpot』の電動昇降デスクなら、ハイエンドモデルを一般的な相場の価格以下で購入できてしまいます。

そんなコスパが良すぎる『FlexiSpot』の電動昇降デスクを筆者は約2年間使ってきたので、長期レビューを執筆していきます。

FlexiSpot E8
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 集中力が長続きする
  • 座りっぱなしを防止、腰痛軽減
  • ボタンひとつで高さを調整
  • 昇降範囲が広い
  • 5年の保証期間
  • コスパが良い
デメリット
  • 本体が重くて移動や組み立てが大変
  • 配線や障害物に注意が必要
  • 引き出しがない
FLEXISPOT
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「ステマだ!」、「怪しい」は勘違い。FlexiSpotは信頼できるデスクブランド

2021年以降、SNSでよく見かけるようになった『FlexiSpot』の電動昇降デスク。

あまりにも多くのYouTuberやブロガーが使っていることから、「ステマだ!」とか「怪しい」といった投稿も見かけるようになりました。

2021年7月にそんな『FlexiSpot』から初めて僕のTwitter(@Number84M)にDMが来ました。

弊社はエルゴノミクス(人間工学)に基いたモニターアーム、昇降スタンディングデスク、フィットネスバイクなどオフィス用品を製造・販売しています。

今度弊社の新商品EJ2のレビュー記事に関して問い合わせさせて頂きます。
商品のURL:
https://flexispot.jp/ej2-set.html

商品特徴:

① 無段階昇降
② フルタッチパネルデザイン
③ 頑丈な安定性

少しでもご興味がございましたら是非お気軽にご相談ください。
無償サンプル品を提供いたします。
ご意見をお聞かせいただければ幸いです。

TwitterのDM

商品の特徴を列挙し、興味があれば製品を送るからレビューしてくれとのこと。

その後のDMでレビューに必要な条件として、「2週間以内に記事をアップ」、「記事タイトルにブランド名を入れる」、「記事内に公式サイトのURLを載せる」の3つを指定されました。

レビューの内容には指定がなく、こちらの使用感をそのまま記事にしてくれれば良いとのこと。

時代にあったPRをしているだけ。
『FlexiSpot』に怪しいところは一切なし!

つまりSNSが発達してきた現代にあわせて、ブロガーやYouTuberに製品を提供してコンテンツを作成してもらうことに力を入れているようです。

実際テレビCMやネット広告よりも、ユーザーの意見のほうが信頼できるし、このようなPR方法は間違っていないと思います。

ただあまりにも多くのユーザーが急に『FlexiSpot』を使い始めたことで、「ステマだ!」とか「怪しい」と疑われていたみたいですね。

ってことで忖度なしで容赦なく本音レビューさせてもらいます!

『FlexiSpot E8』の仕様や特徴

本記事で長期レビューするのは、FlexiSpotの中でもハイエンドモデルに位置する「E8」です。

FlexiSpot-E8
FlexiSpot E8
引用元: FlexiSpot公式ホームページ

筆者にとって3台目(1台目: E3を自腹購入、2台目: EJ2を提供レビュー)の電動昇降デスクですが、使用感はミドルレンジと大きく変わらないので「FlexiSpotの電動昇降デスク」のレビューとして捉えてもらって構いません。

『FlexiSpot E8』の仕様やスペック、別モデルとの比較

FlexiSpotの電動昇降デスクの主要モデルとスペックを表にまとめました。

基本的な機能は大きく変わらないので、昇降範囲と耐荷重を基準にモデルを選択しましょう。

スクロールできます
E8E7EJ2EF1
FlexiSpot E8FlexiSpot E7FlexiSpot E2JFlexiSpot EF1
昇降範囲60〜125cm58〜123cm69〜118cm71〜121cm
耐荷重125kg125kg100kg70kg
昇降スピード38mm/s38mm/s32mm/s25mm/s
対応の天板幅120~200cm
奥行60~80cm
厚み≥2cm
幅120~200cm
奥行60~80cm
厚み≥2cm
幅120~200cm
奥行60~80cm
厚み≥2cm
幅100~160cm
奥行50~80cm
厚み≥2cm
USB-A端子
メモリー機能
ロック機能
障害物検知
価格
(脚のみ)
66,000円54,450円41,600円29,700円
保証5年間5年間5年間5年間
購入先AmazonAmazonAmazonAmazon
FlexiSpotの電動昇降式デスクと仕様
価格は2023年1月時点

