iPhone 12シリーズに初めてMagSafeが搭載され、大きな話題になったのは記憶に新しい。MageSafeはiPhoneの内部充電コイルの周りに内蔵された磁石のことで、他のMagSafe対応のアクセサリーをシームレスにiPhoneへ固定できます。
そこで本稿では、MagSafe対応アクセサリーの王道「MOFT Snap-On スマホスタンド-Magsafe対応」をレビューしていきます。
MagSafeに対応したことで、スマホに直接貼り付ける必要がなくなり、非常に魅力的なアイテムだと思います。
実際に「MOFT Snap-On スマホスタンド-Magsafe対応」を購入して使ってみた印象はこんな感じ。
- マグネットでつけ外し
- スマホを3通りの置き方ができる
- カラバリが豊富
- カードウォレット、スマホリングとしても活用できる
- マグネットが強力
- 磁気カードを収納できない
- iPhoneが少し嵩張る
- MagSafe非対応のケースでは使えない
本製品には、初期モデルである”通常版”と磁力や耐久性が強化された”耐久強化版”の2種類がラインナップしています。この記事では「Snap-On スマホスタンド」の特徴や使用感、通常版と耐久強化版の違いについてまとめていきます。
通常版と耐久強化版の仕様の違い
両モデルの違いを箇条書きでまとめました。
- 価格: 通常版 < 耐久強化版
- マグネットの強度: 通常版 < 耐久強化版
- 本体の重さ: 通常版 < 耐久強化版
- 素材
- 通常版: ヴィーガンレザー
- 耐久強化版: MOVASレザー
- カードの収納枚数
- 通常版: 3枚
- 耐久強化版: 2枚
通常版の磁力は他のMagSafeアクセサリーと比べてもちょっと弱いので、安全性に不安が残りました。新たに登場した耐久強化版は、他のMagSafeアクセサリーよりも磁力が強く、安全に使えています。
通常版と耐久強化版で迷ったら下記を参考に検討してみてください。
- デスクの上だけで使う
- 装着したまま持ち運ばない
- 質感や耐久性より価格を重視したい
- 少しでも軽い方がいい
それでは詳しくレビューしていきます。
MOFT Snap-On スマホスタンド-Magsafe対応(通常版/強化版)を開封レビュー
前述したとおり、MOFTのSnap-Onスマホスタンドには、通常版と磁力や耐久性が強化された強化版の2種類がラインナップしています。
両モデルのデザインや仕様を比較しつつ、開封レビューをしていきます。
デザイン
両モデルのサイズはほぼ一緒で、外観もぱっと見だと区別がつきません。
よーくみてみると、MOFTのロゴマークが微妙に違います。
内側面(iPhoneにくっつける側)は、強化版にのみマグネットマークがついています。
どちらも本体が自立するスマホスタンドで、みやすい角度にiPhoneを固定してくれます。
Snap-OnスマホスタンドをiPhone 15 Proに装着してみました。上下左右ともに若干のゆとりがあっていい感じですね。
続いてiPhone 13 miniに装着してみました。スマホスタンドとiPhone 13 miniの横幅がほぼ同じ(65.5 mmと64.2mm)で、ぴったり収まっています。
特に強化版は、同じ素材できたMOVASTM レザーケースと相性抜群で、デザイン的にも使いやすくてオススメ!
薄くてサイズアップしないのが嬉しい!
仕様:通常版と強化版の違いは、重さと磁力
参考までに公式ホームページから仕様を引用しておきます。両モデルの大きな違いは、重さと磁力になります。
通常盤 | 強化版 | |
---|---|---|
サイズ | 96mm × 65mm | 96mm × 65mm |
厚み | 5.4mm | 6mm |
重量 | 43g | 60g |
磁力 | A+ | A++ |
素材 | ヴィーガンレザー | MOVASヴィーガンレザー |
カード収納 | 最大3枚まで | 最大2枚 |
スタンド | 縦置き: 60度 横置き: 45度 フローティング | 縦置き: 60度 横置き: 45度 フローティング |
まずは重さからみていきましょう。筆者の手元にあるモデルの重さを比べてみたところ、通常版が41g、強化版が60gでした。約20gの差があって、実際に持った感じも全然違います。
続いて通常版と強化版の磁力を比べてみました。
- 通常版:軽く振るとiPhoneが落下
- 強化版:強めに振るとiPhoneが落下
マグネットの強度は、通常版ですこし弱く、強化版で強すぎると感じています。強化版のほうが重たいので、どちらを選ぶかは悩みどころでしょう。
僕は磁力を重視したいので、強化版をオススメしたい!
MOFT Snap-On スマホスタンド-Magsafe対応の長期使用レビュー
ベストセラーのスマホスタンドなので、実際に使ってみても性能への不満はありませんでした。
なので装着している時間が長い方は磁力や耐久力を重視して強化版を。使う時だけ装着する方は価格や重さを重視して通常版を選ぶのが良いでしょう。
それでは使用感について詳しく紹介していきますね!
