ここ数年でキャッシュレス決済が浸透し、現金を使う頻度が激減した人も多いでしょう。
筆者もその1人で、長財布からコンパクト財布に乗り換えました。コンパクト財布は、必要最低限のカードや現金をミニマムに持ち運べるので、現代のライフスタイルに見合ったアイテムだと思います。
ちょっした買い物なら
コンパクト財布でさえ持ちたくない
最近はスマホ決済でほとんど解決しちゃうので、現金は疎かカードを出すことさえない。なのでスーパーやコンビニなどちょっとした買い物に行くとき、コンパクト財布すら持ち運ぶのが億劫なんですよね….。
キャッシュレス決済が快適すぎるが故のワガママな悩みっすね。
免許証のためにしょうがなく財布を持ってますが、なるべく身軽に外出したいところ。
キャッシュレス決済が浸透した現代にタイミング良く登場したのがiPhoneに搭載された「MagSafe」です。
“MagSafe”は、iPhone 12シリーズから本体背面に内蔵されたマグネットで、充電器や対応するアクセサリをiPhoneにピタッと張り付けられる汎用性高い機能ですね。
特にキャッシュレス時代の今にピッタリのアイテムがこちらの「MagSafe対応iPhoneレザーウォレット」。
マグネットでiPhone背面にピタッと張り付くカードケースで、ミニマルにカードを持ち運ぶことが可能。コンパクト財布でさえ持ち運びたくない人には、ちょうど良いコンセプトである。
◎良いところ | △残念なところ |
抜群の高級感 | 価格が高い |
丁寧な作り | iPhoneに装着したまま カードを取り出せない |
1枚でもカードがずり落ちない | ケースを選ぶ |
スキミング防止 | タッチ決済やSuicaに非対応 |
磁気不良にならない |
筆者が実際に “MagSafe対応iPhoneレザーウォレット” をしばらく使ってみた印象はこんな感じ。
メリットもあればデメリットもあって、即購入する「買い」のアイテムではなく、自分のライフスタイルに合うかを検討して購入することをオススメしたい。
それでは詳しくみていこう。
MagSafe対応 iPhoneレザーウォレット
冒頭でも軽く述べましたが、今回紹介・レビューするアイテムは、Apple純正の『MagSafe対応iPhoneレザーウォレット』。
とてもシンプルかつ小型なパッケージで、開封時にはApple純正のワクワク感が高まった。
非常に高級感ある手触りで、本革特有の匂いはない。純正レザーケースのように上質かつ丁寧な作りといった印象。
Appleロゴマークのエンボス加工が背面中央に施され、Appleファンの所有感を満たしてくれる。どの角度からみても安っぽさは全くなく、高級感が滲み出ている高品質なアイテムだと思う。
ちょうど手に収まるぐらいのサイズ感で、クレジットカードにピッタリのウォレットだ。
本体背面には、穴が空いていて「グッ」と親指でカードを押し出すことでカードを取り出す仕様。
iPhoneに装着したままでは、カードを取り出すことができないので、「使わないけど持ち運ぶ必要がある」免許証などのカード類を持ち運ぶのに重宝するかと思う。
カードを上面に固定! 1枚でも落ちない
購入時に入っていた厚紙を取り出して、クレジットカードを1枚収納してみた。
よ〜く見てみると、内腔の横幅が底面にいくほど広くなる設計で、カードが内腔の上面に固定されているのが分かる。
通常のカードケースは、内腔の「厚み」でカードを固定するが、Apple純正レザーウォレットは、収納する枚数が少ない時には内腔の「幅」、枚数が増えると内腔の「幅+厚み」でカードをホールドしてくれる。
実際、収納枚数が1枚でも固定力は十分しっかりしていて、カードが落ちてくることはない。デザインや素材だけでなく、細かいところまで丁寧に作り込まれていて好感が持てます。
収納枚数は3枚までだが…
収納枚数 | カードの取り出し |
1枚 | 実用レベル |
2枚 | |
3枚 エンボス加工なし |
|
3枚 エンボス加工1枚 |
ちょっと大変 |
3枚 エンボス加工2枚 |
かなり大変 |
3枚 エンボス加工3枚 |
“MagSafe対応iPhoneレザーウォレット” の収納枚数は3枚までだが、クレジットカードのようなエンボス加工がされていて、文字が浮き出ているカードには注意が必要。
もし3枚カードを収納したい場合、エンボス加工されたカードは1枚まで(できれば0)に抑えておきたい。
シールド機能で磁気カードにも対応! カードの向きには注意
“MagSafe対応iPhoneレザーウォレット” には、シールド機能が備えられているので、クレジットカードのように「磁気ストライプがあるカード」も安全に収納することが可能。
磁気ストライプのある面を表にして収納するのが正しい収納方法である。
