インターネットを介して自宅の設備をスマホなどで操作するスマートホームは、技術が発達してきた近年におけるトピックスになっています。スマートホームを活用すれば、持ち家でも賃貸でもワンランク上の快適さで生活できます。
- TVやエアコン等の家電をスマホで操作
- カーテンの自動化、遠隔操作
- 照明のスイッチをスマホで操作
- 鍵を使わず解錠/施錠する
どれもとても便利な機能ですが、中でも特に重宝しているのが「鍵いらずで解錠/施錠できるスマートロック」。
スマホやスマートウォッチだけでなく、指紋やパスワードでも鍵を開けられるし、鍵の閉め忘れを外出先から確認することもできる。スマートロックを使い始めたときは、「賃貸アパートでもこんな暮らしができるんか!」と感動したんですよね。
ただ最新技術を使ったアイテムなだけに、今までのスマートロックには不満点もありました。そんな筆者がようやくスマートロックの完成形だと思えたのが、大手スマートホームメーカーSwitchBot(スイッチボット)の「ロックPro」。
筆者がSwitchBot ロックProを試してみて、前モデルの不満点を感じさせない「Pro」の名に恥じない仕上がりを実感しています。
本稿ではようやく完成形となったスマートロック「SwitchBot ロックPro」のレビューを執筆していきます。
- 解錠/施錠の速度が向上
- ワンタッチで解錠/施錠
- 防犯機能が充実
- 指紋やパスワードでの解錠が便利
- 外出先からでも操作可能
- 貼り付け跡が残りにくい
- 単三電池で動く
- 剥がすのが大変
- 価格が高い(→コスパは良いので、必要経費)
提供:SwitchBot
※記事の内容に対するメーカーの関与はありません。
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従来のスマートロックの問題点
筆者は「SwitchBot スマートロック」とSESAME 4を使用した経験があります。それぞれに共通して感じた不満点をまとめてみました。
- 鍵が開くまでにタイムラグがある
- 取り付けが一発勝負
- 家庭では使わない電池を使用
上記3つの不満点について、簡単に紹介しておきますね。
鍵が開くまでのタイムラグ
スマホ等で操作してからスマートロックが動いて解錠するまでに、若干の間が生じます。わずかなタイムラグなので大きな問題には感じていませんが、使っていてモヤっとすることが多かったです。待てなくはないけど、ちょっとモヤっとする感じ。
取り付けが一発勝負
スマートロックは、強力な両面テープで玄関ドアに固定するのが一般的。貼り直しが効かないので、サムターンの中心に一発で貼り付けなければいけません。
スマートロックとサムターンの回転軸がズレた状態で長期間使うと故障の原因になります(実際に壊してしまった経験あり)。それゆえサムターンとの適合性や設置の簡単さも重要なポイントになるでしょう。
家庭では使わない電池を使用
スマートロックには、カメラ用のリチウム電池「CR123A」が使われます。我が家ではこのモデルの電池をストックしていないので、スマートロックのために電池を購入してました。よく使われる乾電池よりもちょっぴり高額なのも残念でした。
「ロックPro」は、問題点の改善+αの性能です!
もちろん前モデルの「SwitchBot ロック」も非常に優秀。よりコスパを求める方は、前モデルを購入するのをオススメします!