僕の妻が『EJ2』をメインデスクにしていますが、特に不満なく使えています。

個人的には価格と機能のバランスが最も良いのが『EJ2』かと思います。

『EF1』なら脚と天板のセットでも35,000円ほどなので、さらに低価格で購入できますね。

しかし一般的なデスクの高さが70cmなので、余裕があれば昇降範囲が70cmを切っているモデルを選んでおきたいところです。

『FlexiSpot E8』の特徴

『E8』の上記以外の特徴としては、楕円形の脚部デザインと多機能フルタッチパネルを採用している点です。

楕円形の脚部デザイン

『FlexiSpot E8』はFlexiSpotの自動昇降デスクで唯一、楕円形の脚部を採用しているモデルです。

引用元: FlexiSpot公式ホームページ

角がないので小さな子供がいる我が家でも、安心して使うことができるのは嬉しいですね。

曲線デザインは洋風や和風を問わず、あらゆる環境に馴染みやすいことでも有名です。

多機能フルタッチパネル

『FlexiSpot E8』はハイエンドモデルなだけあって、機能性の高さも魅力的です。

FlexiSpot E8のコントローラーパネル
引用元: FlexiSpot公式ホームページ

搭載している4つの機能を以下にまとめておきます。

USB-A端子

スマホやタブレットなどのガジェットなどへ電源を供給できる。

メモリー機能

デスクの高さを4つまで記憶し、ボタンひとつで昇降できる。

ロック機能

誤作動の防止のため、ロック機能が付いています。

障害物検知機能

昇降に伴い障害物を検知した場合、すぐに動作をストップします。

他メーカーの電動昇降デスクとも比べてみましたが、これだけついてれば十分な性能ですね。

強いて言えば充電端子をUSB Type-Cに統一したい筆者のようなユーザーにとって、USB-A端子は不要。

デスクに端子を搭載している方がレアだけど、欲を言うとUSB-AじゃなくてUSB Type-Cが欲しいよね。

『FlexiSpot E8』の開封レビュー、組み立てが大変

製品の仕様や特徴の紹介はここまでにして、早速開封して組み立てていきます。

『FlexiSpot E8』を開封!パッケージ内容をチェック

脚と天板がそれぞれ別々に梱包されて到着しました。

FlexiSpot E8-box
天板はなんとか持てるけど、脚がめちゃくちゃ重い

届けてくれた佐川のお兄さんが「大丈夫?本当に重いですよ?気をつけてくださいね。」と言うほど重いです!

後ほど仕様を確認したらフレーム本体の重量が32.7kg、梱包重量が36.0kgでした。できるだけ2人で運ぶことをおすすめします。玄関で開封してパーツごとに運ぶのもアリですね。

まずはフレームを開封して並べてみました。

どのパーツも全体的に重さがありますが、デスクを昇降させるためのモーターが内蔵されている支柱がめちゃくちゃ重い。

FlexiSpot E8-Flame
ホワイトとブラックの2色展開ですが、筆者はブラックを選択

同梱されている部品類はこんな感じです。

FlexiSpot E8のパッケージ内容
引用元: FlexiSpot E8 説明書

メーカーは2人での組み立てを推奨していますが、ここは敢えてできる限り1人で組み立てていきます。

『FlexiSpot E8』を組み立てる!最後まで1人ではかなり大変

まずは付属の六角レンチでフレームを組み立てていきます。

FlexiSpot E8-driver
いざ組み立て開始!

パーツがめちゃくちゃ重いので、ここまでくるのに30分ほどかかりました。

腰をやらないように気をつけて組み立てていきます。

FlexiSpot E8-setting1
だいぶデスクっぽくなってきたでしょ?