縦にも横にも置ける!動画視聴はフローティングモードが便利
縦置きの角度はユーザーの目線にピッタリあう60度になっています。スマホを覗き込む必要がなく、自然とディスプレイを見れるので重宝しています。
iPhoneがこっちを向いているので、「ついつい触ってしまう」といった思わぬデメリットも…..笑
横置きの角度は45度で、縦置きよりちょっと緩やかです。
個人的には横置きで使うことはほとんどなく、動画視聴などは浮かせて固定するフローティングモードを使っています。iPhoneを浮かせて横向きに固定できるので、目線が上がって動画視聴にもピッタリなんですよね。
カードが入るウォレットスタンド
「MOFT Snap-On スマホスタンド-Magsafe対応」はカード収納スペースが設けられていて、最大で3枚までのカードを収納できます。
最大3枚といってもエンボス加工がされているカードは1~2枚が限界ですね。
ICチップが搭載されたカードの収納には問題ありませんが、クレカのような磁気カードを収納すると磁気不良の原因となるので注意が必要です。
一方、Apple純正のレザーウォレット(廃盤)やファインウーブンウォレット(現行モデル)には”シールド機能”が搭載されていて、磁気カードの収納にも対応しています。MOFTに比べるとちょっと値段が張りますが、作りも精密でクレカも持ち運べるので重宝しています。
スタンドとして使いたいならMOFT、カードを持ち運びたいなら純正レザーウォレットを選ぶといいでしょう。
スマホリングとして活用できる
「Snap-On スマホスタンド」の隙間に指を入れて持てば、スマホリングのような使い方もできます。
スマホをグリップしやすくなるだけでなく、小指への負担を軽減できます。”スマホ小指” という単語ができたぐらいなので、スマホを長時間つかう方には助かる仕様でしょう。
マグネット装着型で”必要なときだけつける”が成り立つ
MagSafeアクセサリーなので簡単に取り外しできるのが本製品の最大のメリットです。
常にくっつけておく必要はないので、「スマホはできるだけコンパクトに」という方でも使いやすいのは嬉しいですね。
個人的にも軽くて持ち運びしやすいiPhone 13 miniを選んでいるので、端末のコンパクトさを損ねないのは魅力的です。
レザーケース、スマホストラップとの組み合わせが最高!
MagSafe非対応の超薄型ケースでも使えなくはないですが、磁力ダウンは逃れられません。安全につかうためにもMagSafeに対応したiPhoneケースを使うことを選んでおきましょう。
MOFTは、Snap-On スマホスタンドと同素材でできたMOVASレザーケースも発売しています。
MOVAS レザーケースは、高級感があるだけでなく機能性も抜群。ケース内側にストラップフックを貼り付けることで、MOFTのスマホストラップを装着できます。
レザーケース、スマホストラップ、スマホスタンドは、MOFTのスマホグッズ三種の神器といっても良いぐらい便利なアイテムたちです。
デスク上での使用だけでも十分買う価値がある!
できるだけスマホをコンパクトに持ち運びたい人でも、MOFTは十分買う価値があるアイテムです。実際に僕もMOFTをつけずに外出することがほとんどで、デスク専用のスマホスタンドとして使っています。
定位置はスマホではなく、なんとワークスペースのデスク脚。作業するときだけ使うという贅沢ですが、それでも僕はMOFTを重宝しています。
充電しながら使うならSnap スタンドパワーセット
Snapスタンドパワーセットは、Snap バッテリーパックとSnapスマホスタンドのセットパッケージ。
Snapバッテリーパックは、スマホスタンドと併用できるモバイルバッテリーで、まさにMOFTのためのモバイルバッテリーと言えるでしょう。
スマホスタンドを使いながら充電できないという弱点を克服できるので、重宝する方も多いアイテムだと思います。
ライバルはbeak mag
本記事でレビューしているMOFTは、間違いなくスマホスタンドの王者です。ただライバルがいない訳ではありません。
最近登場した「beak mag」は、まさにスマホスタンドのダークホース。
MOFTの通常版と強化版の中間ぐらいの磁力を保ちつつ、41gの軽さを実現しています。デメリットはMOFTより厚みがあるところ。
薄さを重視したいならMOFT(強化版)、軽さを重視したいならbeak magを選ぶのが良いと思います。
まとめ:MagSafeに対応してスマホスタンドの完成型となったMOFT
MagSafeでiPhoneの背面にピタッとくっつく「MOFT Snap-On スマホスタンド-Magsafe対応」をレビューしました。
- つけ外しが簡単
- スマホを3通りの置き方ができる
- カラバリ豊富
- カードウォレット、スマホリングにもなる
- マグネットが強力
- 磁気カードの収納には非対応
- iPhoneのサイズや重量が上がる
- MagSafe非対応のケースでは使えない
これぞMagSafeアクセサリーの最適解といったアイテムで、iPhone 12シリーズ以降を使っている方にはぜひ試していただきたい製品です。従来品のように貼り付けなくていいので、必要に応じてスマホから取り外せるのが魅力的ですよね。
少なくてもひとつ持っていて損しないアイテムなので、興味がある方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
別モデル:MOFT 七変化マルチスタンド
「MOFT 七変化マルチスタンド」は、高位置にスマホを固定できるスマホスタンドです。
本稿でレビューしたSnap-Onスマホスタンドより重いので、常にiPhoneに貼り付けておくのには向きません。
デスク上だけでの利用やiPhoneとは別々に持ち運ぶ方には、Snap-Onスマホスタンドよりおすすめできるでしょう。
詳細は関連記事でレビューしていますので、本稿とあわせてご覧ください。
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