SwitchBot ロックProの仕様や特徴
SwitchBotらしくない黒一色のシックな箱で到着しました。今までレビューしたSwitchBot製品は、ブランドのメインカラーである白と赤の箱ばかりでした。ロックProは、ブランドとして初めてのProモデルなので、他製品と差別化されているのかもしれません。
本製品の主要な特徴をまとめてみました。
- 変幻自在のアタッチメントでサムスターンを確実に把持
- 99%のサムターンに対応
- 単三電池で動く
- 予備バッテリー搭載の充電バッテリー(別売)
- 動作スピードが前モデルの2倍
- 解錠の手段が豊富
- Matter対応
どの家庭にもある単三電池で動き、解錠のスピードも改善しています!アタッチメントも改良され、確実にサムターンを把持できるようになりました。
SwitchBot ロックProが前モデルより優れているのは明らかで、特徴を見ているだけでワクワクしてきます。
パッケージ内容
同梱されていた付属品をまとめました。
- SwitchBot ロックPro本体(電池付き)
- 固定補強テープ
- プラスドライバー
- 両面テープ(予備)
- ネジ × 3(予備)
- 磁石
- クリーニングティッシュ
- 接着促進剤
- 取扱説明書
前モデルのSwitchBot ロックには、固定補強テープや接着促進剤が同梱されていませんでした。本モデルから貼り付けへのサポートが手厚くなりましたね。
もしもの時のために、予備のパーツが入ってるのも助かります。
本体デザイン
こちらがSwitchBot ロックProの実機です。黒一色の高級感あるデザインに仕上がっています。前モデルには持ち手が搭載していましたが、本モデルでは持ち手を廃止し、玄関の内側からワンタッチで解錠/施錠できるように進化しました。
マグネットのフタを外すと、中からバッテリーケースが登場。
バッテリーケースには、単三電池が4本入ります。今まではあまり使うことがないCR123Aリチウム電池を採用していただけに、単三電池で動くのは嬉しいポイント!
ドアに貼り付ける側はこんな感じ。あらかじめ両面テープが付いていて、すぐに取り付けられるようになっています。
サムターンを掴むためのアタッチメントは簡単に取り外せる仕様です。
アタッチメントの側面にはネジがついていて、プラスドライバーでサムターンのつかみ口のサイズを調整します。
つかみ口の調整幅は0〜23mm。アタッチメントの自由度が広がり、より確実にサムターンを把持できるようになっています。
安定性が向上したのは嬉しい!
SwitchBot ロックProの使用感をレビュー
実際に筆者が本製品を試して分かった使用感をまとめました。
- 設置が簡単になった
- ワンタッチでの解錠/施錠が便利すぎる
- 解錠/施錠の動作が速くなった
- 解錠方法が豊富
- 防犯機能が充実
- 剥がすのは大変だが、跡は残りにくい
Proの名前がつくだけに、「SwitchBot ロック」より遥かに進化していました。使ってみてとても気に入っているので、上記の4点を中心に使用感を紹介していきますね。
設置が簡単になった
従来のスマートロックは、”サムターンをつかむ”タイミングと、”スマートロックを貼り付ける”タイミングが同時だったので、サムターンの中心にスマートロックを設置するのが難しかった。
サムターンの回転軸とスマートロックの回転軸が微妙にズレたまま使うと、モーターが故障してしまうことも(これでSESAMEのスマートロックが数ヶ月で壊れました)。
一方本モデルでは、アタッチメントを取り付けた後にスマートロックの本体を貼り付けます。ロックの貼り付け前ならアタッチメントをつけなおせるので、確実にサムターンの中心をとらえることが可能。
サムターンの回転軸とスマートロックの回転軸がズレにくいので、故障するリスクは一般的なスマートロックより低いでしょう。
アタッチメントの位置が決まったら、ロックProと壁までの距離を調整します。
ロックProの貼り付け後には、粘着力を高めるために付属のテープで48時間押さえつけます。
両面テープが強力で前モデルも外れたことがないので、僕は接着促進剤を使わずに貼り付けました。
ワンタッチでの解錠/施錠が便利すぎる
玄関の中からワンタッチで解錠/施錠できるので、スマートロックの持ち手を”捻る”動作が不要になりました。
押すだけでスマートロックが動作するので、何かが当たった際に意図せず鍵が開いてしまうのを懸念される方もいるでしょう。しかし割としっかりめに押す必要があるので、ちょっと当たった程度で誤作動を起こすことはなそうです。
解錠/施錠の動作が速くなった
SwitchBotによると、ロックProでは回転速度と鍵を回す力が2倍になったとのこと。両者の動作を比較した動画をみても、ロックProの方が1テンポ速く解錠できているのが分かります。
実際にロックProを使っていても、解錠/施錠までの速度が体感的に早いですね。ロック(前モデル)では、鍵が開くまでのタイムラグにモヤっとしていたので、動作スピードの向上は最も嬉しいアップデートでした。
解錠方法が豊富!
ロックProを解錠/施錠する手段は、合計15通りもあります。
Apple WatchやSwitchBotアプリで操作できるのはもちろん、ウィジェットでも操作が可能。
スマートホームの共通規格であるMatterにも対応しているので、Appleのホームアプリでも操作できます。
後述する指紋認証パッドがあれば、もっと便利に解錠できるよ!