組み立てたフレームを持ち上げて、裏側に置いた天板の上に乗せます。

フレームを完全に持ち上げないといけないので、2人で持ち上げることをおすすめします。

FlexiSpot E8-bamboo
フレームがめちゃくちゃ重いから気をつけて!

ここからはドライバーで天板とフレームを固定していきます。

筆者が採用した天板は、FlexiSpot純正の竹天板(140cm×70cm)です。

純正天板には数箇所だけ固定用の穴が空いていて、固定位置の目安になります。

bamboo-hole
天板裏には固定用の穴

固定用の穴があるのは数箇所だけなので、ほとんどは自力でネジを絞めなければいけません。

普通のドライバーで組み立てたこともありますが、かなり大変だったので電動ドライバーの使用をおすすめします。

FlexiSpot E8-Xiaomi
Xiaomiの電動ドライバーを使って組み立てます!

手元が明るいし力を入れる必要もないので、電動ドライバーがあってよかったです。

電動ドラはバーは我が家でも使用頻度が低いアイテムですが、年に数回は助けられるので重宝しています。

Xiaomi-driver light
以前、手動ドライバーで作業した時は悪夢をみました。

最後にデスクの端にタッチパネルを取り付けて、コードを接続します。

FlexiSpot E8-controller
タッチパネルを任意の場所に取り付ける

ようやくデスクが完成!フレームを天板に乗せるところを除いて、ほとんど1人で組み立てました。

組み立てにかかったのは、1時間30分ぐらいでした。

FlexiSpot E8-finish
疲れたけどなんとか完成!

今まで使っていたFlexiSpot E3の角ばったデザインから、新しい楕円形のデザインになって部屋に馴染みやすくなった気がします。

早速メインデスクと入れ替えて、『FlexiSpot E8』に外部モニターモニターライト傾斜台といったお気に入りのデスクアイテムを設置してみました。

FlexiSpotの電動昇降デスクをセッティング
うん、良い感じ!

この竹天板が良い風合いを出してて、かなりオシャレなんですよね。

FlexiSpot純正の天板でこのクオリティをだせるなら、個人的には大満足ですね。

コスパもかなり良い天板だと思います。

FlexiSpot の使用感(長期レビュー)

ここからは筆者が2年ほどFlexiSpotの電動昇降デスクを使って分かった、良いところメリット)と残念なところデメリット)を紹介していきます。

FlexiSpotの電動昇降デスクの良いところ(メリット)

まずは実際にFlexiSpotの電動昇降デスクを使って感じた良いところをまとめました。

FlexiSpotの電動昇降デスクのメリット
  • 記憶した高さにワンタッチで昇降
  • 立って作業する恩恵が大きい
  • 意外と昇降音が静か
  • 子供の手が届かない