これを間違えると磁気不良を起こす可能性があるので注意しておきたい。
MOFTは磁気カードに対応していない
「MOFT Snap-On iPhone12シリーズ専用スタンド」にもカードを収納することが可能だが、実は “磁気カードに非対応” という落とし穴がある。
※ 磁気カードを近づけると、磁力によりカードの磁気が破損する恐れがあります。ICカードには影響はございません。
MOFTの商品紹介ページより引用
このように公式ページにも磁気カードに対応していない旨が明記されています。磁気カードを持ち運びたい人は、MOFTではなくApple純正の “MagSafe対応iPhoneレザーウォレット” を選んでおいた方が無難である。

「探す」機能に対応して再登場したレザーウォレット
iPhone 13と同時に発表された新しいレザーウォレットは、安全なNFCチップが内臓され「探す」機能に対応した。
iPhoneからレザーウォレットが離れた時に通知を受け取ったり、レザーウォレットの位置情報をiPhoneで確認したりできるので、紛失防止にはうってつけの機能である。
僕が持っているレザーウォレットは、iPhone 13シリーズの発表前に購入したモノで、残念ながら「探す」機能には未対応。
ただレザーウォレット自体に通信を行う機能はなく、あくまでiPhoneから外れた場所を記録するだけで、対応するケースも限られるので実用性は低いだろう。
タッチ決済には非対応
レザーウォレットにカードを収納した状態でタッチ決済を試みましたが、残念ながら使えませんでした。Suica等の交通系カードも同様で、一度取り出してから使用する必要があります。
とは言え、タッチ決済ができる店舗であればApple Payにも対応していることが多く、実際に困ることは少ないかと思う。
iPhone 12 miniにレザーウォレットを装着
“MagSafe対応iPhoneレザーウォレット” をiPhoneに装着すると、iPhone側もレザーウォレットを認識し、専用モーションが表示される。ただマグネットで装着しているだけではなく、iPhoneのMagSafeと対応アクセサリがお互いを認識しているようである。
今回はレザーケースをつけたiPhone 12 miniに “MagSafe対応iPhoneレザーウォレット” を装着してみた。
“MagSafe対応iPhoneレザーウォレット” のサイズは、幅63mm × 高さ95mm × 厚さ7mmで、iPhone 12 miniや13 mini(幅64.2mm)とぴったりの幅で一体感がある。
厚みが増して持ちにくくなると思いきや、実際に持った感じは全く違和感なく、予想以上にしっくりきた。
極薄ケース: フロストエアでも問題なく利用できる
僕が気に入ってる薄くて軽いサードパーティ製のiPhoneケース「フロストエア」でレザーウォレットを試してみる。
実際に「フロストエア × レザーウォレット」の組み合わせでしばらく使ってみたが、ほとんど問題なく利用できている。
もちろん純正ケースよりは磁力が弱くズレやすくなるが、レザーウォレットが落下したり、カードが落ちたりすることはなかった。

筆者の使い方:クレジットカードと運転免許証
僕が “MagSafe対応iPhoneレザーウォレット” を購入した最大の理由は、「運転免許証の持ち運び」です。
最近はほとんどの買い物をApple Payで支払っていて、免許証を持ち運ぶために財布を持っていたようなもの。
ちょっとした外出なら保険証もいらないし、免許証+クレカ1枚さえ持ち運べればOKってスタンス。
iPhone+レザーウォレットだけでの外出を始めて荷物が減ったので、かなり快適になりましたね。ちょっと高かったけど、買って正解だったと思います。
まとめ:時代にあったミニマルウォレット
Apple純正の “MagSafe対応iPhoneレザーウォレット” を紹介しました。最後にメリットとデメリットを振り返っておきます。
◎良いところ | △残念なところ |
抜群の高級感 | 価格が高い |
丁寧な作り | iPhoneに装着したまま カードを取り出せない |
1枚でもカードがずり落ちない | ケースを選ぶ |
スキミング防止 | タッチ決済やSuicaに非対応 |
磁気不良にならない |
個人的には価格以外のデメリットは、そこまで問題ないものばかりで、ちょっと高かったですが買ってよかったなと思っています。
製品自体が良いモノであるのは間違いないので、興味がある方はぜひ検討してみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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