防犯機能が充実
解錠や施錠の履歴を確認、鍵の閉め忘れ通知など、防犯に役立つ機能が豊富な点もメリットでしょう。
筆者はSwitchBotのスマートロックに乗り換えて1年以上経ちますが、鍵の閉め忘れ通知に何度も助けられています。
意図的に鍵をかけていないときは、通知が面倒に感じることもありますが、単純に忘れていることも多いので、鍵のかけ忘れの予防になって重宝しています。
履歴からは家族の外出や帰宅の時間も分かるし、不審者の侵入がないかを確認にも役立ちます。解錠/施錠の便利化だけでなく、防犯対策としても優秀なスマートロックだと感じています。
剥がすのは大変、跡は残りにくい
ロックProを玄関ドアに貼り付けるために、今まで使っていたロックを剥がしました。強力な3M両面テープで貼り付いていたので、剥がすだけでも結構大変でした。
しかし貼り付け跡は最小限で、賃貸住宅でも十分使えるレベルだと思います。実際にアパート時代にも僕はSwitchBot ロックを使っていて、退去時に追加で費用をとられることはありませんでした。
剥がした直後は多少の貼り付け跡が残りますが、掃除すれば綺麗になるのでオススメです。
貼り付け跡は、ハンドクリームで綺麗になるよ!
ツインロックで2台を連動させて使える!
ツインロック機能を使えば、2台のロックProが連動して動きます。なので玄関ドアに2つの鍵穴があっても、1回の操作でどちらも解錠/施錠することが可能。
ワンタッチで両方の鍵が動いてくれるので、鍵を2回挿し込む必要がなくて重宝しています。
指紋やパスワードで鍵を開ける「指紋認証パッド」が便利!
オプションアイテムの「指紋認証パッド」は、スマートロックの真価を発揮するためのマストアイテムです。
指紋認証パッドを使えば、登録した指紋やパスワードで玄関の鍵を開けることができます。指紋は100人まで登録でき、誰の指紋で解錠したかを確認することも可能。
付属のカードキーでも解錠もできるので、子供に持たせても便利です。万が一、カードキーを紛失してしまっても、登録を削除して解錠できないように設定できるので安心ですね。
施錠がワンタッチになったり、親戚などのためにワンタイムパスワードを発行したりもできます。ロックProの使用感を大きく向上させるアイテムなので、僕自身もめちゃくちゃ重宝しています。
ハブ 2と連携すれば、外出先からも操作可能に!
SwitchBot ロックProをハブ機能をもつ製品(ハブ2・ハブミニ・シーリングライトプロのいずれか)と連携することで、外出先からスマートロックを操作したり、鍵の状態を確認したりできます。
外出先から鍵を閉めれるので、もし鍵を閉め忘れてもすぐに施錠が可能。
ハブ2とハブミニの選び方は、下記を参考にしてみてください。
- スマートリモコンとハブ機能があればOK → ハブミニがおすすめ!
- 部屋の温度/湿度も測定したい → ハブ2がおすすめ!
SwitchBotスマートホームの必須級アイテムなので、どちらか購入しておくと良いでしょう。
どちらもスマートリモコンが便利だよ!
まとめ:Proの名を掲げ、完成形となったスマートロック
本稿でレビューしてきたSwitchBot ロックProは、今までのスマートロックで感じた不満点を改善し、さらなる進化を遂げていました。
記事の最後にロックProの特徴を振り返っておきます。
- 解錠/施錠の速度が向上
- ワンタッチで解錠/施錠
- 防犯機能が充実
- 指紋やパスワードでの解錠が便利
- 外出先からでも操作可能
- 貼り付け跡が残りにくい
- 少し残るが、アパート退去時にも問題なし
- 単三電池で動く
前モデルよりかなり進化しているので、ようやく「スマートロックの完成形が出てきたな」という印象。特に解錠や施錠のスピードが上がった点と玄関の中からワンタッチで解錠/施錠できるようになったのが大きかったですね。
スマートホーム業界をリードするメーカーだけあって、流石としか言いようがないな。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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