この4点について詳しく述べていきますね。

記憶した高さにワンタッチで昇降

FlexiSpotの電動昇降デスクは、最大4つの高さを記憶させておけるメモリー機能が搭載されています。

FlexiSpot E8-controller
右の4つボタンに高さを記憶させられる

あらかじめ自分にあった高さを記憶させておけば、シームレスに座位→立位へと姿勢を変えることができます。

ボタンひとつで高さを調整できるのが予想以上に快適で、僕としてはとても重宝している機能です。

立って作業する恩恵が大きい

筆者はスタンディングデスクを使っているとはいえ、座って作業している時間が8割を超えています。

FLEXISPOT-自動昇降式デスク-座位
ほとんどは座って作業

それでも立って作業する恩恵が僕にとって大きいのも事実なんです。

FLEXISPOT-自動昇降式デスク-立位
短時間でも立つことに意味がある。

実際に立って作業することで僕が実感したメリットがこちら。

集中力が途切れない

集中力が途切れそうになると、椅子から立って身体を伸ばしたくなりますよね。

でも僕の場合は”立ったついでにデスクから移動“しちゃうことも多くて、作業が止まりがちでした。

スタンディングデスクなら、立ってストレッチしながら作業することも可能。

身体をリフレッシュしつつ作業できるのは、僕にとってメリットでした。

思考を変えられる

姿勢が変わると視界も変わるので、頭をリフレッシュできます。

アイデアや考えに行き詰まったときに、立って作業すると意識的に思考を変えられておすすめ。

姿勢を変えることで頭の中のスイッチをつけかえるイメージですね。

身体的な疲労が減る

座りっぱなしの時間が減るので、腰や肩首が硬まるのを防いでくれます。

肩や首の位置が変わるので、1時間に5〜10分立って作業するだけでも疲れにくくなった印象がありますね。

立って作業する時間が短くても、感じる恩恵が大きいので満足度も高いですね。

意外と昇降音が静か

大型のデスクを昇降させている割には、意外と昇降音が静かなのも嬉しいポイント。

夜中に昇降させても全く問題ないし、それで子供が起きてしまったこともありません(本記事の執筆中も何度か昇降させていますが、子供は隣の部屋でぐっすり寝ています)。

実際にデスクを昇降させている動画を貼っておくので、ぜひご覧くださいませ。

子供の手が届かない

好奇心旺盛の3歳児でも、高さを上げておけばデスク上には触れられません。

気づかないうちにデスクを触られてしまうことがないので、すごく助かっています。

デスク上にはハサミや段ボールカッターなどが置いてあることも。

危険物から子供を守るためにも、作業を終えたら意識的にデスクの高さを上げるようにしています。

FlexiSpotの電動昇降デスクの残念なところ(デメリット)

実際にFlexiSpotの電動昇降デスクを2年使ってきて感じたデメリットがこちら。

FlexiSpotの電動昇降デスクのデメリット
  • デスクが重すぎる
  • 配線や障害物に注意が必要
  • 引き出しがない

上記3点について、ひとつずつ詳しく述べていきますね。

デスクが重すぎる

ただ何度か前述しておりますが、とにかくデスクが重すぎるんですよね。

ちょっと動かして掃除をするだけでも、まあまあ大変です。

引きずったら重すぎて床にキズがつきそうだし、持ち上げるにも1人じゃ持ち上がらないし……….。

この重ささえどうにかなれば、不満の8割は解決するんですけどね。

純正のキャスターも売ってるみたいですが、コレをつけるためにデスクをひっくり返さないといけないので足踏みしています。

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配線や障害物に注意

デスクが上下するので、デスク周りの配線や障害物には十分注意が必要になります。

障害物検知機能がついているとはいえ、当たってから止まるので何かしらの事故につながる可能性もあります。

配線では僕も何度かやらかしそうになっただけに、しっかりと長さをとって対策しておくべきでしょう。

引き出しがない

デスク本体に収納がついていないので、自分でDIYするかデスク周りに収納ボックスを置くなどの工夫が必要です。

ネジで取り付ける引き出しもラインナップされいてますが、僕が採用している竹天板には非対応。

僕はデスク周りの収納として『Fellows バンカーズボックス』を使って、引き出しがないのを補っています。

バンカーズボックス
ミニマルな収納ボックス

バンカーズボックスは、オシャレでどんな部屋のも合うので、重宝している収納です。

まとめ: 作業のあり方を変える電動昇降デスク!

コスパ抜群の電動昇降デスク『FlexiSpot E8』をレビューしました。

◎良いところ
  • 立って作業する恩恵が大きい
  • ボタンひとつで高さを調整
  • 昇降範囲が広い
  • 相場の半額でも購入できる
  • 5年間の製品保証
△気になるところ
  • 移動や組み立てが大変
  • 配線や障害物に注意
  • 引き出しがない

子供の勉強机として購入すれば、一生モノのデスクになるのも嬉しいですね。

筆者が初めて電動昇降デスクを購入してから2年経ちますが、定期的に立って作業することのメリットを最大限に感じています。

相場よりかなり安くてコスパも良いので、ぜひ検討してみてください。

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desktour

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デスクに傾斜をつける「ANGLE10」や姿勢サポートクッションの「Style SMART」といった電動昇降デスクと相性抜群の疲労軽減グッズも紹介しています。

ほかにも気に入るアイテムが見つかると思うので、ぜひチェックしてみてください。

記事の内容に関わらずご質問や感想をいただける方は、コメント欄もしくはTwitter(@Number84M)よりご連絡ください。

flexispotの電動昇降デスクを長期レビュー

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